淀川小屋を出発

朝食は途中の花之江河(はなのえごう)で摂る事にし
薄暗い中、am5:20淀川小屋を出発
すぐに淀川に掛かる橋を渡る
淀川は水があるのがわからないほどの透明度
暗くて写真を写せないのが残念
昨日、写しておけばよかった^^;
段差がある場所には階段が設置され歩きやすい登山道
am5:25 木々の間から朝日が差し込みはじめた
今日も、いい天気、暑くなりそう


▲am5:20 まだ暗い中を出発です


▲淀川に掛かる橋
透明感が凄い淀川ですが暗くて写真にならず残念
昨日、写しておけばよかった^^;


▲日の出・今日も良い天気のようです


▲木で作られた階段
整備が行き届き歩きやすい道が続きます


▲木の根っこの上も歩かせて頂きます

■高盤岳(こうばんだけ)の豆腐(トーフ)岩
歩き始めて約1時間、屋久島のガイドブックには
必ずというほど掲載されている高盤山1711mの豆腐岩が見える場所に着いた
うわぁ〜本当に豆腐、いや食パン?
石がこんなにキレイに割れるものなのか・・・・・・感動!
高盤岳へは登山道というものは無く薄い踏み跡をたどって登るようだ
この豆腐岩!登るより離れた場所から眺めた方が全貌が見えいいと思う


▲絶対に見たかった高盤岳の豆腐岩(食パンにも見える?)


▲展望台からの風景

■小花之江河・花之江河(はなのえごう)
豆腐岩を後にしばらく進むと小花之江河その先に花之江河と呼ばれる
日本最南端の高層湿原が見えてきた
ここはミズゴケやヤクシマホシクサ、コケスミレ、モウセンゴケ、
ヤクシマウメバチソウなどが季節を彩る名勝の地
残念ながら今は花の端境期なのかヤクシマオトギリ位しか目につかなかった
ここで朝食を兼ね大休止
休憩していると大きなカメラを持った方が来られたので
お聞きすると一晩中、撮影をしていたとの事
天の川まで見え満天の星空がキレイだったとの事
満天の星空が見たい私
せっかくの星空に昨夜は爆睡!
これでは満天の星空を見る事は出来ませんね^^;


▲小花之江河


▲木道が設置されている


▲奥には豆腐岩がある高盤岳


▲花之江河
日本最南端にある高層湿原


▲ズームするとこんな風になっています
ミズゴケが泥炭状に堆積しているそうです


▲花之江河は栗生・湯泊方面への分岐地点


▲花之江河から見上げると黒味岳が見えます

■宮之浦岳の展望台!黒味岳へ
花之江河を後にし先へ進む
黒味岳分岐が見えてきた
そのまま宮之浦岳へ向かってもいいが時間も有る事だし
大展望が広がるという黒味岳へ立ち寄る事にした
分岐にザックをデポし空身で黒味岳を目指す
黒味岳は岩場が多く、数か所、ロープが設置されていた
途中、第一ヤクシカが現れビックリ
目がクリっとしてかわいいのですが、四国の山のように
増え過ぎると大変な事になるので、あまり増えないでほしいものだ
樹林帯を抜けると視界が広がってきた
山頂に登山者さんが立っているのが見える
私も早く山頂に立ちたい!
am9:00 黒味岳山頂到着!
恐る恐る大岩の上に立つと
今から向かう宮之浦岳をはじめ360度の大展望に大興奮
東シナ海までクッキリだ
眼下には先ほど通過した花之江河が小さく見える
高盤岳の豆腐岩も下に小さく見える
ずいぶん高い場所まで登ってきたなぁ〜
先に山頂へ着かれていた方が「黒味、最高!」と叫んでいた
私も「黒味、最高!」だと思う


▲黒味岳分岐
ここから空身で黒味岳を目指します


▲第一ヤクシカと遭遇
目がクリっとしててカワイイ


▲大岩がゴロゴロしています


▲こんな大きな岩も・・・・・・


▲岩・岩・岩


▲山頂に人が立っているのが見えます


▲黒味岳山頂


▲後ろに見えているのは東シナ海


▲黒味岳から見た永田岳・宮之浦岳


▲深い森の奥は東シナ海
花之江河が小さく見えます


▲花之江河をズーム


▲翁岳方面


▲黒味岳手前のピークからの展望


▲数か所ロープ場有り

■いよいよ宮之浦岳へ向かう
黒味分岐まで戻り、いよいよ宮之浦岳へ向かう
黒味分岐から宮之浦岳までのコースタイムは二時間十分
先はまだ長いなぁ〜
ちょっとしたロープ場を登り投石平までやってきた
見上げると先ほど登った黒味岳
この付近から少し雲が広がり始めたが雨が降りそうな気配はない
ここからは炎天下の稜線歩きの始まり
ここ屋久島の山はとにかく小刻みなアップダウンが多く
登っているのか下っているのか、わからなくなるルート
炎天下で登っては下りての繰り返しが身体に堪えはじめた
もともと暑さが苦手な私、身体中の汗が出たのでは?と思う位、汗をかいた
歩く速度もペースダウン
重いザックが肩に喰い込み、しんどさもMAXだ
ガイドブックで見た、ヤクザサの間から石がポツポツ見える風景が
なんとかしんどさを助けてくれた
pm1:10 やっと宮之浦岳山頂へ到着!


