猿越山 1436m
 ■高知県
 ■2016年12月18日(日)快晴



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)

   大規模林道登山口am10:00-造作小屋am10:10-カラ池分岐am10:40
  第一ピーク(小休止)am11:35-出発am11:40-第二ピークpm0:05
  猿越山(大休止)pm1:10-出発pm2:00-第二ピーク-第一ピーク
  カラ池分岐pm3:30-造作小屋pm3:50-登山口pm4:00

  ■歩行時間 約6時間(昼食・小休止含む)



年内に猿越山へ
皆さんのレポートを見て以前から気になっていた山があった
展望の良い稜線がどこまでも続く山
「猿越山」
今年は
申年なので、なんとしても年内に登りたいと思っていた
でも香川からは遠いので躊躇していた山
早く登らないと申年が終わっちゃう!
am6:00に
え〜ちゃんと合流と豊浜SAへ向かう
豊浜SAで
ピオーネさんと合流
今日は三人で歩く予定です
大豊ICで下りR439を走る・・・・・・信号も無く快適な道
気温が低いので所々凍結しているので慎重に走る
途中「池川439交流館」で休憩&買い物
おいしそうな物が並んでいるのでついつい目移りします
今回はおいしそうなお寿司と梅酢でつけた豆腐を購入
珍しいものを見るとついつい買ってしまう私です^^;
「池川439交流館」を過ぎ次の信号のある交差点を右折
「ツボイ集落」を目指してどんどん高度を上げて行きます
途中、さすが池川町!茶畑が広がります
どんどん高度を上げて行くと
「ツボイ放牧場 1km」
の案内板がある三差路にぶつかりました
ここは
左折、いよいよここからが「大規模林道」です
この林道、ナント、センターラインまで有り林道としてはかなり広い道
何の為にこんな広い道を作ったのか、色々と話題になった林道との事
山登り好きにはありがたい事ですが・・・・・ね^^;
大規模林道に入ると真っ白な積雪
やっぱりスタッドレスタイヤで来て大正解!


▲「この南、くぼんだ所が鈴ヶ峠」と彫られた石碑がありました


▲石碑の近くに咲いていた桜
よく見ると凍っています・・・・・・・寒っ!


▲アップにすると・・・・・・・


▲今から向かう稜線が見えてきました


▲落ち葉も霜で真っ白


▲茶畑の横を通り高度を上げていきます


▲時間通行規制があるので注意!


▲「ツボイ放牧場 1km」の案内板が見えたら左折
「大規模林道」に合流です


▲案内板があった場所から下を眺めると
のどかな風景が広がっていました


▲雪が多くなってきました


▲大規模林道から見た「中津明神山」

■今季初の雪山!
大規模林道に入り約20分ほど走ると中津明神山が見えてきた
伐採され見通しが良くなった場所が登山口
(登山口表示は見当たりませんでした)
路肩に駐車し「山火事注意」のノボリが有る場所からスタート
まずは薄暗い植林の中を進んで行きます
早速、積雪の為、登山道が見えないので
赤テープを探しながら進みます
途中、小さな沢の手前にがあり積雪の為、見えず
踏み外しそうになりヒヤっとしました^^;
スタートして10分で造作小屋が見えてきた
造作小屋には「公山」という看板
「公山」とは公共の山?という事でしょうか
約10年、山を歩いているけど初めて見た看板のような気がします


▲今から歩く稜線


▲中津明神山をズーム


▲登山口表示はありません
「山火事注意」のノボリが目印


▲小さな沢を渡り植林の中を歩きます


▲造作小屋が見えてきました

■想像以上の積雪量にビックリ
造作小屋を過ぎると明るい自然林の森になった
この日、ここを歩くのは私達だけらしく、まっさらの雪がうれしい〜
雪に木の影、自然の造形美に思わずVサイン♪
雑誌山・水の峠の案内板が現れた
雑誌山1.7km、水の峠5.4kmと書かれている
いつか歩いてみたい道だけど水の峠から歩くとかなり遠いなぁ〜
先へ進むとカラ池・明神山の案内板
勿論、明神山方面へ進む
どんどん雪が深くなり・・・・・・・
深いところで20cmほど積雪があり、一歩踏み出すのも大変になってきた^^;
アセビの群生を過ぎると稜線に出た
奥に太平洋が光り輝いているのが見えた
先週に引き続き光輝く太平洋を見る事が出来るとはラッキー


