• 週末を利用して四国の山々を歩いています。

■山条山(とんぎりやま)・爺神山・志保山、風穴@香川県

■2021年1月10日 日曜日 晴れのち曇り

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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第596号)

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宗吉瓦窯跡史跡公園9:00 見学 出発9:40 山条山山頂10:10 山条・四等三角点10:30 坂越10:55 爺神山登山口11:15 爺神山山頂11:35 爺神山登山口(昼食)12:00 出発12:40 爺神山・三等三角点12:50 宗吉瓦窯跡史跡公園13:30 上条・四等三角点14:50 志保山(風穴)16:00 里道歩き 吉瓦窯跡史跡公園17:00

■歩行時間 約7時間30分(昼食・小休止含む)

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寒波の中の三連休、高い山は積雪状態がわからないので安全な里山を歩く事にしました。今回はkeitannさんのお膝元、三豊市の里山散策です。まずは2009年に開設された「宗吉かわらの里展示館」を見学します。「7世紀中ごろ~8世紀初めごろ、この地で瓦の生産が行われ、その窯の数は24基もあり、当時の日本では最多だった。ここの瓦は船で運ばれ、藤原宮にも使用されたとの事」出土品や再現模型が展示されています。見学後、「宗吉かわらの里展示館」の後にある登山口から出発です。展示館の後の、とんがっている山が「山条山」です。

登山口には立派な案内板があります。山条山は地元の方には「とんぎりやま」として慕われているそうです。見れば見るほど、とんがっていますね・・・・

ここから登山道に入ります・・・

道はよく整備され歩きやすい道・・・・・

道中には樹木の説明があったり、ベンチが設置されたりと楽しく登れる工夫がされています。

ヤマコウバシの葉は冬になっても落ちないという特徴にゲンを担いで「落ちない」合格祈願のお守りとしても人気があるそうです

最後の急登を登ると山頂到着です。素晴らしい眺めが待っていました。三豊平野の奥には以前縦走した、竜王山 、毘沙古山、貴峰山 ・・その奥には「さぬき広島」が見えています。

こちらは目の前に削られた「汐木山」、奥には粟島をはじめ塩飽諸島が見えています。

山頂にもかわいいベンチ♪

「宗吉かわらの里展示館」の資料によると、飛鳥時代(650年ころ)に生産を開始した瓦を焼くための窯があった頃は、この付近は海だったとか・・・この地形を見ると納得出来ます。

展望を楽しんだ後、三角点があるもう一つのピークへ行く為に、まずは激下り・・・落ち葉が重なり更に滑りそうになります。ロープが無ければ難儀する道を慎重に下り登り返すと・・・・

「山条・四等三角点」に着きました。キティさんの道標が劣化しこのとおり・・・・

山条・四等三角点

三角点ピークのすぐ下はちょっとした平地になっていて、以前はお堂?か何か建物があったようです。今は手水鉢と祠が残っています。

「坂峠」まで下りてきました。鳥居の名残があるので、以前は祠の場所までの参道だったようです。

坂越から爺神山へ登れそうですが、ここは無難に大師堂から登る事にしました。

途中、人懐っこい「ジョウビタキ」人が近づいても逃げません

大師堂が見えてきました

大師堂前では野鳥が餌付けされているようで次から次へと野鳥がやってきます。ベストショットを狙いますが、なかなか上手く写せません(^^;動くものは難しいですね

爺神山山頂へ向かいます

よく踏まれた道を登って行きます・・・わずか20分で山頂着!これだから里山大好きです。山頂直下には「大滝龍王」と彫られた石碑・・・雨が少ない讃岐なので雨乞いしたのかな?

