※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第596号)
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高松港8:00 男木島8:40 ジイの穴(小休止)10:10/10:15 タンク岩10:30 男木島灯台(昼食)11:00/11:35 ジイの穴(展望台)12:05 コミ山12:20 ズッコ山(ハプニング)12:55/13:45 道路14:05 歩く方舟(大休止)14:30/14:50 加茂神社15:05 ミ山15:30 フェリー乗り場15:45
■歩行時間 約7時間(昼食・休憩・ハプニング含む)
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14年振りに男木島へ・・・・高松市 沖に浮かぶ男木島は面積1.37km 周囲4.7kmという小さな島、女木島に比べると訪れる人も少なく静かな歩きを楽しめる島です。勿論、飲食店は無く食べ物は持参した方が良さそうです。瀬戸芸の恩恵で何件かは飲食店があったようですが、この日は閉店していました。そりゃそうです、この日フェリーを下りたのは私達以外3名のみです(^^;高松8時発の船に乗る予定でkeitannさんと高松港で待ち合わせたものの、土砂降りの雨・・・テンション下がりまくりです(^^;船に乗っているうちに上がる事を願って出航・・・8:40 男木港到着です。幸い雨も止んだようで一安心・・・・港の周辺は狭い斜面に家がビッシリと建っています。島は平地がほとんど無いので斜面に建てざるをえません・・・後ろに見えるのはズッコ山 185m、奥に見えているのがコミ山 213m この島の最高地点です。
男木港に着き、まず目を惹いたのが「男木島の魂」男木交流館、なんでも貝殻をイメージして建てられた建物だそうです。特に夜ライトアップされ美しいらしいのですが宿泊しないと見る事が出来ません・・・トイレや休憩所があり船の待ち時間に利用できます。
次に目を惹いたのが「タコツボル」という瀬戸芸の作品・・・写真では大きさが伝わりませんが人が入れる大きさです。
そして「島」といえば、やっぱり「猫」・・・・・
まず男木島灯台を目指します・・・島の住民は毎日こんな坂道を上り下りしているのですね。足腰が強くなるハズです。
男木島灯台まで1.3km・・・ここからは平坦な道となります
トキリマメ
ちょっとボケましたがヘクソカズラの実
アマチャヅル
マサキの実
奥に瀬戸大橋が見えています。手前の三角の島は大槌島かな?
こんな笹?が生い茂った場所もあります
シダ類も豊富
ナント、センニンソウがまだ(もう)咲いているとは・・・蕾もあります
この分岐で素直に灯台へ行けば良かったのに、雨のの後で滑りそうで、ここを下るのが嫌で先にタンク岩方面へ行く事にしました。これが後で後悔する事になろうとは・・・・・
今までの道とはガラリと変わり山道へ入って行きます
気が遠くなりそうな長~い階段
ジイの穴へ立ち寄ります
展望所に到着・・・・14年前にも歩いているハズなのに展望台があったなんて記憶から飛んでいます(^^;東屋で小休止していると東屋の先に山へ向かった踏み跡があります・・・少し進んでみると赤テープがあったので、ここから登れるようです。14年前はここから登れる事を知らずに豊玉姫神社まで引き返し、豊玉姫神社から登りました
展望台からの風景・・・・豊島や直島が見えています
ジイの穴・・・・コミ山の山頂付近にある洞窟で、桃太郎伝説では鬼の副大将が逃げ込んだ場所だといわれています。洞窟の奥に湧水が湧いていて、飲むと不老長寿になるという言い伝えがあります。現在は崩れているので立入禁止のロープが張られています・・・島の人によると「ジイの穴の湧水は、海の潮の満ち引きと関係があり、潮が満ちている時には湧水が減り、引いている時には湧水が増えます。海岸に行かなくても満ち引きがわかる不思議な水です。以前は、その水を使ってコーヒーなどを飲んでいて、ジイの穴の湧水で入れると、まろやかで美味しいといわれていました。」※香川県HP引用
