双六岳 2860.3m 三俣蓮華岳 2841.2m 
   樅沢岳 2755m 槍ヶ岳 3180m
 ■岐阜県 富山県 長野県
 ■2017年8月25日(金)〜8月29日(火)


   8/25 自宅出発pm7:30
   8/26 新穂高am6:40-わさび平小屋(小休止)am8:00-小池新道入口am9:05
       秩父沢(小休止)am10:05-シシウドヶ原(昼食)pm0:15-鏡平山荘(泊)pm1:25

      ■歩行時間 約6時間30分(小休止・昼食含む)

   8/27 鏡平山荘am5:30-弓折岳分岐(小休止)am6:30-双六小屋am8:25
       出発am9:10-双六岳(大休止・昼食)am10:20-出発am11:10
       三俣蓮華岳(小休止)pm0:40-中道-双六小屋(泊)pm4:00

      ■歩行時間 約9時間(大休止・昼食含む)

   8/28 双六小屋am5:30-樅沢岳(小休止)am6:10- 左俣岳
       千丈沢乗越am10:15-槍ヶ岳山荘(泊)am11:35

      ■歩行時間 約6時間(小休止含む)

   8/29 槍ヶ岳山荘am5:30-槍平小屋(朝食)am7:40-滝谷出合am9:30
       白出沢出合(大休止) am11:00-穂高平避難小屋pm0:00-新穂高pm1:00

      ■歩行時間 約7時間30分(朝食・大休止含む)




※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)




■今年のアルプス!待って!待って!やっと決行

今年も遠征の季節がやってきた
私としては日本百名山を一つでも消化?したいところだけど
夫から「体力があるうちに西穂→槍ヶ岳の岩稜歩きに挑戦したい」との意見が出た
岩稜歩き?私には絶対無理っ!
じゃあ登山口と下山口が同じで別々のルートを歩きましょうという事となった
西穂登山口である新穂高から歩く事が出来るルート
以前、笠ヶ岳へ行った時に足を延ばせなかった双六岳へ行き
双六小屋から西鎌尾根経由で槍ヶ岳へ行けば三日目に夫と合流出来るハズ
小池新道は歩いた事があるし、人気のルートなので一人でもなんとかなるだろう・・・・・
と割と楽観的にルートを決めた
ルートが決まれば次は日程です
ところが今年のアルプス方面の天候は二日続けて晴れの日が無い!
と、いう極めて異常な状態
雨の日や風の日の岩稜歩きは危険なので
日々、天気予報とにらめっこです
待って、待って、やっと8月の最終週に三日連続で晴れ予報が出た!
慌てて職場に休暇願を出し出発準備を整える
Keitannさんより、一人で歩くのなら同行させて欲しいとの
申し出があったので喜んで快諾
これで一人寂しく歩く必要は無くなりました
金曜日、Keitannさんは一足先に出発し
登山口である新穂高で合流する事にしました
私達は仕事から帰宅後、pm7:30頃、高松を出発
途中、Lineで連絡を取り合いお互いの居場所の確認です
金曜日の夜なので渋滞する事も無く東海北陸道へ入りました
進んで行くうちに小雨が降り始め、気温はナント17℃を示しています
連日35℃の中で過ごしてきた身にとってはウソみたいな気温です
外へ出てみると、肌寒く上着を持って来なかった事を後悔しました
KeitannさんよりLineで新穂高直前で夜間通行止めになっているので
車の中で仮眠しますとの連絡
そういえばアプローチ道の下調べをしていませんでした^^;
私達も通行止め場所にam3:30頃着いたので
解除されるam5:00まで仮眠する事にしました
am5:00 丁度に通行止めが解除され無料駐車場へ向かいます
前回、三連休に新穂高を訪れた時は車が多く路上駐車をするハメになってしまいましたが
今回はなんとか無料駐車場へ駐車する事が出来ました
ここで無事にKeitannさんと合流


▲新穂高登山口手前・落石の為
夜間は通行止めでした(下調べ不足)^^;

■雨の中、出発〜
駐車場へ着いてみると土砂振り
5時出発予定でしたが、通行止で時間が狂ったのとこの雨では
とてもじゃないけど出発出来ません
この土砂降りの中、何名かは出発されていました
一時間ほど車の中で待機していると小降りになったので
カッパを着て出発です
夫はロープウェイの始発が八時なのでもうしばらく待機です
はたして三日目に槍ヶ岳山荘で再会出来るでしょうか・・・・・・
am6:40 新穂高登山指導センターで登山届を提出し登山道に入って行きます
予定より二時間遅れのスタートです


