佐伯天神山 409.2m
 ■岡山県
 ■2018年2月24日(土)晴れ時々曇り



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)



 河本登山口9:20-本丸(337mピーク)10:45-天神山11:20-和気美しい森(昼食)11:30
 出発12:10-本丸(337mピーク)12:40-侍屋敷跡13:15-天瀬登山口13:30
 自転車道-河本登山口13:40

 ■歩行時間 約4時間(昼食・小休止含む)




山城がある佐伯天神山へ

セツブンソウが見頃との情報
花散策だけではもったいないので以前から気になっていた
佐伯天神山へ行く事にしました
坂出のいつもの場所でKeitannさん、ピオーネさんと合流
瀬戸大橋を渡り岡山を目指します
途中、キレイな日の出・・・・・・・
でも黄砂か春霞か、せっかくの瀬戸内海の絶景も霞んでいます
吉備SAでワンワンさんと合流
和気ICを下り、R374を津山・美作方面へ向かうと
道路沿いに「天神山城址」と大きく書かれた文字
否が応でも目に入り、ず〜っと気になっていました
どなたかのHPに、車はコミニュティセンターへと書かれていたので
すぐ近くのコミニュティセンターへ駐車
準備し登山口である天石門別神社へ向かう
数分で天石門別神社
備前焼で作られた狛犬が迎えてくれた
となりには猪を従えた和気清麻呂像、こちらも備前焼きで出来ています
am9:20 天神山城址登山口と書かれた大きな案内板から出発〜


▲R374から見た佐伯天神山(手前)


▲コミニュティセンター ▲かなり古い橋(道路工事中でした)


▲コミニュティセンターから出発
見れば見るほど急峻な山


▲天石門別神社
備前焼きで出来た狛犬


▲立派な登山口表示があります

■急登が続く
山の形から想像していたとおり最初から急登です
気温が低いのでなんとか登れますが夏場は汗ビッショリになりそうです
20分ほど頑張ると見張り所と書かれた場所に着きました
ここからは眼下に吉井川と田原井堰発電所の堰堤が見えました
せっかくの絶景なのにやっぱり霞んでいます
今日は一日中、こんな天気なのでしょうか^^;


▲キツイ登りが続きます


▲見張り所


▲眼下に吉井川と田原井堰発電所の堰堤
黄砂?春霞み?


▲こんな珍しい岩もあります


▲天神地蔵


▲まだまだ急登が続く

■次から次へと史跡が現る
登りはじめて一時間弱、やっと急登も終り平坦な場所に出ました
下の段と書かれています
三の丸まで来ると東屋があったので小休止
得意のおやつタイムです♪
小休止後、いよいよ山城の核心部へ進んで行きます
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天神山城址とは、戦国時代の大名・浦上宗景が築いた連郭式の山城
城山は峻険で西側に吉井川が流れており天然の堀をなしていたものと思われる
標高390mの西峰の山頂に本の丸が配され、
北西に向かって山上伝いに二の丸、三の丸が配されていた。
また、本の丸の南東側に向かって馬屋の段、南の段等の曲輪、
深くV字型に切れ込んだ堀切が確認出来る。
さらに堀切を南東に進むと天神山東峰(409m)に入り2つの石門を経て
その山頂には周囲を見晴らせる太鼓の丸、太鼓の丸への侵入経路として
北東方面から伸びる虎口があり、より南東にも雑な作りではあるが
堀切や土塁線の遺構が残る。
天神山城北西の「下の段」の遺構から太鼓丸南東の土塁線の遺構まで
実に1km超に及ぶ大規模な城郭です
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上の石門を過ぎると、田土の集落の棚田が見えましたが
こちらも霞んでいて残念・・・・・・・・
棚田の上部には美保高原「岡山のコテージ・高原の宿ロマンツェ」があり
テニスやフットサルを楽しめるコテージがあるそうです


▲下の段と西櫓台
ここまで登ると傾斜が緩くなりました


▲三の丸
東屋がありました。ここで小休止


▲帯曲輪と鍛冶場


▲祠と百貫井戸への道標


▲大手門跡と桜の馬場


▲大きなカゴの木


▲長屋の段・二の丸・空堀


▲本丸


▲天津社・飛騨の丸


▲築郭法で出来た石垣


▲堅堀・南櫓・亀の甲


▲大きな石が増えてきました


▲上の石門


▲田土の集落・山の上に見えるのが
美保高原「岡山のコテージ・高原の宿ロマンツェ」
せっかくの風景が霞んでいて残念


▲棚田が美しい〜


▲山の上に広大な山城があったとは・・・・・・
なんだかワクワクします


▲太鼓の丸・軍用石


▲これも軍用石?


▲石門

■天神山山頂
石門を過ぎると、天神山・三等三角点がある天神山山頂
特に何も無く、単なる通過点といった感じです
山頂を過ぎると遊歩道となり猪・鹿除けゲートをくぐると
和気美しい森に到着です
立派なビジターセンターやトイレがありましたが
冬場は休館なのか営業されていませんでした
トイレも使用出来ません
ベンチがあったのでここで昼食にしました
目の前には自販機まであり、喜んでいいのかどうか微妙です^^;


▲天神山・三等三角点


▲ビジターセンターまで330m


▲猪や鹿除けゲートを開けて入ります


▲和気美しい森ビジターセンター

■侍屋敷経由で下山
昼食後、天津社跡まで戻り、侍屋敷方面へ下りて行きます
途中、ヤブツバキを見つけて大喜び
やはり花が咲いていると元気になりますね
天津社跡から25分程で侍屋敷跡
ここもかなり広範囲に屋敷跡があり感動しました
稜線の山城跡に侍屋敷跡
この山が栄えていた頃は大勢の人々が
この登山道を行き来していたと思うとなんだかワクワクします
元の道へ少し引き返し数分で天瀬登山口
ここからは旧片上鉄道線跡のサイクリング道路を歩き
河本登山口まで戻りました
旧片上鉄道線跡は今では「片鉄ロマン街道」と命名され
多くのサイクリストに利用されているそうです。
帰宅後、あらためて地形図を見ると
急峻な地形を上手く利用し山城を築いていた事がわかります
昔の人の知恵には頭が下がる思いです
気になっていた天神山城址訪れる事が出来よかったです


▲侍屋敷経由で下山


▲ヤブツバキ


▲侍屋敷跡


▲天瀬登山口に設置されている侍屋敷の全貌図


▲廃線となった旧片上鉄道線跡を利用した自転車道


▲今日も数台走っていました

この日見た早春花達



▲セツブンソウ

▲セツブンソウ

▲セツブンソウ

▲セツブンソウ

▲ユキワリイチゲ

▲ユキワリイチゲ

▲セツブンソウ・別の場所で・・・・・・・

▲セツブンソウ・別の場所で・・・・・・・

セツブンソウは丁度見頃、ユキワリイチゲは咲き始め・・・・・
今年も可憐な花に出会えた事に感謝です♪