※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第596号)
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空の夢もみの木パーク 8:30 竜王山登山口 9:00 竜王山 9:20 立石山山頂 10:25 立石山展望台(昼食) 10:35/ 11:20 北岡・四等三角点 11:55 下山口 12:25 牛屋口 13:25 八景山 13:30 愛宕山 14:00 参道入口(大休止) 14:35/15:00 空の夢もみの木パーク 16:15
■歩行時間 約8時間(昼食・大休止含む)
■平面距離 13.2km 累計高度(+) 809m 累計高度(-) 807m
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二日続けて山歩き・・・・干支の山、第二段として、まんのう町の「竜王山」と「立石山」を歩く事にしました。それだけでは面白くないので「北岡・四等三角点」も踏みましょう~仲南の道の駅「空の夢もみの木パーク」でkeitannさんと合流、車を置かせて頂くので、「おこわ」や「お寿司」を購入したところ、新年!という事で「大判焼き」や「お米」を頂きました。反って恐縮です・・・・・(^^;
8:30 道の駅の向かい側にある「林道 竜王線」からスタート・・・・2015年12月に歩いた時は「樅木峠」から歩いたので、この道は初めてです・・・・・
前山同様、スズメウリが沢山ありました・・・・里山でよく見かけます・・・
しばらく進むと「たけのこの里」らしく立派な竹林がありました・・・・ここは嵯峨野?
「四国のみち」の道標が見えてきました・・・文字が薄くなり読みにくくなっています「竜王展望休憩所まで〇km」「竹ノ尾越まで0.8km?」と書かれています・・・・やっと見覚えのある場所に着きました
「四国のみち」なので歩き安い・・・・・
アオツヅラフジ
巻き道を行くと竜王山展望休憩所へ行くようですが、私達は山頂へ・・・・
里山名物、シダの海・・・・
一ヶ所のみ展望がありました・・・猫山方面が見えています
あっという間に竜王山山頂着・・・・・残念ながら展望はありません・・・写真だけ写して次の目的地へ・・・
竜王山・三等三角点
8年前に同じ道を歩いているハズなのに、どんな道だったのか・・・全く記憶に残っていません(^^;結構な急斜面を下ると登り返しです・・・阿讃山脈縦走路で見かける案内板がありました・・・同じ方が整備されているのかな?この案内板、シンプルで見やすくてとても良いです・・・・
少しだけ藪っぽい・・・・
竹ノ尾越・・・・竜王山山頂へ行かず「四国のみち」を進むと、ここへ出るようです
気持ちの良い道を進みます・・・・・
立派なカゴノキ・・・・ひと際、存在感があります
クヌギ?アベマキ?巨木が多い縦走路です・・・・・でもアベマキの落ち葉って、ツルツル滑って歩きにくいんです(^^;
立石山山頂 433m・・・ここも展望無し
キティさんのプレートもかなり朽ちています
この先に展望が良い場所があるので移動します・・・・寒いけど青空がうれしい~
立石山山頂から一度下りて登り返し・・・・ツル植物が多く鬱蒼とした場所まで一旦下って登り返しです・・・この場所だけはハッキリと覚えていました・・
登り返すと・・・・・展望が広がります・・・
立石山展望所 420m到着です・・・・以前は、ここを山頂としていたようですが現在は展望所となっています。ここからの展望は最高~
少し早いけど、ここで昼食、今日はKeitannさんがプリムスを担ぎ上げて下さったので熱々のコーヒーが飲めました・・・やっぱりポットのお湯とは全然違いますねぇ~ありがとうございます♪
奥に荘内半島が見えています・・・・
昼食後、立石山山頂まで引き返します・・・・途中、キレイな赤い実が見えるなぁ~と思い近づくと、アオキの実でした。アオキといえば植栽の代表?みたいな樹木ですが、ここは自然のアオキの木が多い・・・・
立石山山頂まで戻り、北岡・四等三角点へ向けて進みます・・・・急降下の途中にヤブツバキ・・・滑り落ちないよう踏ん張って写しました・・・・ロープが欲しい~
急降下がひと段落すると、今度は笹のプチ藪
イバラが無いのであっけなく北岡・四等三角点に着きました・・・・
ここのキティさんプレートも、ほとんど文字が読めません・・・・
三角点もGetしたし、さぁ~これからどう進もうか?という事になりました。Keitannさんより、どうせなら愛宕山まで行こうという話になりましたが、愛宕山ってどこにあるのか最初ピンときませんでした・・・どうも金比羅宮の参道の横らしい・・・・・ここから金比羅さんまで行って、道の駅まで引き返すって、いったい何キロあるの?地図で確認すると、なんとか歩けそうなので行く事にしました・・・・まずは防火帯?のような広い道
途中から、竹林になってきました・・・・・手入れされていない竹林は進む事が出来ませんが、ここは幸い手入れされていたので、進む事が出来ました・・・・
今回は、スムーズに里に出れそうです・・・・登山道の無い里山で困るのが里に出る手前が一番荒れている事・・・進めないほどの藪だったり崖だったりと毎回ドキドキです
