鬼ノ城山 397m 犬墓山 443.6m
 ■岡山県
 ■2018年3月31日(土)晴れ



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)


   奥坂休憩所12:50-東門分岐13:40-第二展望所13:55-北門14:25
   岩屋休憩所(小休止)14:55-出発15:20-岩屋の大桜15:35-鬼の昼寝岩15:50
   鬼の酒盛岩16:05-鬼の差し上岩(岩屋寺)16:25-八畳岩16:40
   馬頭観音16:45-犬墓山17:10-ウォーキングセンター17:30-鬼ノ城山17:50
   南門18:00-岩切観音18:05-東門分岐18:10-奥坂休憩所18:25

   ■歩行時間 約5時間30分(小休止含む)



■桜満開♪お花見日和

どこを見ても桜満開♪
運転してても、ついつい脇見運転・・・・危ない!危ない!
でも、ついつい目が向くんですよね^^;
今日はお花見&山歩きという贅沢な予定です
ワンワンさん、Fさんと吉備SAで合流
Fさんとはお久しぶりです
まずはミノコバイモの自生地へ向かいます
さて咲いているかな?
ひっそりと咲いていました・・・・・・・
ミノコバイモはアワコバイモやトサコバイモと違って
花が白いので見つけやすいです
足の踏み場もないほどビッシリと咲いているので踏まないように歩くのが大変


▲ミノコバイモ@


▲ミノコバイモA


▲ミノコバイモB


▲棚田と桜


・イチリンソウ                  ・タチツボスミレ

・ジロボウエンゴサク                ・イヌナズナ

・カテンソウ                    ・セントウソウ

■カタクリも満開〜
次にカタクリの群生地へ向かいます
岡山のカタクリは四国のカタクリとは違って
標高が低い場所にも咲くので開花が早く
三月末だというのに満開!
ここは地元の方が丹精込めて保護して下さっているので
ありがたい事です。
同じ場所でホソバナコバイモキバナノアマナ(終盤)を見る事が出来ました
まさに山野草の宝庫ですね


▲カタクリ@


▲カタクリA


▲カタクリB


▲ホソバナコバイモ


▲キビシロタンポポ?

■昼食は花見を兼ねて近水園(おみずえん)で・・・・・・
午前中、たっぷりと花散策を楽しんで、そろそろ山へ・・・・・・
と、言いたいところですがせっかくなので花見を兼ねて昼食を摂る事にしました
足守町並み保存地区の北端にある県指定名勝、近水園(おみずえん
足守藩主木下家の庭園は、足守川の水を引き入れた池泉を中心に
回遊式をとる小堀遠州流のもの
江戸初期の庭園にふさわしく、閑静なたたずまいを見せています
天気も良いので私達以外にも花見をされている方が大勢いらっしゃいました


▲足守の近水園(おみずえん)


▲少し引くとこんなカンジ

■やっと鬼ノ城山へ向かう
心もお腹も満たされ、やっと鬼ノ城山へ向かいます
桜満開のどかな風景を楽しみながら登山口である奥坂休憩所に着きました
駐車場・トイレ完備と至れり尽くせりです
pm1:00前と遅い出発です
まずは車道を歩き登山口を目指します
どこを見ても桜満開♪思わず笑顔になります
数分で登山道入口着
いよいよ登って行きます
最初は歩きやすい道でしたが、少しずつ傾斜が増し
ちょっとした岩場が現れてきました
花散策モードを山歩きモードに変えるのが大変^^;
途中、見晴らしの良い場所で水分休憩
眼下に鬼ノ城ゴルフクラブや岡山空港が見えました


▲桜の後に連なっているのが鬼ノ城山


▲桜とお地蔵様


▲奥坂休憩所(駐車場・トイレ完備)


▲しばらくは車道歩き


▲桜が満開です


▲ここから登山道へ入って行きます


▲最初は歩きやすい道


▲だんだん険しくなります


▲途中の展望の良い場所で小休止
奥には鬼ノ城ゴルフクラブや岡山空港が見えます

■いよいよ山城跡を歩く
一時間弱で屏風折れの石垣が見えて来ました
まさに山城そのものです
山の上は3Kmにもおよぶ平坦地で城門や石塁、水門などが
発掘されているとか・・・・・・・
先日歩いた、佐伯天神山同様、岡山には広大な山城が多いような気がします


▲屏風折れの石垣が見えてきました


▲第二展望所・眺めが最高〜

■タムシバとゲンカイツツジ
岡山にはタムシバが多く
高速道路を走っていると山肌が白く染まっています
この鬼ノ城山にもタムシバが多く、昨年訪れたKeitannさんとピオーネさんは
大興奮だったとか・・・・・・
今年は昨年に比べると裏年?なのか花数が少ないそうです
でも初めて見る私は大満足
これも下見して下さったワンワンさんとFさんのおかげです
また、鬼ノ城にはゲンカイツツジが咲くそうで
普通のミツバツツジとの違いが楽しみです
比べてみるとゲンカイツツジはぽっちゃりとした丸みをおびた花
ツツジの仲間の中では咲く時期が早く名前のように
玄界灘に接する地域に自生し岡山県が分布の東限とか・・・・・・・・


