• 週末を利用して四国の山々を歩いています。

■前山ぷらす貞重・四等三角点@香川県

■2023年12月9日 土曜日 晴れ

△前山・三等三角点 △貞重・四等三角点

※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第596号)

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笠形山の北側に「前山」という山があります・・・・笠形山を歩いた時にもう一度登りたいなぁ~と思っていました。我が家から近いので山を始めた頃、一度登った事がありますが、いったいどんな山だったのか?登山口さえ記憶から抜け・・・・滝があったのはなんとなく覚えています・・・せっかくなので近くにある貞重・四等三角点へも足を延ばす事にしました。出来れば周回したいと思い地図を眺め検討しましたが、周回出来るような道は載っていません・・・三角点北側の林道へ下りるという手もありますが、林道の状態がわからないのでピストンが妥当かな・・・・・と思い相津登山口を出発・・・・・

しばらくは落ち葉が積もったコンクリート道を歩きます・・・・・

途中展望が開け前山?と思いましたが近すぎですね・・・・

ここにも猪除けの柵、ポカポカ陽気の中、進んで行きます・・・・

橋の手前に「頂上へ60分」の案内板・・・・・以前訪れた時は、道標も何も無かったような気がします。

しっかりとしたグレーチングの橋を渡り進んで行きます・・・・・

すると「龍神社」と書かれた鳥居が現れ、鳥居をくぐると・・・・・

「龍神の滝」に出ました・・・・雨が少ない香川県において滝は貴重かも知れません・・・・

更に登って行くと、苔むしたコンクリート道が続きますが、滑りそうなので土の部分を歩く事にしました

登り切ると「頂上へ500m 右滝へ」の道標・・・・まずは滝へ・・・・

ここにも立派なグレーチングの橋が架かっています・・・・・

突き当りまで行くと東屋?かと思いましたが・・・・・

祠に向かって建っていたので拝殿なのでしょうか・・・・

「龍神の滝」の上部・・・・立派な、さぬきの瓶壺?がありました・・・本家本元の瓶壺の数十倍の大きさです。水も透き通りすごくキレイな水・・・深さもありそうです・・・・あまり有名ではありませんが、見る価値有りです・・・・

分岐まで戻り、いよいよ山道へ入って行きます・・・・これが結構急登・・・この日は気温が高いので汗ビッショリです・・・・二人共途中で上着を脱いで登りました

この山、一面、シダで覆われています・・・・なんだか熱帯の山へ来たみたい・・・・

急登がひと段落すると岩尾根に出ました・・・・

岩尾根からの展望・・・奥に飯野山が見えます・・・左側に小さく堤山、その横に猫山や大高見峰

紅葉の時はさぞキレイだった事でしょう・・・・・ここから眺めると香川も山ばかり・・・・

頂上へ30分・・・・

コウヤボウキのドライフラワー

ヤブコウジ

突然作業道が現れました・・・・・作業道を横切って尾根へ・・・・・

またすぐに作業道へ出ました・・・・今度はどこが取付き?左側へ進むと・・・・

ちゃんと取付きがありました

丸太の階段も設置されていますが段差が大きいので、またまた汗ビッショリです

アオツヅラフジ

サルトリイバラの実

やっと山頂と姫塚への分岐に着きました・・・・・

またここまで戻って来るのでザックを置いて・・・まずは山頂へ~ナント山頂まで作業道が繋がっていました^^;何の為の作業道?

前山山頂到着です・・・・・

前山・三等三角点

作業道終点まで行くと、手前に笠形山、奥に阿讃山脈縦走路が見えました・・・・

見えている集落は戸石?水ケ本?

雲の雰囲気が良かったので・・・・・

分岐まで戻り早めの昼食です・・・・・昼食後、姫塚へ・・・以前登った時は姫塚へは行ってないので、ここからは初めての道です・・・・

小刻みなアップダウンを繰り返し分岐から約30分、図根三角点があるピークが姫塚でした

お姫様なので顔を隠されている?

さて、ここからが本日の核心部、546.5mピークにある貞重・四等三角点を目指します・・・GPSを頼りに方向を定めます・・・・細かな枝が行く手を遮りますが下草が無いので、なんとか進めました

姫塚から一旦下って二つ目のピークらしいのですが、地形図で見るより結構な急斜面です

急斜面を下り、急登を登ると貞重・四等三角点に着きました・・・・姫塚から距離も無いし楽勝かな?と思っていましたが甘かった・・・・・ここで大休止

今日は二人なので寂しい・・・・・

三角点もGet出来たので、どこから下山しようか?という事になり、せっかくなので周回しようか?という事になりました。でも明確な登山道があるわけでも無く、かろうじて破線の道があるだけです・・・まず三角点ピークから引き返し、鞍部から次のピークのトラバース道を進む事にしました。薄っすらと踏み跡はあるものの、倒木があったりと、まるで障害物競争のようです・・・・

足の幅位しかないトラバース道を慎重に通過し、地図に載っている作業道?の近くまで辿り着きました。問題は作業道へ下りる事が出来るかどうか?案の定、崖を下りないと作業道へ下りれそうにありません・・・・なんとか下りれそうな場所を探して移動してみましたが、イバラとツルで思うように移動出来ません。どうにか下る事が出そうな箇所を見つけて慎重に下りようとしたところ、ツルっと滑って考える間も無く作業道に降り立ちました。尻セードで下りた為、怪我も無くラッキー?でした

作業道を下りる尾根方向へ進みます

途中、ムラサキシキブ?の実

こんな感じに作業道が作られています・・・カーブミラー付近から破線の道に入るようです

入口にはピンクテープがありました・・・・少しは歩かれているのかな?

最初はまずまずの道でしたが、進むにつれ道が怪しくなり・・・・

歩く事が出来る場所を探して歩くようになります・・・・

人家に近づくにつれ藪が濃くなり歩き辛くなりました・・・・仕方が無いので尾根まで登り返し汗ビッショリになりやっと人里へ下りる事が出来ました・・・やれやれ、体中、埃だらけ、手には引っかき傷、これはお風呂でしみるなぁ~後は車道を歩いて駐車地点まで戻るだけです

道路脇には柿やサネカヅラの実

スズメウリ

こんな閑静な集落の中を歩きます・・・・歩いていると私達と同世代?の地元の方がいらっしゃったので雑談していると、なんとつきたてのお餅を接待して下さいました。そのお餅、卵と砂糖が入っているという事で食べるとほんのり甘かったです・・・・ヨモギや豆、赤い色粉?を入れたお餅は食べた事がありますが卵を入れたお餅は私もkeitannさんも初めてです。所変われば、お餅も色々ですね・・・・あらためて里山を歩く時は地元の方との会話の重要性を感じました・・・・

サネカヅラの実、一生分見たんじゃないか?と思うほど沢山ありました

やっと駐車地点に着きました

19年振りの前山、すっかり景色は変わっていたけど滝や滝つぼなど見所もあり良い山でした。2017年発行の分県ガイドから外され(山頂まで作業道が付けられていた為?)忘れ去られそうな山ですが、香川の米どころ綾川地区に聳える山、一見の価値有りです。


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