▲誰も歩いていない道
真っ白な雪に木の影が美しい〜


▲真っ白な雪の上を進みます
気持ちいい〜


▲カラ池・雑誌山の分岐


▲アセビの森です


▲奥に光輝く太平洋

■第一ピーク(カラ池山?)
まずは第一ピーク(カラ池山)を目指す
たっぷりの雪を楽しみながら登って行く
振り返ると石鎚から堂ヶ森への稜線が見えてきた
山座同定に忙しくなかなか進めません^^;
ニセピークに騙されながらも、やっと第一ピーク到着
ピークといっても図根三角点があるだけ
ポカポカ陽気の為、結構汗をかいたので水分補給


▲まず最初のピークを目指しますが
雪が深くなかなか進めません^^;


▲積雪20cm位でしょうか・・・・・・


▲モコモコの雪の間を通ります


▲ミニ雪尻


▲赤い実がキレイでした


▲石鎚から堂ヶ森への山並みが見えてきました


▲第一ピークまでもう少し


▲手箱山・筒上山も見えてきました


▲第一ピークの図根三角点

■第二ピークも越え、やっと猿越山へ
小休止後、第二ピークへ向かって出発
私とピオーネさんの二人だけなら、第一ピークで引き返していたと思いますが
え〜ちゃんのおかげで先へ進む事が出来ました
地図を見ると第二ピークまでは近そうです
第二ピークには目印は無く、ただの通過点といった感じでした
ここで時刻はすでに正午をまわっています
さてどうしようか?と思いましたが暗くなるまでにはなんとか下山できそうなので
先へ進む事にしました
ここからが本日一番の絶景ポイント
まるでアルプスの稜線を思わせるような絶景
どこまでも歩けそうな錯覚に陥りそう〜
いよいよ第三ピーク、猿越山への最後の登りです
これがキツかった〜
アイゼン無しでは、ずり落ちそうな傾斜
え〜ちゃんが作ってくれたステップを頼りに猿越山到着!


▲まだ先は長い・・・・・・


▲動物の足跡


▲第二ピークを目指します


▲猿越山への道がハッキリ見えます


▲振り返ると・・・・・・


▲だいぶ中津明神山が近づいてきました


▲猿越山への最後の急登です
ここが一番キツかった
え〜ちゃんが老体にムチ打って頑張ってくれました


▲傾斜がキツのがわかりますか?


▲歩いてきた稜線の後に筒上山・手箱山・雨ヶ森

■どうにか申年を猿越山で越す事が出来た!
pm1:10 やっと猿越山へ着きました!
目の前には存在感たっぷりの中津明神山
山頂表示は無いけど三角点があるので間違い無さそうです
ここで遅めの昼食
絶景を眺めながらの昼食は最高!
時間がおしているのに、ついつい、のんびりしてしまいました


▲猿越・三等三角点


▲お決まりの〜


▲Best!ショット


▲猿越山からは中津明神山がこんなに近くに見えますが
歩いたらどれくらいかかるんだろう?


▲今日も高知の田舎寿司

■早足で下山
たっぷり大展望を楽しみ下山
猿越山山頂直下が急斜面だったので
アイゼンを付けて下山する事にしました
やはりアイゼンを付けると安心感たっぷりです
下山は登った時のトレースがあるのでスムーズに歩く事が出来
約二時間で登山口まで戻ってきました


▲歩いて来た道を戻ります


▲中津明神山があんなに遠くなりました


▲沢を渡ると雪で隠れている橋がありました

■申年を猿越山で越す
私にとって申年は辛い事の方が多かったけど
念願の猿越山へ登る事が出来、いい締めくくりになりました
今日、猿越山まで行く事が出来たのは、
え〜ちゃんがトップを歩いてくれたおかげです。
女性二人では多分第一ピーク付近で撤退していたような気がします
トップを歩いてくれた、え〜ちゃん!ありがとうございました
誘ってくれたピオーネさん!ありがとうございました
来年は、いい年になりそうです
あっ!そうそう今日は霧氷狙いで来たのですが
ポカポカ陽気の為、霧氷は無し!
でも素晴らしい大展望にそんな事、どうでもよくなりました
来年は酉年、鳥のように羽ばたきたいものです