竜王山(高見島) 297m 高登山(佐柳島)249m
 ■香川県
 ■2015年12月19日(土)晴れのち曇り
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※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)




  多度津港am6:55-高見島浜港am7:20-登山口am7:55-竜王山山頂・竜王宮am8:35
  出発am8:55-登山口am9:25

  ■歩行時間 約1時間

  高見島浜港am9:30-佐柳本浦港am9:55-散策-大天神社参道口am10:40
  大天神社am10:55-奥の院(小休止)am11:10-出発am11:20
  佐柳三等三角点pm0:00-奥の院(昼食)pm1:00-出発pm1:30
  大天神社参道口pm1:45-島内散策-佐柳島長崎港pm3:05-多度津港pm4:15


  ■歩行時間 約3時間(昼食・小休止含む)



冬場は島の山へ

この季節、雪山もいいけど島の山も捨てがたい
迷った挙句、今回は島の山へ行く事にした
まだ行った事が無い、高見島・佐柳島
多度津港am6:55発の船で出発し一日で二つの島へ行く予定
ここのところ朝寝坊が続いていた私
久しぶりの早朝出発に起きれるかどうか不安^^;
なんとか起きる事が出来、真っ暗な中、自宅を出発
多度津港へも行った事が無いのでナビ設定し
暗闇の中、車を走らす
途中、食料も仕入れ多度津港に着いた
真っ暗な中、駐車場もキップ売り場もわからずウロウロ
お聞きすると車は港の周辺に置けば良いとの事
キップは船の中で購入するそうだ
ピオーネさん、Keitannさんと合流し出発
am7:20船の上で朝日を迎えた
今日は気持ちの良い空が広がる予感


▲多度津沖から飯野山


▲海の上から朝日を眺める


▲高見島浜港到着
朝日がなんともいえずいい雰囲気


▲沖に見えているのは本島


▲多度津⇔高見島⇔佐柳島を結ぶ「新なぎさ」

■急坂を登り竜王山へ
多度津港から約25分で 高見島浜港へ到着
登山口に置かれていた杖をお借りし出発
坂道を登って行くとオドリコソウの群生地
春の花なのでまだ咲いていないだろう?と思っていると
気の早いオドリコウが一輪開花
今年の暖冬に惑わされたのかな
数分で、立派な石垣が見えてきた
アメリカで成功をおさめた島出身の中塚さんが建てた民家だそうだ
2013年の瀬戸芸の名残も残っている
中塚邸を過ぎ石段が終わると、いよいよ山道へ入って行く
以前は、草が生い茂っていたようだが今は整備が進み歩きやすくなっていた
樹林に囲まれ薄暗い中、汗ビッショリになり登る
周囲が開けてくると竜王宮との分岐
まずは山頂へ・・・・・・・・・・
登山口から約45分で高見島二等三角点がある竜王山到着
周りは木々が生い茂り展望は無い


▲のんびりした風景
奥に見えているのは香川の山々


▲気の早いオドリコソウが咲いていました


▲中塚邸石垣の横から登って行きます
中塚家は明治時代にシアトルへ移住された事から
「シアトル坂」と呼ばれています


▲スイセンも咲き誇って             ▲珍しい干支の瓦


▲石段が終わるといよいよ山道に入ります


▲周りが開けてきました


▲龍王宮との分岐
まずは山頂へ


▲竜王山山頂と高見島二等三角点

■竜王宮へ立ち寄り下山
山頂から少し北方向へ進むと樹木を切り倒し展望の良い場所に出た
ここからは次に向かう予定の佐柳島がキレイに見えた
竜王宮との分岐まで引き返し、竜王宮へ向かう
ここの社叢は県指定の天然記念物になっており、
まるで太古の杜に迷い込んだような錯覚を覚えた
登りが急だった分、下りは早い


▲山頂広場から次に向かう佐柳島


▲竜王宮・社叢は県指定の天然記念物


▲フユノハナワラビ              ▲ヒヨドリジョウゴ


▲竜王山の主のような大木
風格たっぷりです


▲途中、見晴らしの良い場所から


▲二人が見ていたのはこんな風景
瀬戸内海に山が浮かんでいます



▲高見島ウオッチング

■高見島を後にし佐柳島へ向かう
大聖寺にも足を延ばしたかったが
時間切れでアウト
また時間がある時に訪れてみたい
急いで港まで戻り、佐柳島行きフェリーに飛び乗る
ひと山登り、午前中だというのに早くもカフェータイム♪
女三人寄れば、これだからねぇ〜^^;


