■笠ヶ岳 2898m 弓折岳 2592m
 ■岐阜県
 ■2014年9月12日(金)〜15日(月)晴れのち曇り

 地図→ここです



  9/12 自宅pm9:00-高松中央IC-淡路島-名神-東海北陸道

      高山IC-新穂高温泉am5:00

  9/13 新穂高温泉am6:00-林道入口ゲートam6:10-笠新道登山口(小休止)am7:00
      出発am7:15-中間地点am9:00-標高2100mam9:45-杓子平(大休止)am11:35
      出発pm0:10-稜線分岐pm2:00-抜戸岩pm2:55-笠ヶ岳山荘(泊)pm3:40

      ■歩行時間 約9時間30分(大休止・小休止含む)

  9/14 笠ヶ岳山荘am6:30-抜戸岩am7:00-稜線分岐am8:15-秩父平am9:15
      大ノマ岳-弓折岳(昼食)pm0:00-出発pm0:45-鏡平山荘(大休止)pm1:05
      出発pm2:20-シシウドガ原pm3:00-小池新道登山口pm5:00
      わさび平小屋(大休止)pm5:15-出発pm5:40-笠新道登山口pm5:50
      新穂高温泉pm6:30

      ■歩行時間 約12時間(大休止・小休止含む)





※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)



   

■今年も弾丸登山!名峰・笠ヶ岳へ
三連休♪の天気予報はまずまず・・・・・
これを逃す手は無いと遠征を決める
でも今年は野暮用のオンパレードで二ヶ月ほど山から遠ざかり
十分なトレーニングが出来ていない
と、なるとテント泊はまず無理、ロングコースもキツいなぁ〜
じゃあ穂高ロープウェイに乗った時、正面にかっこよく見えた「笠ヶ岳」は?
槍・穂高の展望も良さそうだし決定〜
本来であれば一日早く出発し身体を休めて早朝出発としたいところだが
しがない勤め人、なかなか思うようにはいかない^^;
金曜日、仕事終了後出発!
二人で交代しながら運転、渋滞も無くスイスイ走る事が出来た
名神から東海北陸道に入り高山ICを目指す
この調子で走れば少しは仮眠出来るかな?
と、思ったのが大間違!飛騨清見から中部縦貫道に入らなくてはいけないのに
間違えて直進、次のIC白川郷までは20km以上先
往復40kmもロスしてしまった。時間にして一時間近くのロス
これはショックだった^^;
なんとか引き返し高山ICで降り、新穂高を目指す
暗闇の中のクネクネ道、いつもながら走りにくい
am5:00 やっと新穂高に着いたが、おびただしい数の車!
道路の片側半分は路上駐車の車で埋まっている
さて、どこへ停めようか^^;
なんとか空いているいるスペースをみつけ駐車!
駐禁、大丈夫なん?


▲新穂高登山指導センター
人・人・人でごった返してました
槍・穂高方面と笠・双六方面・どちらへ行く人が多い?

■まずは林道歩き
登山届(出発前に作成していた)を提出しam6:00出発!
笠ヶ岳山荘まで標準タイムで8時間
休憩を入れると私の足では9時間以上かかりそう
と思い、am6:00までに出発出来なかったら鏡平で一泊し翌日登頂予定
この時間に出発出来れば、なんとか笠新道ルートで本日中に山荘に着けそうだ
逸る気持ちを抑え、まずは林道歩き
50分ほどで笠新道への分岐が見えて来た


▲ゲートを越え、しばらくは林道歩きです


▲奥に見える山並みを見ると心が逸ります


▲笠新道への分岐
長い登りに備え、ここで朝食休憩
最後の水場です

■ウワサの笠新道に踏み入る
笠新道は北アルプス三大急登のひとつ
残りふたつは燕岳の合戦尾根高瀬ダムからのブナ立尾根
標高差1400m!どんな急登だろう?
このルート、途中に水場が無いので
暑がりの私はペットポトル6本持参!
ザックの中は、ほとんど水が占めている感じ
おまけにハイドレーションの先っぽを忘れ使用出来ず
幸先、不安です^^;
樹林の中、登る事2時間近く
かなり登ったな、と思ったら1920mの中間地点!
まだ半分・・・・・・・・先は長いなぁ〜


▲いよいよ笠新道に入ります
いきなりのり急登


▲ここから先が長かった〜^^;

■槍・穂高が見えた!
標高2000mを過ぎると突然視界が開け
槍・穂高の山並みが目に飛び込んだ
この方向から槍・穂を見たのは始めてだったので
あの尖っているのは槍?と近くにいた人に思わず聞いてしまった
展望が開けると気分的にも楽になったが、
ここからは直射日光との戦いだ
何度も水分補給しながら杓子平を目指す
なんせ歩いても歩いても杓子平に着かないのである
根性を試される登りとはこういう事をいうのかな?と思う
下りて来られる方から、
あの小高い場所を過ぎると杓子平なので頑張って!と励まされ
少し元気が出た


▲視界が開けると少し気分も軽やかになります


▲あそこに見えるのは槍ヶ岳!
一気に気分が高揚しました


▲見えているのはピークではありません
何度もニセピークに騙されます^^;


▲標高2100m地点
槍・穂高が一望出来る場所


▲絶景です〜


▲今度こそピーク?