▲投石平
背後に黒味岳が見えます


▲花崗岩に埋まっているチップのような石が気になりました
正長石の大型結晶
花崗岩マグマが地下でものすごい時間がかかって冷えてできた結晶
別名・屋久島花崗岩と言われる位特徴的なもの


▲こんな整備された道を歩きます


▲笹の間からヤクシカがちょこんと顔出していました


▲歩いても歩いても巨石だらけ


▲宮之浦岳まで後、1.4km


▲山頂直下も木道が続きます


▲栗生岳・1867m


▲歩いても歩いても巨石が現れます


▲花崗岩の巨石の島
海底深くに眠るマグマが長い時間をかけて冷え固まってできた
「花崗岩」がせりあがってできているのが屋久島


▲色々な形の巨石
ちょっとグロテスクかな?


▲山頂まで後少し・・・・・・

■宮之浦岳山頂
山頂は二人だけの貸し切り
生憎のガスで展望はゼロ
でも黒味岳で大展望を楽しんだのでまぁいいか
暑くて飲み物以外は欲しくないが昼食にしないと・・・・・・
先はまだ長いので食べておかないと歩けない
カレーピラフを無理やり押し込んで大休止
まるでサウナのような山頂にバテバテだ
雨が欲しい!風よ吹け!と贅沢な事を考えていた^^;


▲宮之浦岳山頂・1936mと一等三角点

■バテバテで新高塚小屋を目指す
一時間ほど休憩しなんとか体力回復
新高塚小屋へ向けて出発
またまた小刻みなアップダウンが続く
下山しているという感覚は無い
登っては下り、登っては下り、の繰り返しだ
おまけにガスが晴れ青空がのぞき始めた
バテバテの身体に容赦なく直射日光が降り注ぐ
おまけに風も無い^^;
ひたすら゛忍゛の一文字で足を進める
所々、奇岩ヤクシカが目を楽しませてくれる
やっと樹林帯まで高度が下がりホッとした
こんなに日陰がうれしいと思ったのは初めてかも知れない


▲いたるところにシャクナゲの木
花の時期に訪れてみたい


▲右側の巨石・顔に見えませんか?


▲奥に宮之浦岳
延々とアップダウンが続きます


▲平石岩屋


▲新高塚小屋まで0.4km
最後の力を振り絞って・・・・・・

■新高塚小屋に到着
バテバテでpm4:30 新高塚小屋着!
バテバテだった割にはコースタイム通りに着いているので不思議
淀川小屋と違い新高塚小屋荒川登山口から
縄文杉を経て登って来られる登山者が多いので
小屋はほぼ満員・・・・・・・・・若者が多いような気がする
詰めれば入れるのかも知れないがせっかくテントを持ってきたので
テントを設営する事にした
私達のテントの横にも一張りのテントがあった
お聞きすると屋久島のガイドをされている方だった
水場を教えて頂いたり明日のコース取りの情報を頂いたりと
色々と貴重な情報を教えて頂いた。
屋久島はガイドさんを雇って歩かれる方が多いらしく
多くのガイドさんが活躍されているようだ
確かに個人で歩くよりは屋久島の事がより詳しくわかりいいかも知れない
暑くて食欲がないのでまず熱いコーヒー♪
これがなんともいえずおいしく生き返った
明日はいよいよ縄文杉との対面!
ワクワクしながら眠りについた


▲新高塚小屋に着きました



小屋がほぼ一杯なのでテントを張る/やっぱりこんな山食になってしまいました^^;
かわいいお尻のヤクシカ/新高塚小屋周辺

縦走中に見た花♪

丁度、端境期だったのかほとんど花を見る事が出来ませんでした。
かろうじて咲いていた花はどれも小さくかわいい花ばかり
屋久島固有種がほとんどでした


・ヤクシマテンナンショウ      ・シャクナンガンピ        ・ヤクシマコオトギリ

・ヤクシマママコナ       ・ヤクシマカラマツ         ・コケトウバナ

・ヒメツルアリドオシ         ・ヒメコナスビ


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