▲フェリーから見た竜王山


▲高見島の横に見えているのは「さぬき広島」


▲まだ午前中だというのに早くもティータイム♪

■佐柳島は「猫の島」
高見島から約25分で佐柳島本浦港
フェリーを下りるや否やすぐに猫ちゃんが寄ってきた
この島は「世界のネコ歩き」等多くのメディアで紹介された猫の島だそうだ
ネコを目当てに来られる方が多いらしくネコ好きにはたまらない島
かわいい猫達、癒されます〜


▲佐柳島本浦港へ着きました


▲島民の生活を垣間見る事が出来ます


▲早速、猫ちゃんの大歓迎を受けます


▲この日は暑くて早くも上着を脱ぎます



▲猫ちゃん♪ウオッチング

■大天神社から奥の院へ
しばし猫ちゃんとお別れし高登山
高登山へは、まず大天神社奥の院を目指す
竜王山に続いてここの石段もキツい事
約400段あるそうだ
ここは石肌に彫られた大天狗像が有名
この大天狗にお参りすると失せ物が出てくるとか・・・・・・
天狗といえば怖いイメージだが、心なし優しそうなお顔に見えた
大天狗像を過ぎ奥の院を目指す
ここから先はほとんど歩かれる人も居ないのか荒れ気味の道
奥の院手前に見晴らしの良い場所があったので小休止する事にした
ここからは粟島荘内半島の眺めがよい


▲登山口である八幡宮・大明神と彫られた鳥居


▲大天神社を目指します


▲この石段!キツいです
すぐに汗びっしょりになりました^^;


▲振り返ると・・・・・・絶景が広がっています


▲大天狗と書かれた鳥居


▲ツバキ(野生?)の優しいピンク色が心を和ませてくれます


▲大天狗が彫られています
ここの天狗さんは優しそうなお顔
天狗というよりはサンタさんに見えませんか?


▲奥の院まで行かれる方は少ないようです
草が茂っています

■奥の院から道無き道を歩いて高登山へ
奥の院には珍しい亀の石碑翁像
調べてみると面白いかもしれない
奥の院を過ぎると道は無くなりに突入〜
地図で三角点を確認すると尾根を外さなければ到達出来そう
ここで新兵器登場!
里山忘年会の時にKazashiさんに教えていただいた
スマホのGPSアプリ「Geographica」
地図上に自分が進んでいるログが表示されるので
現在地は勿論、目的地が明確に把握出来
道さえあれば迷わないようになっている
新兵器をフル活動し佐柳島三等三角点に到達
二か所ほど歩きにくい箇所があったが後は、
所々に古い赤テープがありなんとか進む事が出来た
イメージとして一つのピークを越え二つ目のピーク
山頂手前は広場になっており古墳かな?と思うような盛り上がりが二か所
少々、ヤブっぽい奥の盛り上がりにひっそりと三角点があった
国土地理院の白い柱が無いので少々見つけにくい



▲奥の院には不思議なものが沢山ありました
亀の石碑・狛犬・祠・翁像


▲高登山までは薄い踏み後を辿って行きます


▲手前のピーク


▲山頂直前は広場になっていました
こんもりと盛り上がっているのは古墳?
古墳?の奥に佐柳島三等三角点がありました


▲佐柳島三等三角点

■下山後、長崎地区へ
高登山から下山後、埋め墓がある長崎地区へ向かった
途中、廃校になった学校やこの島唯一の砂浜に立ち寄り
のんびりと島歩きを楽しむ
長崎地区に入ると、県指定有形民俗文化財である
埋め墓を見学
海の近くに、埋め墓、それより高い陸側に詣り墓があり
両墓制の墓地として有名


▲コウヤボウキのドライフラワー


▲紅葉と粟島


▲群れる猫ちゃん


▲この島唯一の砂浜
手前が小島奥に高見島


▲ノスタルジックな廃校になった学校


▲有形民俗文化財になっている埋め墓


▲埋め墓の説明板

■佐柳島長崎港を後にする
二つの島を堪能し佐柳島長崎港から多度津港へ戻る
フェリーの甲板ではパン屑やエビせんを投げるとカモメと遊ぶ事が出来
多度津港まで飽きる事なく過ごす事が出来た
この二つの島へ行く時の注意
○自販機もお店も無いので食料は持参する事
○フェリー代はおつりが無いよう小銭を用意する事

塩飽諸島の島めぐり、残すは「志々島」のみ
近いうちに訪れる事が出来ればいいなぁ〜
しかし今日のニ座共に汗ビッショリになった
海抜ゼロメートルからの山登り
島はトレーニングにピッタリかも〜
今回は下調べ無く行き、ピオーネさんに任せっきりでした^^;
ピオーネさん、keitannさん、ありがとうございました
次は「志々島」ですかね


▲この船に乗って帰ります


▲高見島とカモメ
カモメの写真!難しい〜失敗ばかり^^;