薬師岳 2926m (北アルプス) 能登半島・天橋立観光
 ■富山県
 ■2016年7月31日(日)〜8月2日(火)
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※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)


  7/30 自宅am9:00-明石大橋-舞鶴若狭自動車道-北陸道-立山IC
      有峰林道-折立登山口pm6:00(車中泊)


  7/31 出発am5:10-1870.6m三角点am6:50-五光岩ベンチam8:25-太郎平小屋am9:20
      出発am10:00-薬師峠am10:20-ケルン(薬師平)am11:00-薬師岳山荘pm0:05

      ■歩行時間 約7時間(大休止含む)
      ※薬師岳山荘pm0:45-薬師岳山頂pm1:35(約一時間)

  8/1 薬師岳山荘am5:00-ケルン(薬師平)am5:35-薬師峠am6:05-太郎平小屋am6:35
     出発am7:20-五光岩ベンチam8:00-三角点am9:00-登山口am10:30

     ■歩行時間 約5時間30分(朝食・小休止含む)



7/30 登山口まで移動

今年は色々な事があり、ほとんどトレーニングが出来ていない
当初の予定では
木曽駒→空木の縦走を考えていたが
歩行時間が長いうえに岩場の連続
途中、エスケープルートも無いので無難に歩く事が出来る
「薬師岳」に変更
以前は仕事終了後出発、ほとんど徹夜で運転し早朝に登山口着
そして登り始める・・・・・・という、いわゆる
弾丸登山が多かったけど
さすがにしんどいので今年は余裕を持って移動日を作った
朝、連ドラを見てゆっくりと出発、
垂水ジャンクションまで来ると
神戸・大阪付近に渋滞情報が出ていたので昨年同様
舞鶴若狭道経由で北陸道へ向かう事にした
夜の運転に比べ昼間の運転は負担が少なく気分的に゛楽゛
途中、
尼御前SAに寄り道
この
尼御前SA尼御前岬公園に繋がっているので気分転換が出来るSA
また、
尼御前三角点も有り、三角点ハンターの私にとってはうれしい場所だ
順調に走り
立山ICで下りた、まずは食料の買い出し
今日は
土用の丑の日なので奮発して「鰻弁当」(^^♪
今夜の寝床に、ナビ設定し
有峰林道(有料・@1900-)へ向かう
有峰林道はpm8:00を過ぎるとゲートが閉まるので
それまでに通過しないといけない
余裕で通過し、なんとか明るいうちに
折立登山口に着いた
満車かな?と思っていが駐車場に停める事が出来た
恐る恐る車から降りてみると・・・・・・・
涼しい〜
下界とは別世界!心地よい涼しさにホッと一息
明るいうちに寝床の準備をし(今回はマットと布団を持って来た)
鰻弁当でディナー♪
コンビニ弁当だけど意外においしく満足・満足
車中泊の場合、深夜も車の出入りで眠れない事が多いけど
ここは、林道ゲートが閉まるので快適に過ごす事が出来た
空は
満天の星空♪
明日はいい天気になりそう〜



▲北陸道「尼御前SA」
尼御前の名称は、SAに隣接する「尼御前岬」から
「尼御前」は源義経の従女として義経一行の奥州行きに同行していたが、
難所として知られていた安宅関超えに際して「女の私がいては足手まといになる」と身を案じて
この岬から身を投げたという悲しい伝説が残っている。


▲折立登山口/今日は「土用の丑の日」うなぎを食べて明日の出発に備えます



■7/31 太郎平へ
4時を過ぎると明るくなってきた
と同時に周りの皆さんも続々と起き始め出発準備を始めた
私達も起きて出発準備!
am5:10 出発
気温が上がると歩くペースが落ちるので気温が低いうちに距離を稼ぎたい
と思い、頑張って歩く
花が無いので、まずまずのペース^^;
蒸し暑さを懸念していたけど涼しい風が吹き抜け心地よい
おまけに天敵ブヨも居ない
出発から一時間で薬師岳名物?アラレちゃんの絵が見えてきた
ここで小休止
さらに進んで行くと1869m三角点
ベンチが用意され沢山の方が休憩されていた
三角点を過ぎるとニッコウキスゲの群生があるようだけど
残念ながら終盤だったのか見る事が出来なかった
その代りミヤマアキノキリンソウの群生
オヤマリンドウタテヤマリンドウなど早くも秋の花を楽しむ事が出来た
山の上は早くも秋の風情・・・・・
太郎平が近付くと木道となり更に歩きやすくなった
出発から4時間、太郎平小屋に到着
到着時はガスっていた太郎平も時間が経つにつれ青空が広がり始めた
ここでコーヒータイム!
太郎平からは今から向かう薬師岳や黒部五郎岳・雲の平まで見え
まさに山の中の交差点
どんどん夢が広がります〜


▲登山口のすぐ横にテントサイトがあるので前泊に便利です


▲愛知大生の慰霊碑     ▲名物・大好き薬師と書かれたアラレちゃんの絵


▲最初は樹林の中を登って行きます


▲ひときわ目を惹いたヒノキの大木


▲青淵・三等三角点 1869m
 

▲アキノキリンソウとイワショウブ


▲歩きやすい木道が続きます


▲オヤマリンドウ
初々しい姿を見る事が出来ました


▲太郎平小屋に着きました


▲今から向かう「薬師岳」が全貌を出しました


▲黒部五郎岳や雲の平へ向かう木道
いつか歩きたい!