山頂からは360度の大展望・・・ベンチや山名同定板まで設置され至れり尽くせりです

火上山に天霧山・・・奥には高松の山まで見えています

こちらは阿讃山脈・・・雪雲が掛かり雪が降っているようです

眼下に、もっこりと葛ノ山

バレンタインの山???と思いましたが標高が214m・・・な~るほどね♪2月14日は「爺神山の日」?チョコを持って登らなくっちゃね・・・・本当に、こんなイベントがあると楽しいですね

大師堂まで下り、昼食にします。今日はKeitannさんがプリムスを持ってきて下さったので熱々のコーヒーを飲む事が出来ました。寒い時は熱々の飲み物がうれしいですね・・・・

大師堂では餌付けをされている方がいらっしゃいました。里山ならではの光景に、なんだか、ほのぼのとしました。

珍しく40分も休憩し重い腰を上げます。私の希望で山裾を歩いて三角点を見に行く事にしました。大師堂から約10分で、爺神山・三等三角点、今年入って初めての三等三角点です。おまけに立派な石に「爺神山・三角点」と彫られています。これなら三角点に興味が無い人も興味をひきますね。

金比羅宮の境内にありました。香川には総本山まで行けない人の為に「金比羅宮」がいたるところにあります。

爺神山のミニ八十八か所を回り・・・・

山条山まで戻ります・・・この角度から見ると山条山が双耳峰であるという事がわかります。

ここからは山条山の裾野を歩いて志保山登山口がある、吉津峠へ向かいます・・・道中、ロウバイの良い香りに癒されました

山条山の裾野を歩いていると、こんな案内板を見つけました。「牛頭神社」?今年の干支の名前が付く神社なので立ち寄る事にしました・・・ところが近くをウロウロしたけどわからない

こんな立派な案内板まであるのに・・・・

ロープに沿って入ってみます・・・

この祠が「野津郷神社と牛頭神社」???

近くには「竜王神社」もあると書かれていたけど、これはパス!山友のグランマ啓子さんにお任せする事にしましょうか・・・・・

県道35号線を渡ると「やきいも」と書かれた文字が目に飛び込んできたので迷わず立ち寄りました。1個300円 2個500円と書かれていたので三人なので3個頂戴!と言ったら気前の良いおじさんで3個で500円にサービスして下さいました。ありがとう・・・・

おまけに水まで分けてもらい感謝です・・・ほかほかの焼き芋、絶品でした

ほっかほかになったところで次は私のわがままで、上条・四等三角点へ立ち寄る事にしました。ここは地図で見ると、どうも崖の上にあるようです。近くまで行ってみると、元は小高いピークだった場所を切り開き、ピークが半分になっているような場所でした。どこから半分ピークの上へ行こうか?と思いましたが、北に回り込んだ付近から入れそうなので、少しだけ下りピークを目指します。上条・四等三角点、発見・・・よかった・よかった

かなり古い〇米さんのプレート

さてここからどうやって吉津峠まで行こうか?という事になりました・・・適当に斜面を下りると地元の方が農作業していた畑に下りてきました。とんでも無い場所から私達が下りて来たのでビックリさせてしまいました(^^;地図を確認し吉津峠へ向かって車道歩きです。車道といっても、日曜日なので、ほとんど車は通りません・・・・香川用水管理道まで登ってくると、↓こんな案内板がありました。現在地から大岩経由で志保山へ登ろうと思いましたが、重機が入り切り開かれていたので登山口がわかりません・・・仕方が無いので吉津峠方面へ進む事にし香川用水管理道を歩きます。

立派な峠のお地蔵様

こんなお地蔵様も・・・・

風穴登山口に着いたのが4時前、山頂まで行くと暗くなるので今日は風穴までとしました。

こんな案内板があるので迷う事はありません・・・・

10分ほどて風穴に着きました。中へ入ってみると1℃・・・風穴といっても、この日は寒かったので風が吹き出ているという体感を感じる事は出来ませんでした。夏場であれば涼しい風を感じたのかも知れません・・・

こんな感じに石が積まれています。

風穴の入口にはハートのベンチ・・・・

登山口まで戻り、後は駐車地点へ戻るだけです・・・・

途中、柿の木に群がるメジロ、人が近づいても逃げません

この付近、目を惹くような立派な家ばかり・・・民家ウオッチングを楽しみながら5時に駐車地点まで戻って来ました。歩行時間 約7時間、距離15km、累計高度895m 29300歩でした。

小雪舞う寒い中、楽しく歩く事が出来ました。同行頂いたえ~ちゃん、Keitannさん、ありがとうございました

 


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