■千羽ケ嶽 371.4m
 ■香川県
 ■2012年1月15日(日)曇り
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  自宅am7:00-コトデン-フェリam8:02ー-土庄港am9:02
  土庄港ターミナル前am9:15-バス-橘(上)am9:54
  林道歩き-登山口am10:10-滝場am10:30-ロッククライミング場-滝場am11:30
  拇指平(昼食)am11:45-出発pm0:15-千羽ケ嶽pm0:40-林道出会pm1:10
  林道・車道歩き-草壁港pm2:50-草壁港pm4:15-高松港pm5:15

  ■歩行時間約5時間(昼食・小休止・道迷い含む)

   

■小豆島へ・・・・・・

昨年、洞雲山・碁石山へ行った時に気になっていた山
千羽ケ嶽へ行く事にしました
千羽ケ嶽というよりは
拇指嶽といった方が知名度?が高いのかも知れません
この山は
ロッククライマーのメッカ!の山なのです
行かれた方の写真を見ても
アルペンムードたっぷりです
身近にこんな場所があるなんて〜
こりゃあ絶対に行かなくっちゃ!
自宅を出発し
コトデンで築港へ・・・・・・
たまには車を使用しない山歩きを楽しもうと思います
(フェリー代が高い!というのが本音かも〜)
am8:02発の土庄行きフェリー(@片道670-)に乗り一時間ほど船旅を楽しみます
紅葉も終りシーズンオフ?なのかフェリーはガラガラ・・・・・・
ゆったりと寛ぐ事が出来ました
am9:02
土庄港に到着!
ここからはバスで登山口へ向かいます


▲昭和2年9月に完成した県営高松桟橋
解体が決定したそうなので
慌てて写真を写しました
サンポート完成前はここから
小豆島や女木島行きなどの船が出ていました


▲これもアート?サンポート


▲土庄港に着きました
フェリーの後ろに見えるのが皇踏山393.8m

■路線バスで登山口へ・・・・・

am9:15発の路線バス(坂手線・南廻り福田線)で登山口を目指します
数名の乗客がいましたが内海付近で
ほとんどの方が下車され私達だけになりました
am9:54 橘(上)バス停に着きました
片道@840-でしたが車をフェリーに乗せる事を考えると随分安上がりです


▲橘(上)バス停

■登山口へ向かう・・・・・・

橘集落に向かって進み
数分で商店の角を左折し集合住宅方面へ入って行きます
進行方向を見ると拇指嶽が大迫力で迫っています
分県によると荒神社から登ると書かれているので
探していると地元の方から、
「真っ直ぐ進み、ダムの手前を右へ進んだ方が歩きやすいですよ」と
御親切に教えて頂きました(道標も有り)
そのうえみかんまで頂き何度も「気をつけて行きまいよ」と見送って下さいました
暖かい言葉、うれしいものですね


▲拇指嶽に向かって歩いて行きます


▲迫力ある岩山が近づいてきましたよ〜


▲ダム手前を右折               ▲ここから左上へ進みます


▲ヤブツバキ                       ▲シマカンギク


▲サネカヅラ                    ▲ヤマアイ


▲マンリョウの木が沢山ありました

■山道へ入る

ほどなく岩に白いペンキで親指岳と書かれた登山口が見えてきました
ここから山道へ入ります
20分ほどで滝場(雨の日は滝のようになるらしい)と呼ばれる
突き当りに着きました
さて、ここからどちらへ進んだらいいんだろう?
白いプレートに道しるべが書かれていたようですが
消えて何が書かれているのかわかりません
分県を読むと「ここを左に進むと・・・・・・」と書かれていたので
詳しく読みもせずに左へ進んでしまいました
途中、木の枝でとうせんぼしてましたが道がハッキリしていたので
何の疑いも無く進んでしまいました
ところが進むに連れ、だんだん道が険しくなってくるでは・・・・・・・
これは絶対に違うハズだと思いつつも行けるところまで行ってみよう
というちょっとした冒険心が顔を出し
急斜面を這い上がり岩場まで行ってみました
勿論、写真を写す余裕など無く、カメラをザックに終い本腰です
平らな岩まで来たのでやっとカメラを取り出し撮影です
拇指嶽が近くに見えますがこれ以上近づく事は出来ません
せっかく近くまで来ましたが
命の方が大事です^^;