▲こんな土砂降りの中、出発される方もチラホラ


▲新穂高登山指導センターで登山届を提出


▲川が濁流です

■雨が上がってきた
まずは林道歩き
この道は笠ヶ岳へ行った時に歩いたので、なんとなく覚えています
道幅が広い林道をのんびりと歩きます
笠新道手前位から雨が止んできたので、カッパをわさび平小屋で脱ぐ事ができそうです
スタートから一時間強でわさび平小屋
大勢の登山者が休憩中です
私達もカッパを脱ぐついでに小休止する事にしました
カッパを脱ぐとスッキリ!やっぱりカッパを着て歩くのは苦手です
ここでKeitannさんより、マスカットとリンゴの配給
え〜っ!アルプスへもいつもの配給を持って来たん?
あたりまえやん!とKeitannさん
スミマセン、私は何も持ってきていませんが、おいしく頂きました^^;


▲笠新道登山口


▲わさび平小屋
ここでやっと雨が上がってきました


▲アルプスへもおやつを持ってくるKeitannさん^^;

■天気が急激に回復
am9:05 いよいよ小池新道へ入って行きます
明け方の雨で渡渉は大丈夫か不安です
石だらけの道を進んで行きます
登山道沿には夏の花から秋の花まで咲いています
花は諦めていたのに思いのほか多くビックリ
今年は雪融けが遅かったので開花が遅れていたようです
秩父沢では大勢の登山者が休憩しています
私達も休憩!
沢沿なのでジッとしていると寒い位です
周りを見渡すと、なんだか若い人が多いように思いました
「山」といえば中高年の趣味という固定観念が、ここでは覆されました
シシウドガ原まで来ると青空が広がってきました
照りつける日差しはまだまだ暑いけど、すっかり秋の空です


▲小池新道入口


▲小さな沢も濁流です


▲秩父沢で休憩される登山者


▲頑丈な橋がかけられています


▲ジャコウソウの群生〜


▲クロバナヒキオコシ


▲シシウドガ原


▲すっかり秋の空です

■憧れの鏡池からの風景
シシウドガ原から一登りで木道が現れました
ここまで来ると鏡平山荘は目の前
登り切ると目の前に槍ヶ岳!が存在感たっぷりにそびえています
これには感動です
鏡池まで来ると、夢にまで見た槍ヶ岳・穂高がクッキリ
前回歩いた時は見えなかったので喜びもひとしおです
登って来られる登山者も皆さん、大絶賛!皆さん笑顔です
そりゃそうですよね、こんな素晴らしい風景が見えたんですもの


▲槍ヶ岳が正面に見えてきました


▲鏡池から見た槍ヶ岳・穂高


▲鏡平山荘で寛ぐ人々

■鏡平山荘で宿泊
時刻は一時過ぎ、更に足を延ばして双六小屋まで行こうかと思いましたが
到着が四時頃になりそうなので、今日はここまでとしました
三日目に槍ヶ岳山荘に着けばいいので急ぐ必要もありません
今日は鏡平でまったりする事にしました
と決めたら、早速、鏡平小屋名物のかき氷です
ふわふわでおいしかった〜
かき氷を作って下さった山小屋の若い女の子によると
こんなに晴れたのは、超久しぶりとか・・・・・・・なんせここ一週間雨だったそうです
今夜の鏡平山荘は布団三枚に四人とか・・・・・・
こんなにいい天気なので仕方ないかな?
夕食は揚げたてのコロッケ♪さくさくでおいしかった〜
勿論、Keitannさんとビールで乾杯
山の上でこんなにおいしい食事が出来るとは感謝ですね


▲鏡平名物「かき氷」♪
おいしい〜


▲弓折岳へ続く道


▲槍ヶ岳をズーム
槍ヶ岳山荘と穂先に人が見えました


▲鏡平山荘の夕食
サクサクのコロッケがおいしかった〜

■素晴らしいアーベントロート
夕食も終り、寝る準備をしていると外がザワザワしています
外へ出ると見事なアーベントロート
慌てて鏡池へ移動すると人・人・人
こんな素晴らしい風景を見る事が出来たとは
今日登って大正解!
山の神様、ありがとう〜


▲赤く染まる槍穂

 この日出会った花達♪


・ヤナギラン          ・キオン            ・エゾシオガマ

・ゴゼンタチバナ      ・ミヤマキンポウゲ          ・シモツケソウ

・トリアシショウマ     ・カニコウモリ            ・サラシナショウマ

・オオレイジンソウ       ・タテヤマリンドウ        ・アキノキリンソウ

・ソバナ・クサボタン・ミソガワソウ・クルマユリ・ハクサンフウロ・キヌガサソウ(ドライフラワー)
  ・ホソバノヤマハハコ・タテヤマウツボグザ・ホタルブクロ・オオバミゾホウズキ・チングルマ(綿毛)
・ミヤマダイモンジソウ・スダヤクシ・オトギリソウ・カラマツソウ他


翌日は双六岳へ向かいます