▲太郎平は大賑わい


▲太郎平小屋

■薬師岳山荘へ向かう
太郎平で一時間近く、まったりし、いよいよ薬師岳へ向かう
トレーニングが不十分なので太郎平でバテてしまったら
太郎平小屋へ泊ろうと予約していたがキャンセル
(今回は,念の為に太郎平小屋と薬師岳山荘の二つを予約していました)
この分ならお昼には薬師岳山荘まで行く事が出来そう〜
木道を歩き少し下ると、薬師峠キャンプ場
沢が近いので水量も多く快適なキャンプ場との事
ここを拠点に動かれる方が多いようだ
キャンプ場を過ぎると、いよいよ本格的な山道となる
大岩がゴロゴロした沢沿いを登って行く
岩道が苦手な私はバテ気味
下って来られる方から、もう少し登ると「ウサギギク」が咲いていますよ!
と元気付けられ元気が出た
沢を登り切ると高山植物のお花畑に、ついつい足が止まります
ここまで登ると綿毛ばかりだったチングルマの花も見る事が出来
あ〜今年もアルプスへ来れたんだ!と感動の瞬間です
丁度、お昼に薬師岳山荘が見えて来た
ここでチェックイン!黒部五郎と書かれた部屋へ通され一息ついた
時間はたっぷりあるので、昼食後、山頂を目指す事にした


▲さぁ〜薬師岳へ向かいます


▲薬師峠キャンプ場


▲ゴロゴロの岩だらけの道になりました
歩きにくい^^;


▲薬師平と呼ばれる場所
大きなケルンがあります


▲カールが見えてきました


▲快適な稜線散歩のハズですが疲れて足が重い


▲オンタデとハクサンフウロ
かわいい花達に疲れが吹き飛びました♪


▲ハクサンイチゲ


▲チングルマの綿毛


▲薬師岳山荘が見えてきました

■薬師岳山頂へ
昼食後、山頂へ向かう
山頂まではコースタイム、1時間
ガレ場を休み休み登って行く
目の前に小屋らしき建物が見えたので山頂かと思ったら
愛知大生の遭難碑^^;山頂は、まだ先でした
今にも岩が落ちてきそうなガラガラ道を進み
pm1:35 やっと薬師岳山頂到着!
しかし一面ガスで真っ白、何も見えません〜^^;
晴れるのをしばらく待ちましたが寒くなってきたうえ
雨が降りそうだったので下山^^;


▲山頂だと思ったら・・・・・・・手前のヒークでした


▲愛知大生の遭難碑


▲吸い込まれそうなカール


▲振り返ると・・・・・・・


▲北薬師岳


▲薬師岳山頂・残念ながらガスってきました/薬師ケ岳・二等三角点


▲チングルマ
まだ残っていました♪

■薬師岳山荘でまったり
山荘まで戻ると、同じ部屋には私達以外に三組のご夫婦と単独の女性
大部屋は大勢の方でごった返していましたが
私達はどうやら一人一枚の布団で寝る事が出来そうだ
どうも薬師岳山荘予約していた登山者は優遇して下さるようでしたラッキー♪
pm4:30 に早い夕食を食べ、後は寝るだけ
寝るには早いので外へ出て夕暮れを楽しむ事にしました
高い山には雲がかかり槍穂の見え隠れに皆さん一喜一憂
鍬崎山方面は一面雲海。今日は富山の夜景は無理っぽい
西方向は雲が出ていたので夕日は難しいかなぁ〜と思っていたところ
雲が切れ、キレイな夕日が見えた
今夜も満天の星空
明日もいい天気になりそう


▲薬師岳山荘の夕食
たまご焼きに「やくし」と書かれています♪


▲薬師岳山荘から見た槍ヶ岳
やっと姿を見せてくれました


▲雲海と夕日ショー



 薬師岳に咲いていた花達


・チシマギキョウ      ・ミヤマアキノキリンソウ     ・タカネヤハズハハコ

・クモマスミレ        ・ミヤマコゴメグサ        ・ウメバチソウ

・オオレイジンソウ       ・クロトウヒレン        ・ホソバノヤマハハコ

・ニッコウキスゲ     ・エゾシオガマ       ・ミヤマリンドウ

・イワイチョウ       ・イワショウブ         ・アカモノの実

・ミヤマママコナ        ・タテヤマリンドウ        ・ウサギギク

下山に続く・・・・・・