中津山(なかつさん) 1446.6m
 ■徳島県
 ■2018年12月2日(日)晴れのち曇り

   登山口10:00-田ノ内・四等三角点10:35-祠12:00-山頂(昼食)12:35
   出発13:15-盤ノ岩13:35-中津神社14:10-山頂14:35-祠14:50
   将軍神社16:00-登山口16:10

  ■歩行時間 約6時間(昼食・盤ノ岩含む)



距離 8km 累積標高 897m

※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)



のんびりハイク?中津山へ

中津山といえば8年前に一度登っているけど
山頂の池弘法大師像くらいしか覚えていない・・・・・
そうなんです、とりわけ大きな特徴も無く影の薄い山でした^^;
ところが今回の山行で大きく印象が変わり興味深い山となりました
今回はアプローチも近く、歩行時間も三時間ほどののんびりハイクの山なので
7時半・・・・・・・と珍しく遅めの集合
R32を走り祖谷方面へ向かいます
途中、R32沿いのモンベル横のコンビニで休憩
最初はサンクス、次はセブン・・・・・いい場所にあったのに閉店していましたが
新たにローソンが開店していました
まだ開店してから一週間だそう〜
この場所、交通量も少なく収益も少ないのかも知れませんが
やはりコンビニは便利!長く続いて欲しいものです
R32から大歩危橋を渡り祖谷トンネルを抜け西祖谷中学校方面
西祖谷中学校手前(赤い橋の手前)を右折
(電柱に案内があります)
ここから細い道を走り田ノ内集落を目指します
要所々に「中津山登山口」の案内があるので迷う事はありません


▲西祖谷中学校手前から林道?へ入る
電柱に「中津山」の案内有り


▲分岐毎に案内があります

■素晴らしい天候の下、出発!
電柱の案内板から約20分で田ノ内集落に着きました
民家脇の広くなっている場所に駐車
民家の人に声をかけようと思っていたところ不在のようです
仕方が無いので準備していると民家の方が見えたので
駐車する旨を伝え少し雑談
一時間ほど前に五人が出発されたとか・・・・・・・
私達はam10:00 遅い出発です
林道終点から登山道→と書かれている方へ入って行きます
良く手入れされた杉林の中を気持ち良く歩きます
傾斜も緩やか足元もフワフワで足に優しい道です


▲民家脇の広くなっている場所に駐車
※必ず民家の方に声を掛ける事


▲カヤで出来た「わらぐろ」


▲ツルウメモドキ


▲林道終点へ向かいます


▲青空が気持ち良い♪


▲林道終点


▲中津山の案内に従って進みます


▲よく手入れされた杉林

■田ノ内・四等三角点に寄り道
地図を確認すると登山道から、あまり外れていない場所に
三角点があるようなので寄り道して行く事にしました
出発から約30分
GPSで確認し小高い場所へ登ると難なく田ノ内・四等三角点を発見
コンクリートで出来ている三角点なので比較的新しいようです
これで今日の第一目的達成!


▲田ノ内・四等三角点に寄り道


▲アップにすると・・・・・・
コンクリートで出来ているので新しい三角点

■フカフカの落ち葉を踏みしめて進む
三角点を過ぎると植林と自然林の境を歩くようになります
葉っぱを落とした自然林の中は明るく昼寝でもしたい気分です
大規模に崩壊している場所を過ぎるとが見えてきました
祠と言っても御神体は無く祠跡?というところでしょうか・・・・・・・
祠の横の日当たりの良い斜面では徳島から来られたパーティが
風を避けて昼食中でした
祠を過ぎると、いよいよ急登の始まりです


▲植林と自然林の間が登山道


▲アブラチャンの花芽


▲巨木のオブジェ


▲大規模な崩壊地
奥に見えている大岩が盤ノ岩かな?


