■三嶺(名頃)1893.4m
 ■徳島県
 ■2011年10月9日(日)晴れ
 ■
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  自宅am6:00-R32-猪鼻峠-大歩危-西祖谷-東祖谷-名頃登山口am9:00
  出発am9:10-三嶺林道-平尾谷登山口am9:50-ダケモミの丘(小休止)am10:35
  出発am10:50-たぬきのかんざしam11:15-避難小屋-山頂(昼食)pm0:10
  出発pm0:50-たぬきのかんざし-ダケモミの丘(小休止)pm1:50
  出発pm2:00-平尾谷登山口pm2:40-駐車場pm3:10

  ■歩行時間約6時間(小休止・昼食含む)


   
■出発〜

三連休♪娘が帰省したので、久しぶりに親子登山する事にしました
行き先は〜石鎚の紅葉もいいけど、あの人出はねぇ〜
じゃあ四国で一、二の人気の山「三嶺」はどう?紅葉が見頃かも〜
am6:00 自宅を出発し大歩危経由で東祖谷
am9:00 登山口である名頃へ到着!
途中、休憩したものの自宅から約3時間、遠いです^^;
駐車場は満車、道へはみ出して駐車されています
私達も邪魔にならない場所に駐車
やっぱり三連休♪今日は登山者が多そう〜
am9:10 リアルな案山子に見送られ出発です


▲リアルな案山子に見送られて出発〜


▲アケボノソウ・まだまだ蕾が多いです

■ダケモミの丘まで・・・・・・

三嶺林道を歩き、ショートカット道経由で平尾谷登山口
薄らと色づいた木々の中を快適に進んで行きます
気温が低いのでペースが落ちる事無く歩く事が出来ました
途中、ヤマボウシにスポットライトが当たり
緑の葉に赤い実が目を楽しませてくれました
歩き始めて約1時間・・・・・・
平尾谷の中で一番お気に入りの場所、
苔むす広場で小休止と思いましたが夫と娘に却下^^;
休憩無しでダケモミの丘まで登る事になりました
苔むす広場からダケモミの丘までがこのルートの中で
一番キツい場所!
喘ぎ喘ぎ足を進めます(私だけかも〜)
am10:35 ダケモミの丘到着です
やっと休憩です
腰を下し周りを見渡してビックリ!
以前とは全く違った風景になっています
樹木は網で保護されているわネットは張り巡らせているわ
何よりも笹や草が全く無い状態なのです
ネットで保護しているものの以前の風景に戻るまでには
いったい何十年、いや何百年かかるんだろう・・・・・・・
小休止後、出発・・・・・


▲薄らと色づいた木々の中を登って行きます


▲ヤマボウシの実にスポットライトが当たり
ひときわキレイでした


▲ブナの黄葉〜


▲平尾谷の中で一番お気に入りの場所とシコクブシ(トリカブト)


▲ダケモミの丘


▲ダケモミの木が悲惨な状態になっていました

■山頂直下まで・・・・・・

ダケモミの丘を過ぎるとあまりにもスッキリした風景になっており
以前の面影はありません・・・・・・・
しいていえばどこをどう歩いてもいいような状況になっていました
あまりにの変わりようにしばし放心状態・・・・・・
am11:10 マユミの古木(たぬきのかんざし)が見えて来ました
一面ピンク色には少し早かったようですが今年も沢山の実を付けていました
後、一ニ週間もすれば一面ピンク色に染まる事でしょう
マユミの古木を過ぎると、森林限界は目の前です


▲前回、来た時とはすっかり様変わりした風景
鹿の食害がこれほど進んでいるとはビックリしました


▲赤く色づいてます♪


▲ナナカマドの実


▲たぬきのかんざし(マユミの古木)


▲ピンク色のマユミの実


▲紅葉のトンネル〜

■森林限界を超えると・・・・・

展望が開けると、見事な錦絵が広がっているでは・・・・・
一気に気分も明るくなり何度も何度も立ち止まってパチリ!
他の登山者さんからも歓声が聞こえてきます
皆さん、撮影に大忙しです
足元にはリンドウ、目の前には紅葉
も〜っ!最高です(^^♪
最後の急登を登り切ると定番の風景が広がっていました
この風景が見たくて登って来たようなものなので達成感たっぷりです
笹原・池・赤い屋根の避難小屋
そしてコメツツジの紅葉・・・・・・

