■腰折山(こしおれやま) 214m 恵良山(えりょうさん) 302.1m
 ■愛媛県
 ■2014年4月6日 (日)曇りのち晴れ時々雨
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※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)


   豊中SAam6:30-今治湯の浦IC-R196-道の駅ふわり-鎌大師-登山口am8:50
   出発am9:10-エヒメアヤメ群生地(散策)am9:25-腰折山山頂(小休止)am10:05
   出発am10:20-鉄塔am10:45-お地蔵様am11:20-恵良城跡(小休止)am11:25
   恵良山山頂am11:45-出発pm0:00-恵良神社奥之宮入口pm0:15
   車道歩き-鎌大師(昼食)pm1:25

   ■歩行時間約4時間(小休止・散策含む)

   

女三人愛媛県の山へ行く

我が家の一大イベントも終了し、今日は久しぶりに遠出♪
今日は
keitannさん、ピオーネさんと女性三人で歩く予定
ピオーネさんとは何度かお会いした事はありますが
ご一緒するのは初めて・・・・・・・・宜しくお願いしま〜す
さてどこへ行こうか?という事になったが
予報では天気が芳しくなく、高い山は大荒れの予報
う〜ん^^;週末しか動けない私にとっては厳しい条件だ
天気図とにらめっこすると瀬戸内の海側は少しマシのよう
色々と検討した結果、
腰折山へ「エヒメアヤメ」を見に行く事で決定!
豊浜SAで三人揃い、出発
腰折山は旧北条市(現・松山市)にある、
ガイドブックを見ると松山ICで下り、R33からR196へ向かうとなっているが
地図を見ると高松からだど
今治湯の浦ICで下り、
直接R196へ入る方が渋滞も無くスムーズに走れそう
と、いう事でこちらのルートから向かう事にした
今治湯の浦ICで下り、R196へ入る
予想通り、快適な海岸ドライブ
途中、 古くから
菊間瓦の生産で知られる菊間町を通り
道の駅「風和里(ふわり)」で休憩
ここは野菜や海産物が豊富に販売されているうえ
シチュエーションも良く
人気の道の駅のようだ
今日の昼ごはんとして
「鯛めし弁当」を始め
ついつい買い物に夢中になる三人
ちょっと!ちょっと!
今日は
買い物ツアーじゃなく山登りに来たのでは^^;
道の駅「風和里(ふわり)」から登山口までは目と鼻の先
「鎌大師」の案内板に導かれ、のどかな山里へ向かう
豊浜SAから約2時間で、登山口である
「鎌大師」に着いた
邪魔にならない場所に車を停め出発準備
たかが200mほどの里山とあなどり私はスニーカー
keitannさんはサブバック
これが後で大変な事になろうとは・・・・・・


▲今から登る腰折山と恵良山

■鎌大師って?
登山口の「鎌大師」って何?と思い説明板を読むと
四国八十八カ所番外霊場・花へんろ1番
「弘法大師が行脚の途次、この地に悪疫が流行していることを
哀れんで村人に鎌で刻んだ大師像を与えたところ無事平癒したので
その大師像を本尊としてこの地に堂を建てて深く信仰した」そうだ
またNHKドラマ「花へんろ」の舞台にもなったとの事
境内にはお遍路さんの休憩場所や瓦で作られた干支などがあり
ホッとする空間だった
この日も、何人かのお遍路さんとすれ違った


▲鎌大師方面へ進みます


▲鎌大師

■「エヒメアヤメ」「イヨスミレ」
鎌大師を過ぎると、「エヒメアヤメ自生地」の案内板
コンクリート道を進んで行くとエヒメアヤメ保存会のテントが設置されており
入山するには、ここで住所と名前を書くようになっていた
いよいよ出発!
ほんの15分ほどで「天然記念物エヒメアヤメ自生南限地帯」と彫られた
石柱が見えてきた
いよいよ「エヒメアヤメ」とご対面だ
足元を見ると、かわいい紫色の花♪思っていた以上に小さな花
この花は地元の方の手厚い管理により守られていた
永遠に残って欲しいものだ
また近くで「イヨスミレ」も見る事が出来、感動