▲タムシバ


▲白く点々と見えているのがタムシバ


▲ゲンカイツツジ


▲ゲンカイツツジ
ふっくらしているのが特徴


▲こちらはミツバツツジ
ミツバツツジはシャープです


▲タムシバのトンネル


▲青空に映えます


▲近くに寄ると・・・・・・・

■一旦下りて岩屋休憩所を目指す
北門から一旦下るようです
下ると学習の森と書かれた雰囲気の良い場所
後、ひと月もすると新緑が美しい森に変身するのでしょうね
車道を少し歩き再度、山道へ入って行きます
登山道脇に小川が流れ、ここもいい雰囲気です
「棚田」という案内板があったので期待していましたが
今は稲作をする人も無く、荒れ放題で残念でした
車道と合流すると岩屋休憩所が見えてきました


▲北門から一度下ります


▲学習の森


▲いたるところに道標があります

■岩屋の大桜と鬼にちなんだ巨石群
岩屋休憩所で小休止
ここで、おやつタイムです
時間も時間だけど、のんびりして大丈夫?
当初、たかが396mの里山、楽勝♪楽勝♪と思っていましたが
なんと、ここから鬼にちなんだ巨石群めぐりをするそうです
これは気持ちを引き締め直さなくては・・・・・・・・
まずは「岩屋の大桜」を見に行きます
桜の季節、ここを外すわけにはいきませんよね
岩屋の大桜に着きました
幹周は約3mあるそうです。こんな立派な山桜、見た事無い
さてこれから、どう回るか作戦会議
私は初めての場所なので皆さんにお任せです^^;
いよいよ、鬼にちなんだ巨石巡りです
まず、鬼の昼寝岩、次に鬼の酒盛岩
そして岩屋寺まで戻り鬼の差し上げ岩
これはこのルート一、印象深い場所でした


▲岩屋休憩所


・ヤシャブシとヒメヤシャブシ


▲ヤマザクラ


▲岩屋の大桜


▲作戦会議です


▲鬼の昼寝岩


▲鬼の酒盛岩


▲鬼の差し上げ岩


▲雰囲気のある岩屋寺

■干支の山「犬墓山」
岩屋寺を後に、鬼の餅つき岩八畳岩を過ぎると
馬頭観音が見えてきました
馬頭観音って何?と思っていると
観世音菩薩の化身で, 六観音の一つ
忿怒相をもち,人身で,頭が馬のものと,馬の頭飾りを戴くものとがあり,
馬頭は諸悪魔を下す力を象徴し,煩悩を断つ功徳があるとされる
日本各地にあるそうですが、初めて見ました
馬頭観音を過ぎると、いよいよ干支の山「犬墓山」へ向かいます
ちょっとしたアップダウンを歩き約25分で犬墓山へ着きました
山頂表示等は無く、展望所となっていました
ここからは今から向かう、角楼が見えています
まだ遠い・・・・・・・・・・


▲馬頭観音
観音様の頭に馬の頭が乗っています


▲干支の山、犬墓山へ向かいます


▲阿曾・三等三角点


▲犬墓山からの展望
今から向かう角楼が見えています。

■鬼ノ城山
犬墓山から約40分、やっと本日のメイン?
ウォーキングセンター経由、鬼ノ城山到着です
山頂といっても、ここも山頂表示はありません^^;
ここが鬼ノ城の核心部、立派な角楼(かくろう)=櫓(やぐら)があります
角楼からはまるで万里の長城を思わせる石畳の道が続いています
まさに朝鮮式山城という表現にピッタリの風景でした


▲ウォーキングセンター
駐車場・トイレ・学習館があります


▲シハイスミレ


▲角楼


▲鬼の城山山頂


▲まるで万里の長城のようです


▲発掘された石畳

■東門跡まで戻り奥坂休憩所へ下山
時間は六時・・・・・・
早く下山しないと暗くなります
足早に南門跡・岩切観音を見て東門分岐まで戻ってきました
ここからは急坂を下るのみです
なんとか明るいうちに奥坂休憩所まで戻ってきました
真冬なら真っ暗ですよね^^;
鬼ノ城・・・・・・・
まだ解明されていない謎の多い山城との事
本当に鬼ヶ島伝説の舞台かも知れませんね・・・・・・
下見して下さったワンワンさん、Fさん、ありがとうございました
おかげさまで見所を外す事無く広い山城を堪能できました
距離10.3km 累積標高差728m
低山だけどタフな山でした


▲南門跡


▲岩切観音


▲東門跡