ここからコミ山へ登るのが効率的なのですが、男木島といえば、「タンク岩と灯台」は外せません・・・・仕方が無いのですが、ここまで引き返す事にしタンク岩を目指します・・・・サルトイバラの実
シダでしょうか・・・・・・
道端には沢山の水仙・・・咲いたら「水仙ロード」となります
岩ガラガラの斜面を登ると・・・・・
タンク岩・・・・柱状節理で出来ています。男木島の地質構造は、女木島のそれとよく似ている。島の背梁北端の標高約180メートルの地点に、讃岐岩質カンラン石玄武岩の柱状節理があり、その崩壊物からなる岩海がある。柱状節理は、岩海の上端の断崖上にあり、ほぼ水平に北方へ突出している。また、岩海のほぼ中央に、長さ4メートル、断面が縦9メートル、横3メートル前後で、ちょうど戦車のようにだ円状の形をした柱状節理の集合は、北方約30度傾斜し、岩海上に突き出て奇観をつくっている。さらに、断崖の東の縁にもほとんど垂直に並んだ柱状節理があり、表面が黄白色に風化している。玄武岩とその柱状節理は、県内ではまれであり、地質学の研究には好適な所である。高松市ホームページより….雨の後なのでとにかく良く滑ります。ここは晴れた日に来た方が良さそうです。
岩場にアオツヅラフジが群生・・・こんなに群生しているを見たのは初めてです
いよいよ男木島灯台へ向かいます・・・・・
水仙・咲き始め・・・・・
ツワブキの咲き残り・・・・
一番沢山咲いていた辺り・・・・・
どんどん下りて、やっと男木島灯台に着きました・・・・
すぐ近くを大きな船が航行しています・・・・と、言う事は、かなり深い!って事?キャンプ場があるのに遊泳禁止場所でした
男木島灯台の案内板・・・香川県の庵治石を主体とした御影石造りの洋式灯台「日本の灯台50選」に選ばれているとか・・・・
明治28年12月10日より点灯
資料館の看板には浜辺に流れ着いたガラスの破片でデコレーションされています
灯台周辺の建物もレトロ・・・現在も事務所や倉庫として使用されているそうです
お昼には少し早いですが、ここで昼食にしました・・・トイレも自動販売機も有り休憩にはもってこいの場所です。昼食後、元来た道を引き返しジイの穴の横の展望台へ戻ります・・・・不効率なルート取りになってしまいました(^^;
海上交通の要所なのか、ひっきりなしに船が航行しています
30分ほどで展望台まで戻ってきました・・・登山口は展望台の奥です
登山口表示はありませんが赤テープや踏み跡があるので大丈夫でしょう・・・
スリップ痕がある急坂を登って行きます・・・・下りには使いたくない道です
まるでジャングルに迷い込んだかのようです・・・・
15分ほどで「コミ山 212m」に着きました・・・展望は無し
男木島・三等三角点
コミ山を後にしズッコ山へ向かいます・・・・相変わらず夏場は歩きたくない雑木林
途中、一ヶ所のみ東方向が開けた場所がありました・・・大島が見えています・・・大島も以前から気になっている島、いつかは訪れてみたいものです・・・・
一旦、鞍部に下り岩ゴロゴロの道を登り返します・・・・この付近、石積みがあり以前は「畑」?として活用されていたようです
コミ山から30分で「ズッコ山 185m」到着です・・・・ここも展望はありません・・・ここでハプニング発生、keitannさんが「スマホ」を落としたとの事・・鞍部でスマホのGPSを確認したので落としたとしたら、鞍部からズッコ山の間です。ところが、この区間は明確な道が無く、適当に歩いた区間なので、探すのに苦労しました・・・・おまけに雨は降ってくるわで一時はどうなる事かと思いましたが無事に見つける事が出来、ホッとしました・・・・
後は下るだけです・・・・男木島も猪が多いらしく広範囲に柵で囲っています。柵の外へ出る為には柵を開け、出たら閉めなくてはいけません・・・・
やっと道路に降り立ちホッとしたところで目の前を猪が二頭走りました・・・皆さんのレポートで猪が多いとは聞いていましたが本当に出会うとは・・・・怖っ!
