三嶺(菅生ルート) 1893m
 ■徳島県
 ■2018年1月14日(日)曇りのち晴れ




  いやしの温泉郷登山口am8:00−モノレールの駅am9:15-出発am9:25
  造林小屋跡am9:45-ビュ−ポイント(昼食)am11:40−出発pm0:45
  1791m峰pm1:10-三嶺避難小屋手前分岐地点pm1:50-山頂pn2:15
  出発pm2:45-1791m峰pm3:30-ビュ−ポイントpm3:50-出発pm4:00
  造林小屋跡pm5:00−登山口pm6:00

  ■歩行時間 約10時間(昼食・大休止含む)



スノーシューを新調
ポカポカ陽気だった正月が明けたとたん寒波がやってきた
香川の県境もかなり雪が積もったようだ
そんな時に、チマチマ隊高知支部のお二人から
どこかご一緒しませんか?との事
行き先リストを見せて頂くと・・・・・・・・・

@いやしの温泉郷〜三嶺(避難小屋にて休憩)のピストン 
Aいやしの温泉郷〜三嶺〜西熊山〜天狗峠〜(行ければ天狗塚)〜西山林道登山口
Bひかり石登山口〜さおりが原〜カヤハゲ〜三嶺  ピストン 
Cひかり石登山口〜さおりが原〜カヤハゲ〜三嶺
 〜西熊山〜
 お亀岩〜カンカケ谷〜ひかり石登山口

Dひかり石登山口〜綱附新道〜地蔵の頭〜天狗峠〜天狗塚ピストン 
の五パターンが提示された
げっ!どのルートもキツいルートやん
夏でもキツいのに積雪時に歩けるん?
私の足では、せいぜい@が妥当なところかな?
おまけに、山頂まで行けるかな・・・・・・・・・
と、思い@のルートにして頂いた
スミマセン軟弱者で^^;
寒波の後、という事でかなりの積雪を予測し、前日スノーシューを新調した
今、持っているスノーシューはリフターが付いていないので
急斜面は歩く事が出来ない
四国の山では、せいぜい「塔ノ丸」までかな?
中国地方の山では三平山・比婆山は大丈夫だった
今回は勿論、リフター付!
高い買い物だけどつぼ足で進めなくなったらご迷惑をお掛けするので
思い切って購入!
これで急斜面も大丈夫なハズ
am5:30 むらくもさん、ピオーネさんと一緒に財田の道の駅を出発
車道も真っ白なのかな?と思っていたところ
思っていたほど雪も無く、待ち合わせの「いやしの温泉郷」に着いた
すでに、チマチマ隊高知支部のお二人は到着され準備されていた
私達も慌てて準備
思っていた以上に積雪量が少ないのでスノーシューは
ザックに取り付けアイゼンで出発
高知支部のお二人はショートスキーを担がれている
なんでも今日は、むらくもリーダーにスキーを教わる予定だとか・・・・・・・・


▲寒波が続いたものの積雪量は少なめ

■急登が続く
このルート、2011年5月に登った事があるけど
その時は、生憎の悪天候で、どんな道だったか、さっぱり記憶が無い
記憶に残っているのは1791m峰手前のビューポイントのみ
ビューポイントといってもその日は、ガスで何も見えなかったので
どんな風景が広がっていたのかさえ、わからない
am8:00 いよいよ出発−
登山口の道標は新しく、道標の下には
「この登山道は十分な装備、体力及び時間が無い人は行かないようにしましょう」
という注意書きまである
私の脚力で大丈夫なんだろうか^^;
かなりの積雪量を期待していたけど、ほとんど雪は無く
アイゼンが引っ掛かりそうで歩きにくい
いきなり急登が始まり、最初から大汗
しばらく歩くとモノレールのレールが見えてきた
このルートは何度かレールと交差して歩くようだ
しかし、まぁ〜このルート、登り・登り・登り
ウワサ通りキツいルートだこと


▲この登山道は十分な装備、体力及び時間が無い人は
行かないようにしましょう〜との表示^^;


▲モノレールのレールが見えてきました
ここも雪はほとんど無し

■モノレールの駅で小休止、その後も急登が続く
一時間以上、歩いたのでそろそろ小休止
モノレールの駅?で水分補給
ここまで登ると、さすがに雪が増えてきた
ここでbiscoさんがスキー板を装着
しばらくは、なんとか歩く事が出来たけど
だんだん道が険しくなり、いったん外す事にした
もう少し積雪量がないとスキーで歩くのは厳しそう〜
造林小屋跡を過ぎると、更に雪が深くなった
この付近から霧氷が現れはじめ急に元気が出た
おまけに青空も広がりはじめたので更にテンションが上がります
面白いもので何も無ければ辛い歩きだけど
霧氷が現れると楽しい歩きに逆転
人間ってつくづくゲンキンなものだと再認識です^^;
ビューポイント手前で下山中のパーティにお会いした
時間も時間なのでビューポイントまでとしたそうです
さて私達もどうしょう・・・・・・・・


▲モノレールの駅
ここまで来るとだいぶ雪が増えてきました


▲立派な道標あり
登山口から山頂まで合計5050m・・・・長〜い^^;


