笹倉湿原 1399m
 ■愛媛県
 ■2018年5月26日(土)曇りのち晴れ



距離5.6km 累積標高差659m

※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)

   金山林道入口8:30-登山口9:00-第一水場(小休止)9:30
   源流地点(小休止)10:00-出発10:20-森の散策-笹倉湿原(昼食)11:10
   出発12:00-第一水場-登山口13:30- 金山林道入口14:00

   ■歩行時間 約5時間半(昼食・散策含む)



■久しぶりの瓶ヶ森林道

笹倉湿原から筒上山へ登る予定だったけど
シロヤシオも終盤のうえ諸事情で笹倉湿原だけになりました^^;
残念だけど少しホッとしたのも事実
と、いうのも笹倉湿原→筒上山ルートは、とんでも無くキツいルートだとか・・・・・
登った事があるKeitannさんもピオーネさんも口を揃えてキツかった〜と言われます^^;
いったいどんなルート?
まぁ次回のお楽しみという事で今日は笹倉湿原散策です
Keitannさんの山友のS氏がちょっと珍しい場所を案内して下さるという事で楽しみです
am5:00にいつもの場所に集合し出発〜
なんせ香川から土小屋は三時間近くかかる場所
遠いんです^^;
いつものコンビニで休憩、曇っているのに石鎚がキレイに見えています
瓶ヶ森林道へ入ると五月も末だというのにミツバツツジが見頃
こんなにミツバツツジがあったのか?という位咲いています
途中、石鎚を撮影したりと寄り道をしながら7:45土小屋到着
ここでトイレ休憩です
トイレから戻って来るとナント、エントツ山さんや鈍亀さんご夫婦
そして、やま&きぬさんにお会いし、ちょっとしたプチオフ会状態です
皆さん、東稜→石鎚→三角点方面へ行かれるとの事
そういえば三角点のシャクナゲや西冠のお花畑も見頃でしょうね
そのルートもいいなぁ〜
金山谷駐車場でS氏と待ち合わせをしているので
ここで皆さんとはお別れ・・・・・・・・・待ち合わせ場所へ急ぎます


▲久しぶりの瓶ヶ森林道
いつもの撮影スポット・自念子ノ頭が見えています


▲五月の末だというのにミツバツツジが見頃
こんなに遅くまで咲いていましたっけ?


▲瓶ヶ森林道から見る石鎚


▲瓶ヶ森


▲子持権現

■金山林道からスタート
土小屋を過ぎ、御来光の滝への取り付も過ぎ金山谷を目指します
なんせ私、石鎚スカイラインを走った事が無いので
時間感覚がさっぱりわかりません^^;
金山谷を過ぎた場所の駐車スペースに駐車しS氏を待ちます
早くも数台駐車され皆さん、出発準備されていました
軽装の方が多いので多分、私達と同じ笹倉湿原散策の方のようです
S氏が到着されたので私達も出発です
金山林道と書かれた場所がスタート地点
しばらくは林道歩きのようです


▲金山林道
まずは林道歩きからスタート


▲曇り空なので薄暗い^^;

■いよいよ登山道へ
林道を歩く事、約30分で笹倉湿原への登山口が見えてきました
笹倉湿原といっても標高差が約400mあるので
ちょっとした山登りなのです
最初は植林の中を緩やかに登って行きます
曇り空で少し残念ですが、暑いよりマシ
植林を抜けると雰囲気の良い自然林の森となってきました
巨樹が多く、楽しみです
第一水場で水分休憩、ここもいい雰囲気です
小休止後、笹が茂る自然林の中を進みます
鹿害で酷い事になっている徳島の山に比べると
この付近はまだまだ笹も木々も元気
被害が出ない事を願うばかりです
曇り空がいっそうしっとり感をかもし出していて、いい雰囲気です
次から次へと現れる巨樹に、ついつい足を止まりなかなか進めません^^;


▲登山口
ここから登って行きます


▲ツガの木?最初から巨木に圧倒されます


▲サワグルミの巨木がある水場で小休止


▲頭上注意


▲ブナを見上げると・・・・・・


▲セクハラの木^^;離してあげて・・・・・・・


▲次々と巨木が現れる


▲ヒメシャラの木も多い


▲巨木が多いので首が痛くなります^^;


▲笹の中を登って行きます


▲土に帰る・・・・・・

■愛大山岳部の学生にお会いする
ワサビが群生している面河川の源流地点
登って来られた若者のグループにお会いしました
聞けば、愛大の山岳部員との事
色々と話をしているうちに、どうせなら一緒に登りましょう〜
と、いう事になり、ここからは賑やかに登る事となりました


