■いよいよ出発〜

室堂山荘の朝食はam6:30より・・・・・
旬の材料を使ったおいしい朝食を頂き、今日の登りに備えます
朝食後、部屋に戻りゆっくりと出発準備・・・・・
am7:30 いよいよ出発です!
今日も昨日に引き続き、まぶしいほどの好天です
縦走出来るといいなぁ〜
まずは一の越を目指して緩やかな斜面を登って行きます
まだ気温が低いので雪面もよく締まりアイゼンがよく効きます
山荘の方が設置して下さったのか、
一の越までは
竹の棒で道しるべが付けられ、万が一ホワイトアウトになった時には
竹の棒を頼りに進む事が出来るようになっていました
今日は晴天なので視界はバッチリですが
悪天候時には心強いですね


▲室堂山荘の朝食♪おいしかった〜
▲室堂山荘の横にある現存する日本最古の山岳宿泊施設「立山室堂」


▲いよいよスタート!一の越を目指します


▲別山・雪がキレイです〜


▲一の越が見えてきました
日射しがキツイ(>_<)


▲一の越までは竹棒で道しるべがあります


▲一の越山荘2700m

■一の越からの展望

一時間弱で一の越まで登ってきました
ここからは北アルプスの主な山が一望出来、気分も爽快♪
この風景が見たくてここまで登って来たと言っても過言ではありません
ここで小休止・・・・・・
ここから先のトレースを心配していましたが好天&GWの為
次から次へと登山者やスキーヤーさん達が登って来られ
雄山まではなんとか私でも登れそうです・・・・・・


▲一の越からの絶景


▲槍ケ岳をズームで・・・・・・


▲室堂を振り返る・・・・・・


▲いよいよ雄山を目指して登って行きます

■雄山を目指す

am8:45 雄山へ向かって出発です
滑落しないようにアイゼン・ピッケルを使って慎重に登って行きます
先行者のトレースのおかげで、なんとか進んで行きます
途中、少しヒヤッとする場所もありましたがなんとかクリア
ガイドブックによると二の越・三の越があるそうですが
どこがそうだったのかはわからず、足を進めました
途中、勾配が緩やかになり小休止出来そうな場所がありましたが
そこが二の越三の越だったのでしょうか・・・・・・・
山頂に近づくにつれ少し勾配が緩やかになってきました
雄山神社の社務所が目の前に見えましたが
なかなか近づきません^^;


▲振り返ると一の越山荘がはるか下に見えます


▲登りに難儀している私^^;


▲勾配が少し緩くなりました


▲振り返ると絶景が広がっています


▲難所を抜け少し安堵


▲山頂が見えていますが、なかなか着きません

■雄山山頂到着!

一時間強かかり雄山山頂到着!
さすがにここまで登ってくると強風のうえ足元は凍っています^^;
さすが3000m地点の気象条件は厳しい!
まず目の前の一等三角点が目に入りました
ず〜っと前に到着していた夫によると先ほどまで
雷鳥が三角点周辺に居たそうな・・・・・・・
私は見る事が出来ず残念^^;
山頂は勿論真っ白!
まずは御山神社峰本社へ・・・・・・・
夏場は500円でお祓いを受ける事が出来るそうですが
さすがにこの時期はひっそりとしていました
御山神社峰本社参拝後、山頂からの大展望を楽しみます
まだ登った事が無い後立山連峰別山方面がクッキリと見えます
もっと展望が良い時は富士山まで見えるそうですが
今日は残念ながら見る事は出来ませんでした
山頂で大休止〜
暑がりの私もさすがに寒く、一枚羽織りました


▲山頂へ着いた瞬間(^^)v


▲雷鳥♂


▲雄山神社峰本社へ続く稜線


▲山頂からの展望


▲本来この鳥居をくぐって本社へ参拝するのですが
雪で埋まっています


▲大汝山・富士の折立・真砂岳・別山へ続く稜線


▲御山神社峰本社


▲雄山山頂と一等三角点

■縦走断念

さぁ〜ここから先はどうしょうか?
雄山山頂には数十人の登山者がいらっしやいますが
大汝山方面ほ向かう方はほとんどいません
ほとんどの方がここから下山されるようです
大汝山への縦走路を覗き込むと、ほとんどトレース無し!
大汝山へ向かわれている数名の方はザイルで確保し進んでいます
斜面のトラバース!という事で石鎚山頂直下のトラバース程度なら
私でも頑張ればなんとかクリア出来るかなぁ〜と
甘い考えを持っていましたが、そんなレベルではありません^^;
ここは一歩間違えると奈落の底
死亡事故が起こっている場所でもあります
勇気と体力でなんとかなる場所でも無く、
技術が無い私は撤退しかありません^^;
たとえここがクリア出来ても、富士の折立付近にも難所があると
お聞きしているので前にも後へも進めなくなりそうです
人さまに迷惑をかけてもいけないので縦走は諦め引き返す事にしました


