雄山(おんやま)140m 雌山(めんやま)164m
 ■香川県
 ■2015年11月3日(火)晴れ
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※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)



対照的な二つの山

以前から気になっていたお椀を二つひっくり返したような山
この雄山・雌山には、高天原からイザナギノ命は雄山に、
イザナミノ命は雌山に降臨したという讃岐の国造り神話が語り継がれているそうだ
また、「さぬき浜街道」が雄山・雌山の間を通っており、
この街道の峠越えは「小石越え」といわれ
「二つの山が恋し合う」が由来との説もあるなんともロマンチックな山


▲白峰寺展望所から見た雄山・雌山

■まずは雄山へ
まずは山頂まで車道が通っている雄山
みかん畑が広がる斜面を眺めながら車道を歩く
今日は気温が高く早くも汗ばむ
車道はぐるりと回り込んで山頂に向かっている
不効率な道だなぁ〜と思うが仕方がない
30分ほど歩くと鉄塔が見えてきた
行き止まりまで行き左へ少し入った場所に四等三角点があった
山頂表示は無し
山頂からは瀬戸大橋や五色台が箱庭のように見えた


▲雄山・雌山共にここから登りました


▲以前は酪農場?奥に見えているのは五色台


▲どこまでも続くみかん畑


▲ハゼの紅葉が青空に映えて


▲山頂周辺は鉄塔が沢山ありました


▲雄山・四等三角点


▲雄山から瀬戸大橋


▲五色台方面

■雌山へ
雄山から下山し雌山はどうしょうか
「里山に遊ぶ」には「今では足を踏み入れる道もない」と書かれている
でもせっかく来たのだから登ってみたい
ふと以前、Kazashiさんが登られたような気がして
早速、スマホで検索(こういう時に使えすぐれものです)
登山道は無いけど山頂には三角点があるとの事
たかが標高164m!なんとかなるさで出発
みかん畑のモノレールの横を通らせて頂く
登り切ったところで雑木林の中に入る
かなり古くはなっているが所々、赤テープが有り一安心
ちゃんとした登山道は無いけれど下草がほとんど無く歩きやすい道
急登を登り切ると石を積上げた古墳?が現れた
さらに先へ進むとコンクリートで出来た貯水槽?
以前は、山頂付近まで畑があったのかな?
三ヶ所目の古墳の先に雌山四等三角点があった
ここまで約30分
横には、○米さんのマーク
木々に囲まれて展望は無い
登ったルートで下山しようと思ったが途中で道を失い少しだけ北寄りに出た
展望はなかったけど、道無き道を歩くのはなんだかワクワクした
楽々、雄山と藪漕ぎ、雌山
あまりにも対照的な二座
なかなか楽しい山歩きになった
Kazashiさんの雌山レポート!大変参考になりました
ありがとうございました


▲雌山登山口?みかん畑のモノレールの横を通らせて頂きました


▲道無き道を進む


▲アキノキリンソウとリュウノウギク


▲リュウノウギク


▲古墳?が現れました


▲コンクリートで出来た貯水槽?


▲雌山・四等三角点


▲コウヤボウキ                ▲アキノキリンソウ

■雌山古墳群
後日、四国新聞に雌山古墳群の事が掲載されていました
雌山には三基の古墳があり三基とも「積石塚古墳」であること
方墳・前方後円墳・円墳とそれぞれ形状が異なる事に加え
1号墳は堅穴式石室の側壁の一部が確認されたとの事
2号墳は後円部積石、前方部安山岩の小礫(れき)を混入した盛土で出来ている事
3号墳は小型の石室が確認された事が判明
築造時期は古墳時代前期(約1700年前)と推定されているそうだ
【香川県埋蔵文化財センターより】2016年1月6日