大森山・佐々連尾山 1433m・1404.3m
高知県・愛媛県
2007年11月10日(土)晴れのち曇り


    自宅am7:00-高松西IC-川之江IC-法皇トンネル-金砂湖
   上猿田集落-白髪トンネル-林道坂瀬線(撤退)-白髪トンネルam10:30
   出発am10:40-猿田峠(小休止)am11:00-岩のテラスpm12:10
   尾根道pm12:20-大森山pm12:35-佐々連尾山(昼食)pm1:25
   出発pm2:00-見晴らしの良いピ−クpm2:30-大森山pm3:10
   トラバ−ス道(撤退)-猿田峠pm4:10-登山口pm4:40
   ■歩行時間約6時間(休憩含む)

   


石鎚山系のうちまだ登ってない、佐々連尾山(さざれおやま)へ登る事にする。
佐々連尾山といえば同僚の机の上に佐々連尾山山頂写真が
いつも飾ってあり気になっていた山だ!
なぜ職場に写真があるか?というと登山経験の無い同僚が山好きな
得意先の方に誘われ初めて登った山だそうだ。
同僚曰く「笹で前は見えないし、死ぬかと思った〜」(笑)との感想〜
初めて登る山が佐々連尾山では確かにキツかったかも知れませんね。
ガイドブックによると坂瀬から登ると歩行時間4時間25分との事。
それならばそんなに朝、早く出発しなくても楽勝かなっ!と
いつもより遅めに自宅を出発!
川之江ICで下り法皇トンネルを抜け金砂湖方面へ向かう
赤い橋を渡り右折、別子方面へ進む....
猿田川の所(富郷バス停)を左折し、上猿田の集落を目指す...
道沿いには紅葉もさることながら黄色のシマカンギクがひときわ目立っていた。
のどかな上猿田集落を過ぎしばらく走ると白髪トンネルが見えて来た!
(所々未舗装の部分もありましたが通行に問題無し)
照明が無く真っ暗な白髪トンネルを抜けると猿田峠経由の登山口!
ここから登ると大森山経由となるため少しロングコ−スとなる。
私たちは軟弱ピ−クハンタ−(^^ゞなので少しでも短いコ−ス!
と思い、坂瀬からのコ−スを選択.....
白髪トンネルを抜け汗見川沿いを下っていくと登山口がある
坂瀬林道入口に着いた。
ここからは未舗装のガタガタ道〜
少し走ってみたものの、とてもじゃあないけど無理!
途中で立ち往生したら大変な事になるので、すごすごと撤退〜
この林道、タイヤが大きい車じゃあないと底を擦り無理です。
仕方が無いので距離は長いが白髪トンネル口から登る事にし引き返す。


▲シマカンギク                      ▲雲海に浮かび上がる山々....


▲汗見川と汗見川沿いの紅葉〜

トンネル横の広い場所に駐車し準備....
愛媛ナンバ−2台の先駆者あり!
am10:40遅い出発!日没までに下山出来るのかなぁ〜
やっぱり山歩きには色々ハプニングが付き物なので
どんなに歩行時間が短くても早く出発すべきでした^^;反省〜


▲白髪トンネルまで戻って来ました!         ▲遅くなったけど気を取り直しさぁ〜出発〜

気を取り直しトンネル横の林道から歩き出す。
所々崩れているが平坦な道だ。
以前は車が入っていたそうだが今は廃道との事。
5分程で本格的な登山道へ入る。
薄暗い植林の中の敷石道を登って行く...
木々の間からキレイな紅葉〜♪
登山口から約20分で目の前が開けてきた。キレイな青空♪
鉄塔がある猿田峠(白髪峠)へ到着!
二ツ岳方面の展望が素晴らしい〜
今から進む方向にはピラミダルな山容!ワクワク〜
展望を楽しんだ後、いよいよススダケのトンネルに突進(笑)


▲石を敷き詰めた植林の中を歩きます           ▲季節外れのスミレ♪フイリシハイスミレ?