▲雲が湧いてきました


▲振り返ると・・・・・・・
どんどん登って来られます

■杓子平
笠新道入口から約4時間半
やっと杓子平に着いた
ここで大休止〜ウワサ通りキツかった〜
杓子平からは目の前にカールが広がり今から目指す
笠ヶ岳も見えるハズだったがガスがかかり残念
おまけに日が陰ると寒いので
あわててダウンを着て昼食・休憩
先にマイペースで登っていた夫は私より40分早く着いていたそうだ
私が遅いのか夫が早いのか^^;


▲やっと杓子平に着きました
本来ならば絶景が広がっているハズですが
生憎ガスがかかり今から行く笠ヶ岳は見えません



▲いよいよ稜線を目指して登って行きます


・エゾリンドウ          ・タテヤマアザミ         ・ミヤマトリカブト

■まだまだ登りが続く
杓子平で大休止後、稜線を目指して進みます
この付近は一面お花畑らしくチングルマの綿毛コバイケソウ
シナノキンバイの名残をあちこちで見る事が出来た
花の季節に登ってみたい場所ですが、
水場が無い炎天下を登らなければならないと思うと少し躊躇する
この日はガスが出たおかげで涼しく、ほとんど汗をかく事なくラッキーだった
カールの中の草原を登るのかと思っていたところ
植物保護の為?か岩場にルートがついていた
この付近の風景、昨年登った屋久島・宮之浦岳付近の風景に
よく似ているような気がした


▲カールの中には岩がゴツゴツ


▲岩場を登って行きます


▲屋久島・宮の浦岳の風景と似ているような〜


▲タテヤマアザミが行儀よく

■稜線分岐から笠ヶ岳山荘へ
pm2:00 やっと稜線に出た
山荘まで登り70分と書かれている
まだ一時間以上歩かないと山荘に辿り着かない計算^^;
稜線歩きといっても小刻みなアップダウンが続き疲れた足に堪える
稜線にも夏の花の名残、ハクサンイチゲミヤマダイコンソウ
咲き残りをいたるところで見る事が出来た
ガスで展望の無い中を進み、やっとカラフルなテント場が見えて来た
笠ヶ岳山荘はこの奥
最後の力を振り絞りゴロゴロの岩場を登り
pm3:40 笠ヶ岳山荘到着!コースタイムを大幅オーバー^^;
いつもならチェックイン後、まずはビール!といいたいところだが
寒くて飲む気になれません・・・・・・・
山荘前の温度計は10℃!寒いハズです
通された部屋は「キレット」の上段
六人で寝るスペースにこの日は五人
まずまずのスペースに一安心


▲笠新道分岐


▲正面に笠ヶ岳が見えるハズなのですが・・・・・


▲あそこから歩いてきました


▲抜戸岩


▲まだ遠い・・・・・・・・・


▲やっとテント場が見えてきました


▲岩がゴロゴロの道を通り笠ヶ岳山荘到着

■笠ヶ岳山頂へ
山荘に荷物を置き空身で山頂へ
山頂まではゴロゴロの岩場が続く
薄らと青空が見えたので展望を期待したが
残念ながらな〜んにも見えず
明日に期待するしかなさそうだ
山荘に戻り夕食
この日は約150名の宿泊客がいたので四交代での夕食となった
私達は三番目の六時から・・・・・・
お蕎麦やフルーツポンチが付いたボリューム満点の夕食
おいしく頂きました♪
食事が終われば寝るだけ
前日の寝不足も手伝って快適に寝る事が出来た
翌日は稜線散歩が待っている
晴れるといいなぁ〜


▲笠ヶ岳山頂までは岩だらけ


▲山頂から大展望・・・・・・のハズが真っ白^^;


▲笠ヶ岳山頂



▲山荘前は気温10℃寒っ!/明日は晴れ予報/夕食・蕎麦・フルーツポンチ付/日の入り


・ミヤマリンドウ      ・ウメバチソウ   ・ウサギギク       ・ゴゼンタチバナ

二日目に続く・・・・・・