何度来ても感動の風景です
この風景だけはどんな事をしても守りたいものです


▲大岩と紅葉


▲山が燃えている〜♪


▲ススキと紅葉〜


・シコクフウロ          ・リンドウ          ・ヤマラッキョウ


▲大岩の横を登ると・・・・・・


▲まずは避難小屋へ〜


▲定番の風景ですね(^^♪


▲解放感たっぷりの笹原


▲ドウダンツツジも真っ赤


▲霞んでいて残念ですが
薄らと・塔ノ丸・丸笹山方面が見えています

■山頂・・・・・・

避難小屋周辺を散策後、pm0:10 山頂到着です
山頂は今まで見た事が無い位、人・人・人・・・・・・・
空いている場所に腰を下し昼食です
あいにく霞んでいるものの、ここから眺める展望は最高
娘も感動しているようです


▲西熊山へ続く稜線〜


▲三嶺山頂・登山者で賑わっていました


▲何度見ても感動の風景です・・・・・・

■下山・・・・・・

山頂で小一時間ほど、まったり過ごし下山です
下山している間もどんどん登ってきます
いつもは中高年が多い山ですが今日は老若男女登って来られています
その中で、後日、道迷い遭難で報道された子供を含むパーティの皆さんと
山頂直下の大岩の横でpm1:05頃お会いしました
小さい子供さんも登られていたので、この時間からで大丈夫?と
思いましたがその時点では翌日、こんな騒ぎになっているとは
夢にも思いませんでした

■迷いやすい場所

Kyoさんのレポート下山時に迷いやすい場所があるとを知っていたので
その場所を見落とさないように慎重に下りて行きました
一時間ほど下りた場所に木でとうせんぼしている箇所かありました
ここは尾根道になっていて心理的には真っ直ぐに進みたい場所
当然、道もまっすぐに延びています
話に夢中になっているとついつい真っ直ぐに進みそうな場所です
一応、木でとうせんぼはしていますが大雨が降ると
流されそうな小さな木なのであまり当てにしない方がいいかも知れません
間違えて真っ直ぐ進んでしまっても三角点(1544.2ピーク)があるそうなので
三角点があれば元の位置まで登り返し(約5分ほど)
正規ルートに戻ればいいそうです
(赤・黄の布の目印有り)
この迷いやすい場所、以前は正規ルート(分県・山と高原地図に記載されているルート)
だったようですが今は付け替えられているようです
この場所、登りの時は何でもない場所ですが
下山時に道迷いが何件か発生しているようです
何十回登ってる方でも迷われているようなので要注意です
道迷いの原因として、以前は笹や草で覆われていたので
登山道が明確でしたが現在は、笹や草が無くなり目標物が無い状況です
鹿の食害等が思わぬ事態を招いている状況を目のあたりにして
考えさせられる山行になりました
やっぱり登山の基本は間違えたら登り返す!
という事を肝に銘じて楽しみたいと思います・・・・・・・


▲道迷いが多い、注意箇所!
木でとうせんぼしてますが大雨が降ると流れて無くなりそうです
ここは真っ直ぐに進みたいところですが赤・黄の布方面へ進みます
登る時に確認しておくといいかも知れません

■徳島新聞にこんな記事が出ていました

○三嶺に新登山道 三好市、事故防止へ計画   2011/10/14 14:42

三好市は、徳島、高知両県にまたがる同市東祖谷の三嶺(1893メートル)での
登山事故を未然に防ぐため、既存の登山道よりも安全性の高いコースを
来春までに整備する。
新コースは山の尾根に沿って進むため道に迷いにくく、傾斜も緩やかで登りやすい。
9日には香川県のグループ13人が道に迷う騒ぎがあったばかりで、
市では危険箇所への看板設置などの対策も進める。
東祖谷菅生の三嶺登山口からは、林道を利用して尾根の北側と南側を登る
2コースの登山道がある。新たに整備するのは、
登山口から既存の2コースの間を通過してダケモミの丘まで続く約2・3キロのコース。
巨木が多く、自然を満喫しながらの登山が楽しめる。
また既存の2コースに挟まれているため、もし道を外れても
どちらかのコースに突き当たって遭難の危険性が低くなる。
市は近く道沿いの樹木に目印となるテープを取り付けるほか、
倒木を撤去して登山道を整備。
登山口や合流地点に新ルートを知らせる看板も設置する。
市のガイドマップも作り直して既存ルートは削除、登山ルートを一本化する。
さらに新コースの終着点から山頂に続く登山道は、
シカの食害などの影響でササが消滅、登山道が識別しづらい箇所もあるため、
市は案内看板を設置して遭難防止に努める。
市は2年前から新ルートの整備を検討してきたが、
9日の遭難騒ぎを受けて対策を早めた。              「徳島新聞の記事を引用」
                          
これも、いいのか悪いのか・・・・・・
考えさせられる記事でした



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)