▲大汝山への縦走路・落ちると奈落の底
こんな斜面、私には無理です〜
ここで敢え無く撤退^^;

■下山・・・・・・

am11:00 雄山山頂を後にします
下山していると、どんどん登山者やスキーヤーさん達が登って来られます
ここは登山者も多いようですがスキーヤーの方やボーダーの方も多く
山スキーのメッカのようです
一の越まで下りてきました
ここで昼食・・・・・・
室堂山荘で作ってもらったお弁当を頂きます
このお弁当も色々と工夫されていておいしかったです
(一つだけ何かわからない食材(チーズっぽい?)があったのですが
いまだにナゾです)
昼食後、室堂まで下山・・・・・・
登る時に比べ気温が上昇したので雪が緩みなかなか足が進みません
こうなったら得意?の尻セード!
途中、ピッケルで滑落防止の練習・・・・・・
緩やかな傾斜、緩やかなスピードならピッケルで止まる事が出来ますが
急勾配、急スピードならどうなんだろう・・・・・・・^^;
pm1:30 室堂山荘まで下りて来ました



▲一の越ウオッチング
雄山へ向かうスキーヤー達・山頂に飛行機雲・室堂山荘のお弁当・雪に埋まる道標


▲下山は尻セード&滑落防止訓練?

■みくりが池温泉へ・・・・・・

本日宿泊予約していた剣御前小舎へキャンセルの連絡を入れ
せっかくここまで来たのだから日本一高所にある
みくりが池温泉で汗を流す事にしました
みくりが池温泉は・・・・・
日本最高所にある源泉地帯である(標高2,300m) 地獄谷からの
引湯・単純硫黄泉です
入ってみると乳白色のお湯でまろやか〜
石鹸・シャンプー付で@600−でした
但し、ドライヤーは無し
こんな高山で温泉を楽しむ事が出来るとは大満足♪



▲日本一高所(2410m)の温泉・みくりが池温泉
白く濁ったやさしい泉質でした

■帰路につく

縦走を断念したため予定を繰り上げて帰路に着く事になりました
天候も下り坂のようなので、不幸中の幸い?
ここでまたまたハプニング
実は私出発時に「立山ー室堂」間の往復チケット@4190円を購入したのですが
どこかで落とし片道@2360円を購入するハメになったのです^^;
情けない・・・・・・皆さん!気をつけてね
室堂ターミナルから高原バスに乗り、美女平
ここまでは順調でしたが、美女平で大混雑!
本来ならば美女平からはケーブルで立山駅まで下りる(約7分)のですが
GWの為、人が多く私達は臨時バスで立山駅まで下りる(約20分)事になりました


▲またまた雷鳥♂
人が近寄っても逃げません


▲立山を後にします
天候も下り坂・・・・・・・


▲バスの車窓から弥陀ヶ原

■北陸道からひたすら四国を目指す

立山駅から駐車場へ戻る頃にはすっかり夜も更け
暗い中、北陸道立山ICを目指します
途中、お腹が減ったのでとこかで夕食♪
と思いましたが立山IC周辺で飲食店を見つける事が出来ず
SAで食べる事にしました
SAで夕食を取りひたすら四国を目指しますが
どう考えても自宅到着は翌日の早朝・・・・・・・
車内での仮眠も辛いので急遽、大阪在住の長女に連絡を取り
泊めてもらう事に・・・・・・(^^ゞ
ワンルームマンションなのでゆったりとはいきませんが
お風呂に入る事も出来たうえ足を延ばして眠る事が出来たので
車中泊よりは随分楽でした・・・・・・・
お陰様で疲れも取れ翌日、ゆっくりと自宅へ戻る事が出来ました
GWを利用した山行きでしたが幸い、渋滞に合う事も無く
天候にも恵まれ、北アルプス!初雪山を楽しむ事が出来ました
今回の山行で初めて登山届の提出・ピッケルの使用
そして縦走断念・・・・・・
など私にとっては色々な意味でワンステップ?進んだ
山歩きになりました・・・・・・
もっともっと経験を積まないといけませんね
帰宅後、GW北アルプス8人遭難の大ニュースが報道され
あらためて春山の怖さを身につまされました
気をつけて楽しみたいものです



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)


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