▲猿田峠の鉄塔が見えてきました〜            ▲猿田峠からの風景


▲すっかり冬の装い             ▲大森山経由佐々連尾山へ向かいます

ウワサには聞いていたが本当に手強い!
這って歩いた方が早いんじゃあ.....
スズタケのトンネルを抜けるとブナの木がある小ピ−ク!
紅葉を眺めながら一息いれる。
さぁ〜ここからが今日の本番^^;
要塞のように次から次へと現れる岩を巻いて周りの木々に
助けられながら登っていきます。
11月だというのに暑くて汗ビッショリ!
一箇所、足場が無い岩場の登り(ロ−プ有り)があったが
腕の力だけでは厳しい〜
仕方なくザックを先に上げ、空身でどうにかクリア〜
こりゃ本気で体重を落とさないとヤバイです(涙)


▲佐々連尾山名物?背丈ほどある笹の中へ突入〜        ▲黄色の紅葉が青空に映えて♪


▲ブナの木が見えてきましたよ〜


▲ブナが見え出した辺りから岩場の連続.....


▲大岩の横を巻いて登ります          ▲大森山手前のピ−クが見えてきた!


▲この辺り、一番の難所!足場が無い岩場を登ります^^;急登の連続

急登の連続にヨレヨレになりながらも岩場のテラスに到着!
ここからの眺めは絶景!!
猿田峠の鉄塔が眼下に見える。
結構登ってきたものだなぁ〜
大森山手前の尾根道まで後、少し.....
やっと尾根道へ出た!ふぅ〜
大森山方面へ進むとステキなご褒美が待っていた♪


▲岩のテラスからの風景は絶景♪


▲見下ろすと紅葉がキレイ〜               ▲やっと尾根道へ出た!

広くなだらかな笹原の中にブナの大木!
ここだけ時間が止まってるんじゃないかと錯覚しそうな場所だ。
新緑の頃もう一度訪れてみたい...
目の前に小高いピ−クが見えて来た!
登り切ると大森山山頂1433m!
おなじみのキティ山岳会のピンクの山頂表示♪が掛けられていた。
山頂は狭く木々の覆われ展望は殆ど無し。
大森山を後にし佐々連尾山を目指す.....


▲登り切ると、こんなご褒美が待っていた♪




▲時が止まった空間!


▲大森山山頂1433m                ▲大森山からいったん下ります

大森山を下り、笹原を抜けると見晴らしの良い場所に出た。
単独の方が食事中〜
横を通らせて頂き私たちは先へ進みます。
ここからは痩せ尾根のアップダウンが続きます。
岩場にロ−プが掛けられており慎重に進む。
痩せ尾根に出ると、右側は切り立った斜面...笹原の奈落の底です(殴)
やっと佐々連尾山手前の広い笹原に出た!
手前に一つピ−ク!そしてその奥にもピ−ク!
さてどちらが佐々連尾山山頂なのかなぁ〜と思いながら先を進む。

▲森の中は不思議なものだらけ...         ▲痩せ尾根のアップダウンが続きます


▲こんな稜線を歩きます.....


▲目の前に佐々連尾山♪

手前のピ−クに到着!やっと佐々連尾山山頂1404.3m到着!
という事は奥のピ−クは1392mのピ−クのようだ。
笹に囲まれた山頂で遅い昼食にする。
昼食後、周囲を散策するが1392mピ−ク方面も良い雰囲気のようなので
チラッと中川峠側へ下りようかと思ったが、車道歩き(しかも登り)の事を
考えるとねぇ^^;
やっぱり元来た道を帰る事にした。なんて軟弱な私達.....
元来た道を引き返します.....
途中、見晴らしの良い場所で紅葉を眺めながらコ−ヒ−タイム♪
至福の時です〜


▲佐々連尾山山頂1404.3m    ▲佐々連尾山を後にし..風の力強さがわかります






▲吸い込まれそうな笹原             ▲大森山が見えて来た!笹原には沢山の鹿の道


▲アップで写してみました苔とコメツツジの紅葉♪

大森山まで戻って来た!
ここから岩場を通らずに猿田峠まで下りる道があるようなので
その方向に進んでみたが、途中から倒木が道を塞いでおり
敢え無く撤退!(途中までは踏み後がありました)
時間も遅いので無理は禁物と思い大森山まで引き返す。
元来た道を戻りどうにか日没前に下山!
登る時に苦労した岩場!下りるのは楽勝♪でした。
重力には素直に従いましょう(笑)
本日の教訓!いくら山行時間が短い山でも時間に余裕を持って出発する事!
どんなトラブルがあるかわかりません.......
反省の山歩きになりました。


▲鹿の角の研ぎ後?                   ▲急登を今度は下ります



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)