▲ワサビの群生


▲面河川源流

■神の庭の懐に入る
ここからは登山道を外れてS氏オススメの森へ入って行きます
S氏の手には、ナタ・・・・・・
いったいどんな所を歩くのかワクワクドギトキです
登山道から外れると、そこは神秘の世界
人工物は一切無く、まるで自然の中に身を任せている気分です
森の妖精でも出てくるんじゃない?と思わず周囲を見渡してしまいました
この付近は「神の庭」と言われているそうですが
本当にその通りだと思いました


▲ビッシリとあります


▲道無き道を進む


▲道無き道を登って来られる愛大の学生


▲振り返ると石鎚が見えます


▲笹を掻き分けて進むと・・・・・・・

■ここは屋久島?
笹原の中からひと際目立った大木が現れました
これぞ、S氏オススメの大木
樹齢何百年だろう?とにかく凄い迫力です
これには、学生さん達も大喜び
皆で、替わる替わる写真撮影しています
この木、中が空洞になっていて中に入る事が出来ます
まさに四国のウィルソン株ですね
さすがにハートの形とはいきませんが木の中から眺める風景は最高!


▲なんだこの木は?まるで屋久島


▲見れば見るほど迫力があります


▲森の精に見えませんか?


▲木の中から上を見ると・・・・・・
ハート型ではないけどまるでウィルソン株


▲二人入っているのがわかりますか?


▲手つかずの自然

■夢にまで見た、笹倉湿原
周辺が明るくなったと思ったとたん笹倉湿原に飛び出しました
皆さんの写真でしか見た事が無かったのですが
やっと現物を見る事が出来、大感激!
想像以上の不思議な空間にため息が漏れます
年々、笹に浸食され規模が小さくなっているそうですが
消滅する前に見る事が出来てよかった
昼食も終り、そろそろ下山・・・・・と思っていたところ
あれっ!与力さん!
なんでもTVを見た奥さまに頼まれて見に来られたとか・・・・・・
(神の庭としてTVで放映されたそうです)
久しぶりにお会い出来、うれしかったです
またどこかでお会いしましょう〜


▲笹倉湿原
木が一本倒れていました


▲笹が浸食し年々規模が小さくなっているようです


▲神秘的な風景


▲紅葉の季節は最高だろうなぁ〜


▲ウマスギゴケ


▲S氏倒れた木の上に乗って撮影しています


▲見れば見るほど神秘的


▲愛大の学生さん・撮影中〜


▲名残惜しく湿原を眺める皆さん

■笹倉湿原を後にする
S氏のおかげで、神の庭を思う存分堪能し下山です
残念ながら晴れる事はありませんでしたが
しっとりとした森を堪能する事が出来ました
筒上山まで行く予定なら、こんなにゆっくりと森を散策する事は出来なかったので
返って良かったように思います
紅葉の季節の神の庭も是非、見てみたいものです
急登と言われる筒上山への道も興味津々
楽しみがまたひとつ増えました
Sさん、ありがとうございました


▲かつて作業小屋?があったのか風呂釜


▲巨木のアーチ


▲メギの花


▲木に絡みついた植物


▲新しい生命の誕生・・・・・・


▲岩黒山が見えています

■瓶ヶ森林道を楽しむ
私達にしては珍しく二時には下山したので
ゆっくりと瓶ヶ森林道を楽しむ事にしました
まずは土小屋でソフトクリームと思いましたが肌寒く
ホットコーヒー&草餅で休憩
下山された、きぬちゃんともお会いししばらく雑談
楽しいひと時・・・・・・・
さすが日本百名山、登山者や観光客で賑わっています
青空が広がってきたので瓶ヶ森へも寄り道
ここから眺める石鎚は最高!ミツバツツジも鮮やかです
今年はミツバツツジの当り年なのか伊予富士の斜面や
ちち山の斜面もピンク色に染まっていました
久しぶりの瓶ヶ森林道
出会いも多く、感動の一日となりました


▲石鎚スカイラインから見た石鎚
石鎚ってこんな形だったの?


▲こちらは瓶ヶ森


▲コヨウラクツツジ


▲ミツバツツジが鮮やか〜


▲まだまだキレイです


▲瓶ヶ森から見た石鎚


▲男山


▲ブナの実


▲伊予富士の斜面がピンクに染まっていました
今年はミツバツツジの当たり年?

道中で見た花達♪


・シコクハタザオ       ・ツマトリソウ          ・キツクバネウツギ

・ミズタビラコ         ・ギンラン               ・アサガラ

・ユキザサ           ・コケイラン          ・アオホウヅキ