▲ここから山道へ入ります


▲滝場に突き当りました
ここを右へ進むと千羽ケ嶽・左へ進むとロッククライミング場


▲左へ進むと木でとうせんぼしていたのですが
ついつい進んでしまいました^^;


▲岩が立ちはだかる!
クライマーさん達はこんな壁を登るのですね〜ブルブル


▲「山は学校である」と書かれた遭難碑
落石で遭難されたそうです


▲間違えてかなり拇指嶽近くまで登ってしまいました
この方向から拇指嶽!珍しいでしょう?


▲間違えて登った岩場からの風景〜

■正規登山道へ戻る

これ以上は危険なので滝場まで戻り正規登山道へ〜
な〜んだこっちは、ちゃんと道があるじゃない
なぜ間違えたんだろう^^;
ちょっとしたロープ場を数回クリアすると拇指平に出ました
この風景!
そうこの風景が見たかったんです
アルペンムードたっぷりのこの風景、370mの山にはとても見えません
このダイナミックな風景を楽しみながら昼食です
眼下には橘集落播磨灘
そして目の前には荒々しい岩の塊・・・・・・
圧巻!という言葉以外は見つかりません


▲こっちは正規登山道です
ロープ場が数か所ありましたが
かなり痛んでいるのであまり頼らずに登った方がよさそうでした



▲拇指平から見た拇指嶽
クライマーさんは先っぽまで登るそうです


▲眼下に橘集落と播磨灘


▲柱状節理の岩場

■千羽ケ嶽山頂へ〜

昼食後、いよいよ山頂を目指します
スラブ状の岩場を登りスラブのテラスに寄り道し約25分ほどで
千羽ケ嶽山頂到着です
山頂からは内海湾方面の絶景が一望です


▲スラブの岩場が広がる・眼下は橘集落


▲後ろに拇指嶽             ▲千羽ケ嶽山頂 


▲内海町と内海湾

■下山・・・・・・

思う存分絶景を楽しみ名残惜しいですが下山です
三角点の横を通り北西尾根を下りて行きます
登りに比べ、こちらは緩やかなルート
少しずつ少しずつ下りて行きます
赤テープも有り、道もしっかりしているので安心して歩く事が出来ました
約30分で林道に合流〜
ここからはのんびりと林道歩きです
いつもなら歩行中は上着を着ない私ですが
この日は気温が低いのか歩いても歩いても身体が暖まりません^^;
上着を着込んで黙々と歩きます
粟地ダムが見えてくると安田集落は目の前です


▲三角点               ▲北西尾根方面から下山です


▲しっかりした道が続いていました             ▲林道に合流


▲ムラサキシキブの実


▲清滝山への遍路道と出会いました


▲粟地ダム

■安田集落から草壁港へ

安田集落へ入ると珍しい石垣が目に入りました
これは練り塀とも言われ安田大川の氾濫から
家を守るためにつくられたものだそうです
この集落にも醤油屋さん佃煮屋さんがあり
小豆島らしい場所でもあります
車での移動では見る事が出来ない風景を眺めながら
のんびと島ウオッチングもいいものです
途中、佃煮屋さんに寄り道し佃煮の味見!
山頂から約2時間少しで草壁港が見えて来ました


▲安田地区の石垣(練り塀)
安田大川の氾濫から家を守るためにつくられたものです
地元産の石が地域特有の景観をつくり出しているとして、
この石垣もまた国の有形文化財になっているそうです


▲ヤマロク醤油


▲佃煮ソフトクリーム☆は佃煮です♪

■楽しかった一日も終了〜

草壁発のフェリーに乗り高松へ・・・・・
冬の一日!念願の千羽ケ嶽へ行く事が出来、大満足
楽勝ルートかなぁ〜と思っていたところ道を間違え
とんでもない場所に行ってしまって一時間ロス^^;
低山とはいえ下調べは重要ですね〜
この楽しいルート!一日中、誰にも会わず静かな山歩きを楽しむ事が出来ました
(本音はちょっと寂しい・・・・・・)
小豆島の山!楽しすぎます


▲高松港に着きました
すっかり日も暮れて〜



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)