■笠ヶ岳からの日の出
am4:30 周りの人達が動き出す音で目が覚める
昨夜は布団4枚に対して5人だったので、まずまず快適に眠る事が出来た
空を見上げると満点の星、今日もいい天気になりそう〜
笠ヶ岳の日の出はam5:30頃だそうなので
そろそろ布団から出て準備する
外へ出てみると、すでに沢山の方が今か今かと日の出を待っている
山頂までは10分ほどなので、ゆっくりと山頂へ向う
石の上に足を置くとツルン、あれっ足元が滑ります
よく見ると石に霜が付きツルツル状態です
これは下山が怖いなぁ〜と思いつつ足を進める
濃紺の空が次第に白みオレンジ色が濃くなってきた
am5:35 日の出!
槍・穂を始めぐるっと360度、見事な眺め
笠ヶ岳からは日本百名山の主な山がほとんど見わたせるとまで言われている場所
奥には富士山も端正な姿を見せてくれている


▲日の出前


▲だいぶ明るくなってきましたよ〜


▲雲海に浮かぶ富士山・手前は甲斐駒ケ岳


▲am5:35 日の出です
今日もいい天気になりそう〜


▲山頂は大混雑

■笠ヶ岳を後にする
絶景に見とれているうちに出発が遅くなり
am6:30 山荘を後にした
ここから秩父平までは多少のアップダウンがあるものの快適な稜線散歩
途中、笠ヶ岳山荘で作って頂いたお弁当で朝食
槍・穂を眺めながら朝食とはなんて贅沢
秩父平を目指して進んで行く
目の前には黒部五郎岳薬師岳
その姿が、おもしろいように大きくなってくる
振り返ると笠ヶ岳が遥かかなたに見える
こんな道ならどこまでも歩けそう〜


▲テント場から乗鞍岳・御嶽山


▲霜がビッシリついています
今年は冬の訪れが早いのかな?


▲笠ヶ岳を後にします


▲笠ヶ岳を振り返る


▲ミヤマダイコンソウがまだ残っていました


▲目の前は黒部五郎岳に薬師岳


▲チングルマの綿毛がキラキラと輝いて


▲笠ヶ岳山荘のお弁当
ホウの葉っぱの上にバラ寿司
ぎっしりと詰まっていたので朝・昼に別けて頂きました
おいしかったです(^^♪


▲笠ヶ岳がだいぶ遠くなりました


▲槍ヶ岳が正面に見えてきました


▲黒部五郎岳・薬師岳が近付いてきました


▲双六小屋が見えてきた

■絶景!秩父平
眼下に見事な大岩が見えた
これが秩父岩?
ここから秩父平を目指してガレ場を急降下
下り切ると、夏の間は一面お花畑だったのだろうと思える草原が広がっている
チングルマミヤマキンポウゲの咲き残りがあり
目を楽しませてくれた
夏の花は諦めていただけにうれしかった


▲秩父岩・奥には双六岳と双六山荘が見えます
ここから秩父平へ向かって急降下


▲秩父平から笠ヶ岳へ向かう人々


▲秩父平へ下りて行きます


▲秩父平
夏場は一面お花畑♪


・ミヤマトウヒレン     ・シオガマギク      ・ミヤマアキノキリンソウ  ・コゴメグサ

・タカネマツムシソウ   ・タカネヤハズハハコ    ・ハクサンフウロ   ・タカネイブキボウフウ

・ハクサンイチゲ     ・ウサギギク       ・ミヤマリンドウ      ・エゾリンドウ

■弓折岳までキツいアップダウンが続く
快適な稜線散歩もここまで
ここからは、アップダウンの連続
おまけに所々、道幅が狭く、対向者と交わすのに時間がかかるようになった
この頃になると空には雲が湧き始め、槍の穂先も雲に隠れてしまった
アップダウンにヘトヘトになりpm0:00 弓折岳到着!ここで昼食
あわよくば双六岳と思っていたが、すっかり行く気力が萎え下山する事にした


▲秩父平方面を振り返る


▲槍ヶ岳・ズーム


▲雲がかかりはじめました


▲チングルマと雲で見えなくなった槍ヶ岳・穂高


▲大ノマ岳かな?


▲キツイアップダウンが続きます


▲秩父平から大ピーク三座目・やっと弓折岳


▲弓折岳 2592m 少し離れた場所にあった2588.4m三角点


▲弓折乗越
笠ヶ岳と双六岳の分岐

■鏡平山荘へ
弓折乗越から鏡平までは30分ほどの行程だが
足が疲れトボトボ歩き、40分もかかって、やっと鏡平山荘が見えてきた
ここで座り込んで大休止!
日本百名山を完登された方から色々とアドバイスを頂いた
私達には無理かも知れないが生の声はありがたい
おかげで元気が出た!
ここで宿泊する事も考えたが、火曜日の出社の事を考えると
少しでも先へ進んでおこうと思い下りる事にした
勿論、期待していた鏡池に映る逆さ槍は次回のお楽しみになった


▲眼下に鏡平山荘
これは逆さ槍は無理ですね^^;



▲鏡平山荘・大休止
何も見えません^^;

■長い、長〜い下り
どんどん登って来られる方とすれ違いながら下りて行く
小学生位のチビッコも元気に登っている
鏡平山荘泊まりかな?
将来、山が好きになってくれればいいなぁ〜
ガラガラの石畳の道を下りて行く
石の上ばかり歩くので足の裏が痛くなってきた
水の音が聞こえはじめると秩父沢が見えてきた
ここまで下りると小池新道登山口まで後少しだ


▲シシウドヶ原
ここから登山口まで標高差1000mと書かれているのを見て
やっぱりアルプスはでっかいと思いました


▲やっと秩父沢まで下りてきました


▲鏡平から小池新道入口までは、こんな岩ばかりの道

■林道を歩いて新穂高へ
2時間40分もかかり小池新道登山口へ着いた
ここからは単調な林道歩き
途中わさび平小屋が見えたので、またまた小休止
ホットコーヒーと冷えたリンゴがおいしかった
薄暗くなりはじめているので早く歩かないと真っ暗になってしまう
笠新道分岐を通過し黙々と林道を歩く
途中、暗くなったのでヘッドライトを使用
pm6:30 灯りがともる新穂高温泉が見えて来た
ヨレヨレで到着!
下山届を提出し、絶景を堪能した二日間が終わった


▲やっと小池新道入口まで下りてきました^^;
ここから1時間30分ほどの林道歩き


▲わさび平小屋

■仮眠しながら帰路へ
なにはともあれ二日間の汗を流したい
無料温泉もあるらしいが、暗くて探すのも大変なので
新穂高ロープウェイ横の「奥飛騨の湯」@800-で汗を流した
ここは平成22年に出来たばかりの新しい温泉との事
乳白色の湯船に湯の花が浮き、いい雰囲気
温度も丁度良く、気持ちが良いお湯だった
周辺で宿泊、と思ったが空いている宿が見つからず
仮眠しながら帰る事にした
一日早く下り、宿泊代が浮いたので高山市内で飛騨牛を堪能
SAで仮眠しながら渋滞に合う事も無くのんびりと四国まで帰ってきた
小池新道の様子もわかったので
いつかは新穂高から双六岳や槍ヶ岳へも行ってみたいと思う
計画段階では双六岳まで楽勝かな?と思っていたが
机上の計画と実際に歩いてみるのでは、全く違う事がわかった
でも憧れの笠新道を歩く事が出来て大満足!


一日目に戻る・・・・・・

同じ日に双六岳を歩かれたグランマ啓子さんのレポート→ここです