里へ出るとお決まりの猪除けのフェンスがありましたが、開け閉め出来るタイプのフェンスだったので問題無しです、出た後、キチンと閉めます・・・・
さて、ここからは車道歩きです・・・・・本当に金毘羅さんまで行くんかいな?目の前には金毘羅さんの裏山、象頭山がどっしりと構えています。
面白い形の青空が覗いたので・・・・・
登った竜王山と立石山が見えています・・・・この付近の住宅、どこも立派です。タケノコ御殿?民家を眺めながらの里歩きもなかなか面白いものです・・・・
約1時間歩いて、やっと牛屋口に着きました・・・・・
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牛屋口(うしやぐち)は香川県琴平町の旧伊予・土佐街道の金毘羅参詣口で「ご使者口」がなまって「牛屋口」になったと言われている。金刀比羅宮の南の入口。象頭山南側にあり、鳥居や燈篭などが残っている。土佐・伊予と讃岐をつなぐ主要街道であった金毘羅街道(旧伊予土佐街道)は、幕末には坂本龍馬、中岡慎太郎などの脱藩者、また高杉晋作などが、往来する際にこの道を使ったといわれる。そのため、この牛屋口には観光用として設置された坂本龍馬像がある。併設の「峠の茶屋」(藁葺き小屋)は現在使用されていない。また牛屋口付近からは、改修工事のために整備された道路(管理者も駐在し一般者は通行不可)があり、本宮や絵馬殿付近まで続いているとの事・・・・・
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★街道のはなしー牛屋口
牛屋口とは、かわった名前ですね。一説によると、巡見使(幕府のお目付)が通ったり、殿様の代わりに金毘羅さんに参詣する使者が通ったので「お使者口」と言っていたとも伝えられています。新しい国道が金毘羅の町なかを通り抜け、広い道が観音寺・伊予へと象頭の山すそを西へ走り通じるまでこの牛屋口は栄えていました。観音寺や仁尾からの魚屋が朝早くから魚市を開いたり、酒食を商う飲食店も宿屋もここでそれぞれ栄えていました。今はその面影は全く失われ灯ろうなどの奉納物など有形文化財、重文に指定され静かな山間の道が昔を物がっています。大正の終わり頃までは、この灯ろうにも灯りがともり峠を明るく照らしていたといわれます。
牛屋口を入るとすぐ右手に愛宕山・八景山登山口がありました
八景山をトラバースしても愛宕山へ行けるようですが、どうせなら八景山へも立寄る事にしました
八景山山頂・・・・展望はありません・・・八景山という位なので四方八方が良く見える山なのかな?と思っていましたが、どうも違うようです(^^;
八景山から一旦下って愛宕山へ行く途中、一ヶ所展望が開け今日歩いた山々が良く見えました
少し登り返し、本日最後の山?愛宕山到着です・・・・・ここで本日初の登山者とお会いしました(^^;
祠があります・・・・
金山寺山というのもあるのかな?大久保諶之丞(1849~1891年)さんは、四国新道(四国をつなぐ幹線道路)建設を計画し、実際に讃岐新道(香川ー徳島間)を完成しました。明治維新後の香川県は、徳島県に編入されたり、愛媛県に編入されたり、なかなか落ち着きませんでした。道路の建設も困難を極め、諶之丞さんはそのために私財のほとんどを使い、子孫が貧乏したといいます。讃岐鉄道の発起人にもなっています。そのほか、吉野川導水計画、瀬戸大橋構想、北海道移民の推進、医者の養成、港湾整備など、たくさんのことに尽力したそうです・・・・・「どこへいっきょん」ブログ参照(無断で拝借してスミマセン)
と、まぁ見所の多い金毘羅さんです・・・・・本日、最後の三角点「愛宕山・四等三角点」この付近一帯、琴平公園となっています・・・・・
ここからの展望がまた素晴らしい・・・・・
金比羅さんの参道も見えます・・・・・
飯野山もクッキリ・・・・手前の木は桜なので桜が咲く季節に来ると「桜と飯野山」の写真が写せそうです
琴平公園から参道へ下りると一気に現実?に戻りました・・・・早速、アカボシ珈琲店で休憩・・・・
店内には山の写真が展示されています・・・・・
いつの間に、こんなオシャレなカフェが・・・・まるでスタバやタリーズのような雰囲気です
もっと驚いたのが参道沿いのお店がリニューアルされ、まるで原宿を歩いているかのようでした。ここは「さぬきの原宿」?今度、ゆっくりと歩いてみよう~っと・・・参道入口の肉屋さんのコロッケも食べる予定でしたが売り切れで残念(^^;
本殿に参拝もせず、駐車地点まで戻ります・・・・・金倉川に沿って歩いていると・・・
鞘橋(さやばし)・・・・刀の鞘のような形をした屋根のある珍しい浮橋で、寛永元年(1624)時の別当宥げん(「げん」は目へん+見の文字)の手によって架橋されたと、古い記録にあります。架橋以来幾度となく災害にあい、現在のものは明治2年(1869)に建築されたものです。明治38年に現在の場所に移築され、一般の通行は禁止されていますが、例大祭などの神事の際に用いられています。平成10年に国の有形文化財に登録されています。琴平町観光協会HPより
R32をテクテク歩いて仲南の道の駅「空の夢もみの木パーク」まで戻りました・・・歩けるのかな?と不安でしたが、なんとか歩けるものですね・・・・平面距離13.2km・・・昨日同様、良く歩いた一日でした。keitannさん、今年も宜しくね~