▲造林小屋跡


▲積雪量が増えてきましたよ〜


▲日が出ると樹木の影がキレイ

■1791m峰手前のビューポイント♪
am11:40 やっと見覚えのある場所に着いた
着くや否や、うわぁ〜キレイ〜思わず歓声があがります
まるで北欧かどこか、雪のリゾート地に来たような気分
こんな素晴らしい場所があったとは、頑張った甲斐があったというものです
三人のザックがデポされています。先行者は空身で山頂へ向かわれたようです
お昼も近いので、とりあえずここで昼食
私はポットのお湯でカップ麺だけど高知支部のお二人は
ガス持参で、煮込みうどんを作られていました
私も横着ばかりしないで見習わなくっちゃね^^;


▲ビューポイントに飛び出しました


▲うわぁ〜最高!北欧みたい


▲目の前に塔ノ丸・丸笹山・剣山・次郎笈



▲ビュポイントで昼食♪グリコとビスコもありますよっ!


▲そろそろ出発〜いい天気になりました


▲青空を眺めるピオーネさん

■いよいよ稜線へ
昼食後、山頂はどうする?という事になったが
天候の崩れも無さそうだし、下山は早いので
行きましょう!という事になった
ここで、ワカンスノーシュー、スキーを装着し
1791m峰へ向けて出発
しばらくするとザックをデポされていた方達が尻セードで下りて来られました
うわぁ〜めちゃくちゃ楽しそう〜
下りて来られた方より山頂直下はスノーシューより
アイゼンの方が歩きやすいですよ!とアドバイスを頂いた
1791m峰に着いた!
ここからはいったん下って、登り返す
え〜っ!まだあんなに遠い
ここでアイゼンに履き換えスノーシューをデポ
下山時に回収すればいいかな^^;
一度下って登り返し、途中、足場の悪い箇所もあったけど
なんとか通過、やっと山頂手前の稜線に出た


▲ビューポイントにザックをデポされていた方が
尻セードで下りて来られました


▲1791m峰


▲今から下ってあそこまで登るの?


▲いたるところに雪尻が出来ています


▲ここからも剣山・次郎笈


▲もうすぐ避難小屋分岐です


▲避難小屋分岐に到着


▲冬場の三嶺避難小屋

■空身で山頂へ
山頂が見えて来た
ここからは空身で山頂を目指す
ここまで来たら、やっぱり山頂へ行かなくっちゃ!
避難小屋分岐から25分で山頂着
山頂からは360度の大展望
遠くに石鎚山系も見えます、高知市内から太平洋もバッチリ
こんなにクッキリと見える日も珍しいのでは?
時間を忘れて大展望に釘付けです
山頂から西熊山方面へトレースが付いていたのは趣味山さん?
高知側からもトレースがあります
名頃からのルートは通行止めのロープが張られていました
何はともあれ積雪時の三嶺山頂を踏む事が出来、大感激!


▲空身で山頂を目指す事に・・・・・・


▲振り返ってパチリ


▲いよいよ最後の登りです


▲振り返ると素晴らしい風景


▲むらくもリーダー山頂到着


▲西熊山へ続く稜線


▲三嶺・二等三角点


▲雄大な剣山・次郎笈


▲天狗塚へ続く稜線


▲太平洋が輝いています


▲奥に塔ノ丸・丸笹山


▲気持ちの良い雪原


▲避難小屋


▲ここまで来ると、完全な雪山


▲さぁ〜帰ろう〜

■山頂を後にする
名残惜しいけど山頂を後にします
振り返り振り返り山頂に別れを告げます
途中、スノーシューを回収しビューボイントまで戻って来ました
ここで、グリコさんはむらくもリーダーのもと、スキーの特訓
なんとなく形になってきたところで、下山
ここからは日没との戦い
どんどん下って行きます
こんなに登ったっけ?と思いながら下って行きます
ほとんど日没と同時(少し過ぎていたかも〜)に
とりあえずヘッドランプを使う事も無くいやしの温泉郷まで戻って来た
朝八時に出発し下山は午後六時
実に十時間も山の中で過ごした事になります
でも、大勢でワイワイと過ごすのは楽しい時間でした
雪の状態も良く、仲間に助けられながら、
なんとか山頂を踏む事が出来感激しています
冬山はやっぱり大勢で歩くのに限りますね
ご一緒頂いた、ピオーネさん、グリコさん、biscoさん、ありがとうございました
また老体に鞭打ちリード頂いた、むらくもリーダー
ありがとうございました!
皆さん、また宜しく〜
せっかく買った、スノーシューの出番はあるかな?


▲霧氷もビッシリ!


▲1791m峰から山頂を振り返る


▲蜃気楼が見えたとか・・・・・・・
大スクープ!


▲ビューポイントまで戻って来た


▲グリコさんはスキーの練習

■蜃気楼?
翌日、エントツ山さん掲示板で「蜃気楼」の話しで盛り上がっていた
三嶺からも見えたらしいけど、この日に限って望遠レンズを
持参していなくて、ぼんやりと写った写真しかなく
大スクープ?を逃してしまいました^^;
しかし山を登っていると色々な出会いがありますね
世の中、不思議な事だらけです