▲祠の跡


▲今日、お会いした徳島からの登山者さん
ポカポカ陽気の中で昼食中〜

■まさかの、むらくもさん江崎隊とバツタリ!
急登を登り切ると素晴らしいブナ林が続きます
この山って、こんなにブナが多かったの?
ブナに見とれながら歩いていると前から人がやってきました
ナントまぁ〜
むらくもさん、江崎隊の皆さんでは・・・・・・
ピオーネさんより、この界隈を歩くという話は聞いていましたが
まさかドンピシャでお会い出来るとは〜もうビックリです
記念撮影後、むらくもさんたちは道無き道へ私達は山頂へ向かいます


▲ブナを見上げる


▲すっかり冬の装い


▲ありゃまぁ〜江崎隊とむらくもさん
気をつけて〜


▲山頂が近くなりました

■黄金の池と一等三角点
12:35 山頂着!
遠望を期待していましたが残念ながら霞んでいて薄らとしか見えません
これだけ気温が高ければ仕方が無いかな^^;
やっと昼食!
ベンチもあり、ゆっくりと食べる事が出来ました
昼食後、黄金の池弘法大師像、そして一等三角点を確認
これで二週連続、一等三角点を見た事となります


▲霞んでいて残念


▲中津山大権現本殿


▲黄金の池
パワースポットらしい・・・・・・


▲弘法大師像


▲中津山・一等三角点

■盤ノ岩へ
山頂散策後、グランパさんが歩かれた盤ノ岩へ行ってみる事にしました
むらくもさんや江崎隊も行かれて、とてもよかったとの事
いったいどんな所?
案内板に書かれている方向へ進みます
転がるように斜面を下りますが、なかなか見えてきません
こんなに下ったら登り返しが大変^^;
山頂から20分ほどで大岩の上に石像が見えてきました
岩の上に木が巻き付き凄い迫力です
石像には松尾瀬戸作・大権現と彫られ昭和49年に建立されたようです
よくぞまぁ〜こんな場所に祀られたもの
更に大岩の横の細い錆びた鎖で下りると「内田真教・作」と彫られた石像がありました
さすが行場・・・・・・こんな場所によくぞ建立したものです


▲中津神社方面へ


▲中津山上案内図


▲中津神社の鳥居


▲盤ノ岩へ向かいます


▲どこまで下りるん?


▲松尾瀬戸作・大権現と彫られていました
昭和49年の作品


▲大岩に木が巻きついています


▲昭和50年に作られた、怖そうな狛犬


▲細い鎖を下り、大岩の下の段へ行く


▲大岩の下の段には「内田真教・作」と割られた石像

■断崖絶壁に建つ「中津神社」
盤ノ岩から登り返し中津神社へ向かいます
中津神社も断崖絶壁の岩の上に建立されています
盤の岩といい中津神社といい、身が引き締まる光景でした


▲下りた分、登り返さないといけません^^;


▲中津神社
こちらも岩のうえに建立されています

■将軍神社経由で下山
予報通り、すっかり曇り空になりました
夜は雨予報なので降られないうちに下山します
将軍神社経由で下山予定なので将軍神社への
赤テープを見落とさないように歩きます
目印の赤テープから下って行くと将軍神社が見えてきました
加羅宇多姫は尊良親王に逢うため、四国の地に上陸し、
吉野川を遡上して池田町松尾を経て中津山を登り、
ここ祖谷田ノ内の将軍神社に降りてきたと伝えられています。
この近くには長旅の休息を取るため腰をかけた腰かけ岩
若宮様をご出産された産敷なるものもあるそうです
三好町は加羅宇多姫にゆかりがある場所が沢山あるようなので
歴史散策も楽しいかも知れませんね 


▲天気予報通り曇ってきました


▲腕山が近くに見えました


▲朽ちた鳥居


▲赤テープが目印
将軍神社へ下りて行きます


▲将軍神社


▲加羅宇多姫入山地の案内板


▲石で出来た階段
慎重に歩きました

■田ノ内集落まで下りてきた
16:10 田ノ内集落まで下りてきました
丁度、わらぐろの横の民家の方がいらしたので
色々と話しをさせて頂きました
この集落は五軒五人になってしまったとか・・・・・・・
という事は一軒に一人?
また今年からバスが廃止され冬場は雪かきをしないと
下へ下りれなくなったそうです
たまに訪れるにはのんびのしていい場所ですが
住む人にとっては年々厳しくなってきているとの事
なんだか身に詰まる話ばかりでした


▲集落まで戻ってきました

■一転して思い出深い山になりました
八年前に登った時は印象が薄い山でしたが
再度、登ってみると色々な面で思いで深い山となりました
中津山・・・・・・いい山です