▲案内板


▲まずはコンクリート道を進んで行きます


▲ザイフリボク


▲記帳して出発です


▲エヒメアヤメ群生地に到着


▲エヒメアヤメ
思っていたより小さなかわいい花でした


▲エヒメアヤメ


▲群生の様子


▲イヨスミレ


▲ヒメハギ


▲エヒメアヤメ自生地から振り返ると

■腰折山山頂
エヒメアヤメ見学後、いよいよ山頂へ向かう
ところがアッという間に空が暗くなり雨が降り始めた
慌ててレインを着ていると、アラレまで降り始め
足早に山頂を目指す
am10:05 腰折山山頂
山頂は木々が生い茂り、木々の間からかろうじて
瀬戸内の海を見る事が出来た
悪天候ならここで下山と思っていたが
雨が止み、また青空が見え始めた
せっかくなので隣の恵良山(えりょうさん)まで足を延ばす事にした


▲ホタルカズラ                 ▲タツナミソウ


▲腰折山山頂と山頂からの風景


▲ゴヨウアケビ                 ▲ミツバアケビ

■恵良山へ向かう
縦走といっても案内板があるわけでも無く
登山道があるわけでもない
かすかな踏み後を辿って進む事になった
「四国の山を歩こう」愛媛新聞社発行によると
鉄塔を目指して歩くようになっていたが、鉄塔が見えない^^;
鉄塔まで15分のところ25分もかかりやっと鉄塔に着いた
このルート、今の季節は大丈夫だが夏場は歩きにくいだろうなぁ〜と思う
ここまで来ると一安心と思ったのが大きな間違いだった^^;


▲腰折山から恵良山へ向かいます
ほとんど歩かれてないのかヤブっぽい


▲目の前に鋭い形の恵良山


▲鉄塔

■急斜面を這い上がる
鉄塔を過ぎ地図でよく確認せずに
ツツジに誘われるように太い道を進んでしまった
数分で行き止まり
本来であれば間違いに気づいた時点で
元の道まで戻りルートを探す!というのが鉄則
ところが300mほどの低山であるという事と
山頂がすぐそこに見えていたうえ、薄らと踏み跡が見えた
ついつい冒険心がめばえ直登する事にした
ところが途中から、また雨が降り始め足元が滑る事
ここは両手も使って四つん這いになり這い上がった
どうにか這い上がると、が祭られていた
ところがまで鳴り始め、怖っ〜急いで先を急ぐ
数分で恵良城跡と書かれた広い城跡に着いた
丁度、参籠殿があり雨宿りを兼ねてコーヒータイム


▲道を間違えて東へ進んでしまいました^^;


▲色が薄いツツジ


▲ツツジに吊られて、ついつい違う方向から登ってしまいました


▲急登の先にはお地蔵様


▲ヤブサンザシ


▲恵良城跡


▲恵良城跡から見た斉灘
手前にチョコンと浮かんでいるのが鹿島

■いよいよ恵良山山頂
のんびりとコーヒーを飲んでいると
また青空が広がり始めた
本当に今日の天気はどうなっとん?
荷物を置き、参籠殿横の鳥居をくぐり山頂へ向かう
山頂へはちょっとした岩場や鎖場があり
要害(地形が険しく守りに有利)の地の面影が残っていた
山頂からは斉灘高縄山方面の展望が良く
雨上がりの絶景を楽しむ事が出来た


▲恵良山山頂


▲恵良山山頂と三角点


▲斉灘


▲鉄塔が立っているのが高縄山?

■正規ルートを下山
絶景堪能後、下山
下山は勿論、正規ルートだ^^;
あの直登は何だったん?と思うほど快適な道
わずか15分で満開の桜に迎えられた
「恵良神社奥宮」と彫られた石碑があり
どうやらここが登山口だったようだ


▲恵良神社・奥宮 
ここへ下りてきました


▲桜のトンネルを歩きます



・ナガバノタチツボスミレ/キランソウ/スミレ/ウラシマソウ


▲オドリコソウ群生


▲マメグンバイナズナ
■山麓をのんびりと歩き登山口へ
ここからはのんびりと山麓を歩き登山口まで戻るだけ
一茶が歩いた松山市北条地区の下難波地区
「一茶の道」として整備され、趣がある町並みが続き
一時間ほどの快適な車道歩きを楽しむ事が出来た
駐車地点まで戻り満開の桜を眺めながら「鯛めし弁当」で昼食
花・歴史・食・山 そしてちょと冒険と盛りだくさんの一日となった
帰宅後、今日歩いたトラックログを見ると
完璧?な周回が出来たなぁ〜と自己満足
でも間違えたら、わかる場所まで戻るという鉄則を
忘れてはいけませんね^^;
女性三人、楽しい一日でした
また宜しくお願いします


▲鯛めし弁当・おいしかった〜

4月6日に咲いていた花(写真以外)

・シハイスミレ・イズセンリョウ・ヤマアイ・シュンラン・ナガバノモミジイチゴ・ヒメウズ・シャガ