この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第596号)
***********************************************
駐車地点9:30 登山口9:45 鉄塔跡10:25 竜山山頂(小休止)11:00 出発11:25 379mピーク11:55 法師峠12:10 鉄塔巡視路 讃岐坂出線66番鉄塔(昼食)12:40 分岐13:15 大高見峰13:30 分岐 小高見峰14:00 阿弥陀越14:35 猫山(小休止)15:05 城山16:10 駐車地点16:40
■歩行時間 約7時間(昼食・小休止含む)
***********************************************
綾歌三山の南側にひと際、目を引く形の良い山があります。分県にも載ってないし地図に山名も無い・・・いつか登ってみたいと思っていたところkeitannさんより、「案内しましょうか?」というありがたい、お誘いがあったので勿論OK!Keitannさんは二度登っているそうなので心強い限りです。県道190号線(炭所東琴平線)の少し広くなった場所に車を停め出発です。
今から登る「竜山」・・・見れば見るほどカッコイイ山です。でもこの形、多分急登?
正式な登山口は無く、民家の横から入って行きます。
しばらくは広い道がありますが途中から道が消え、踏み跡を辿る事となります。とにかく上へ上へと登って行きます。
見上げるとコナラの黄葉でしょうか・・・黄金色に光り輝き目を楽しませてくれました。
写真ではわかり辛いですが、かなりの急登を登って行きます。30分ほど登ると傾斜が緩くなった場所に出ました。以前は鉄塔が建っていた場所との事。ここで一息入れます。
山頂まで後どれ位だろう?とGPSを見ると距離は大した事無いけど、この等高線の狭さ、ここから山頂までは急登の連続のようです。見なければ良かった~(^-^;周りの木につかまりながら登って行きます・・・おまけに足元は分厚い落ち葉で滑りそうです。上りだからまだ良いけど下りにこのルートは使いたくないなぁと思いながら登ると、やっと山頂が見えて来ました。こんなマイナーな山、誰も登らないだろうと思っていたところ三人グループが休憩されていました。その三人の方たちも私たちが登ってきたのでビックリされたようでした。よくよくお聞きすると色々な山の登山道整備をされているとか・・・・今日も初めてのルートへ下る予定だそうです。
山頂表示は無いだろう・・と思っていましたがおなじみのキティ山岳会のプレートが設置されていました。プレートには「形の良い山ですね」と書かれています。メジャーな山からマイナーな山まで、四国中の三角点を網羅しているんじゃないか?という位どこへ行ってもアクリルプレートを目にします。いったいどんな方が設置されているのか未だに謎です。
竜山・四等三角点
登山道整備をされている三人・・・ありがとうございます
この木が無いと展望バッチリなのですが・・・・
台風の影響か崩落しているので近寄ると命がありません(^^;
下山は西方向へ・・・こちらは登りに使ったルートに比べるとかなり歩きやすい道です。おまけに山頂でお会いした方が邪魔になる木は切ってくれているので楽に歩く事が出来ました。途中、強風?で岩もろとも倒れた樹木・・それでも生きているようでした。生命力の強さに感心、私達もそうありたいものです。
一旦下って登り返すと346mピーク・・・特に何の表示もありません・・・
ここから西方面へ下ると法師越です。なんとなく薄っすらと踏み跡があるので適当に下ります。法師越はかつて、西行法師がこの峠を越え金剛院へ行ったので、この名がついたといわれている歴史深い峠・・・お地蔵様の横かに山へ入る道がありました。ここで山頂でお会いした三人グループの方にお会いしたので、お聞きしたところ大高見峰と小高見峰への鞍部へ出る道との事、ここからも登る事が出来ますが・・・さてどうしょう?
金剛院方面へ少し歩いた場所に、もう一か所、お地蔵様が祀られていました。ここからは広い道が山頂方面に続いています・・どうやら鉄塔保線路のようです。鉄塔保線路なら間違いが無いだろうという事で、ここから登る事にしました。
15分程で「讃岐坂出線66番鉄塔」に出ました。広く開放的な場所なので、ここで昼食・・・・ソーシャルディスタンスを取り2m以上離れて休憩です。
休憩後、鞍部を目指します・・・・ここからは良い道が続きそう・・・・と思ったのですが・・・
途中、見晴らしの良い場所があり里山の紅葉を満喫・・・
奥には独特な形をした高鉢山が見えます
途中、道が崩れ歩きにくい箇所もありましたが慎重に通過
日当たりが良いのかスミレが咲いていました・・・葉に特徴がありますが何スミレでしょう?
こちらはナガバノタチツボスミレ・・・12月に二種類もスミレを見る事が出来るなんてビックリです
大高見峰と小高見峰との鞍部に出ました。ここからは歩きやすいハイウェイです・・・・
まずは大高見峰へ・・・・鷹見坊山・二等三角点
天狗伝説がある「高見峰神社」
古い鳥居も健在です・・・・・お正月前だからか周囲は草刈りされさっぱりしています。天気が良ければ讃岐平野がキレイに見えますが、この日は霞んでいて残念でした。
以前登った時は気がつきませんでしたが神社の奥に狛犬が立っています。
鞍部まで戻り小高見峰へ・・・この目印から左に入ると・・
小高見峰・・・ここには三角点はありません
阿弥陀越えへ向かって下山・・・
途中、確か「駒ヶ岳」と呼ばれる小ピークがあったと思いピークへ行きましたが「駒ヶ岳」という表示板は飛ばされたのか無くなっていました。
阿弥陀越えまで下りて来ました。法師越えに阿弥陀越え、この金剛院地区はまるでタイムスリップしたかのような別世界に迷い込んだような場所・・・のんびりと歴史散策にも良い場所です。
ここから猫山へ向かって急登を登ります
途中にはお地蔵様・・・・
登るにつれ勾配がキツくなり最後はロープに頼る事になります
阿弥陀越えから30分弱で「猫山」山頂!ここはKeitannさんやピオーネさんにとっては思い出深い山、今は亡きワンワンさんと最後に登った山だとか・・・・私は野暮用があり参加できなかったのが悔やまれます。コーヒータイム後、城山はどうしようか?という事になりましたが、日没に間に合いそうなので城山まで足を延ばす事にしました。猫山・四等三角点
シロダモの実
猫山を下山・・・ここからは車も走れそうな広い水平道です。目の前に城山が見えます・・・
16:10 本日最後の山「城山」に着きました。新古・四等三角点
城山と呼ばれるだけあり、ここからの展望は最高ですが、やっぱり霞んでいます。後は駐車地点へ戻るだけです。
下山途中に見た、手前・猫山・奥に大高見峰
レオマワールド全貌が見えます
駐車地点へ戻りました。私達の車だけです(^^;
デポした車を回収し本日の予定は終了・・・翌日からは寒波がやってくる予報なので讃岐の里山の紅葉も見納めかな?案内頂いたKeitannさん、ありがとうございました。