目の前には五剣山と屋島・・・・見る方向によって全然違う山に見えますね
大井海水浴場・・・女木島へ海水浴に行った事はありますが、男木島にも海水浴場があったのですね
当初、乗る予定だったフェリーが入港してきました・・・「ミ山」へも登りたいので3時の船は諦めて5時の船で帰る事にしました。
瀬戸芸の置き土産、歩く方舟・・・・これも見たかった作品のひとつです。時間もたっぷりあるので、ここでのんびりとコーヒータイムにしました。海を眺めながらのコーヒー最高です♪
いよいよ三座目、「ミ山」へ向かいます・・・途中、アロエの花が見頃でした
ありゃ、また猫ちゃんです・・・・かわいい~
どこが登山口なのかわからないので、加茂神社へ・・・・豊玉姫(とよたまひめ)伝説で、豊玉姫を失った山幸彦を祭った神社だそうです・・・・
珍しい手水鉢・・・・自然に出来た物?
神社の横に踏み跡があったので進んでみる事にしました
これが、酷い藪、おまけに開け閉めが硬い柵もあり、なかなか進めません・・・・途中、何かに引っかかった時に無理やり引っ張ったのが原因か?ザックがかぎ裂きになってしまいました(^^;
途中の絶景・・・・・
やっと男木島南・四等三角点を見つける事が出来ました
引くと、こんなカヤの中にあります。夏場は見つける事が難しそう・・・・
鉄塔・・・・・鉄塔があるという事は鉄塔保線路があるハズですよね
北側に、歩き安い道がありました・・・・やっぱり~北側から登れば藪漕ぎしなくても良いです(^^;
ここは「猪」様、専用道路?
墓地に出て来ました・・・・ミ山へは、ここから登る方が良さそうです
フェリーの時間まで小一時間あるので島を散策する事にしました・・・豊玉姫神社の鳥居をくぐります・・・豊玉姫(とよたまひめ)伝説によって、昔から広く知られている神社です。境内には高松市の名木「ウバメガシ」の巨木があります。この神社に伝わる神具(子安具)でお酒を飲むと無事にお産ができると言われ、安産の神様として有名です。港の大鳥居から参道に通じています。山の上にあるので、見晴らしが良く、島内を一望できる絶景スポットです。※香川県HPより
黄水仙が早くも咲いています・・・・
カフェかな?干し柿が良い雰囲気です
石が豊富な島だからこその石垣でしょうか・・・・・
ちょっと覗いてみましたが、ここからの夕陽、本当に素晴らしそうです・・・晴れた日に再訪してみたい
猫ちゃんを見ると、ついつい写してしまいます・・・・
豊玉姫神社にもアート
路地もアートで飾られています
島の地図を見ると、もうひとつ山があるようです・・・・奥の鉄塔があるピークがミ山、手前がデン山となっています・・結局、男木島には四つ山があるという事でしょうか・・・・・
以前、使用されていたフェリー、男木島で静かな余生を過ごしているのでしょうか・・・・
結局、9時から5時までたっぷり楽しみ・・・・5時のフェリーでお楽しみが待っている高松港まで戻ります
今日は二人共、電車で来ているのでお酒が飲めます・・・・JR高松駅2Fの立ち食い寿司屋さんで乾杯!ほろ酔い気分で帰宅しました・・・・たまには車を使わない山歩きも良いですね
出発時は雨でどうなる事かと思いましたが、少し降られたものの、なんとか3座、歩けて良かったです。また瀬戸芸の残り作品も楽しめ一石二鳥の一日となりました・・・・・男木島へは水仙が咲き誇る2月から3月にかけて歩くのがBestと思います。