■石立山 1707.7m
 ■高知県
 ■2013年6月8日(土)曇り時々晴れ
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  自宅am3:30-丸亀am4:00-善通寺IC-南国IC-R195-べふ峡温泉
  登山口am6:15-出発am6:30-竜頭谷出会(小休止)am7:20-出発am7:35
  白髪山が見える岩場(小休止)am9:10-出発am9:35-西峰am11:15
  捨身ヶ嶽(大休止)am11:30-出発pm0:30-石立山山頂(小休止)pm1:05
  出発pm1:20-西峰pm1:40-竜頭谷pm4:00-登山口pm4:30

  ■歩行時間 約10時間(大休止・昼食含む)



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)


七年振り三度目の石立山

この季節が来ると毎年、気になっていた石立山!
また登ろうと思いながら野暮用や天候の兼ね合いで
なかなか実現しなかったが今年はkeitannさんがご一緒して下さるとの事
週末の天候もまずまず・・・・・・
じゃあ思い切って登りましょうか!という事で話が決まり
か弱き?女性二人で登る事にした
一度目は土佐の仙人さん達に連れて行って頂き
翌年、もう一度登ってみた
そして今回、三度目!七年振り
この山、アプローチが遠いうえ歩行時間が長いので早朝出発する事にし
am4:00 いつもの集合場所で待ち合わせた
6月とはいえ、さすがに暗かった
善通寺ICから高速に乗り南国ICで下りR195をべふ峡温泉を目指して走る
走り慣れた道なので迷う事も無い
am6:15 べふ峡の登山口に着いた
イシダテクサタチバナの季節なので何台か到着されているかと思ったが
なんと一番乗り!
準備しam6:30 出発!
この時間に出発すれば余裕で歩く事が出来るハズ
まず遊歩道入口と書かれた赤い橋から出発!
最初から急登が続く
遊歩道ねぇ〜どこが遊歩道なん?
カタツムリの絵が描かれた案内板が見えてきた
ここまで来ると竜頭谷が近い
竜頭谷に下りる前に小休止・・・・・・・


▲赤い吊橋を渡って出発〜
「遊歩道入口」って?遊歩道じゃあないと思うけど^^;


▲カタツムリさんのように
ゆっくりと着実に登りましたよ

■いよいよ本峰に入る
小休止後、竜頭谷まで一度下り、いよいよ石立山本峰に入る
ここのところ雨が降っていないのか谷に水は無い
前回登った時は谷を渡り足場が悪いザレ場を直登していたが
今回はジグザグに道が出来ていた
おまけにロープまで設置され至れり尽くせりだ
と、いってもザレ場、常に小石が落ちてきているので
足早に通過・・・・・・・・・
いよいよ石灰岩の岩場歩きのスタート
両手を使わないと登れない岩場が続く
足場はキチンとあるので慎重に登って行く
ずいぶん木に助けられた
(木が無かったら登れない場所が数カ所)
これぞ山歩きでは無くて山登りという言葉がふさわしい道
気持ち良い位、どんどん高度が上がる
途中、駐車場が見える場所があり
こんなに登って来たのかと感動?する場所だ


▲竜頭谷
以前は足場が悪く難所のひとつでしたが
登山道が作られロープまで設置されていました


▲おかげさまで快適に歩く事が出来ました


▲フタリシズカ
下から見上げる写真は珍しいと思い写しました


▲両手・両足を使わないと登れない
厳しい岩場が続きます


▲ヒメキリンソウ


▲ヤマツツジ


▲ヤマボウシとヤマツツジの競演


▲ヤマボウシ


▲シライトソウ                  ▲キヌタソウ


▲駐車場がはるか下に見えます


▲石灰岩だらけ・・・・・・


▲こんな場所が続きます・・・・・keitannさん撮影


▲ベニドウダン

■ 白髪山を眺めながら大休止
登山口から二時間半ほどでこのルート唯一の
見晴らしの良い岩場に出た
ここで大休止
白髪山の後ろにチョコンと三嶺が見え
随分高い場所まで登って来たなぁ〜と感動する場所でもある
休憩していると単独の男性が登って来られた
お聞きすると、中東山・天狗塚と登り今日は石立山
ナント三日連続で登られているそうだ
凄い体力の方もいらっしゃるものだなぁ〜とビックリ
雑談後、身軽に先へ進まれた
しばらくすると今度はアカリプタさんのパーティが来られた
アカリプタさんとは二週間前に筒上山でお会いしたばかり
お互いにビックリ!
次はどこでお会いするのかなぁ〜東赤石?
重い腰を上げて出発
まだここは今日の行程の中間地点


▲イワガサ


▲青空と一緒に〜


▲もう一枚


▲1200m地点の岩場から白髪山方面


▲ゴジラの背のような岩場

■ イシダテクサタチバナの群生
これでもかという位岩場が続き、やっと岩場から抜けた
谷から吹き上げてくる風が心地よい
ところが笹が全部枯れ、ひどい状態
おまけにネットまで張りめぐらされ、あまりにの変わりように唖然とした
元気なのはバイケイソウトリカブト
イシダテクサタチバナは?と一瞬心配したが
鹿の嗜好に合わないのか元気な姿を見せてくれた
丁度、咲き始めなのでこれからしばらく楽しむ事が出来そう〜


▲サルオガセ(猿尾枷)
岩場付近でよく見かける地衣類


▲登っても登っても岩だらけ


▲フタリシズカ群生                 ▲ギンラン


▲やっと岩場を抜けたと思ったらこの状態
笹が全部枯れていました
近いうちにこの付近も荒野化しそう・・・・・・


▲ドウダンツツジ


▲イシダテクサタチバナ咲き始め


▲背景を入れてみました


▲少しだけ咲いている花もありました


▲6月だというのにヒトリシズカの花が
残っていました


▲ミツバツツジは終盤

■ 中東山分岐から捨身ヶ嶽へ
5時間近くも掛ってやっと中東山との分岐である西峰に着いた
丁度お昼なので眺めの良い捨身ヶ嶽で昼食にした
目の前には剣山系の大展望
ここからは見慣れた剣山系を後側から見るようになるので
一瞬、戸惑った
後側から見るのもなかなかいいものだ
初めてここへ来たKeitannさんは地図と首ったけ
感慨深そうに眺めている


▲中東山との分岐


▲高瀬分岐まで7時間〜って^^;


▲捨身ヶ嶽への取り付き・アカリプタさん撮影
落ちたら大変な事に・・・・・^^;


▲こんな場所を登ります・アカリプタさん撮影


▲捨身ヶ嶽に立つ私・Keitannさん撮影


▲捨身ヶ嶽からの展望


▲石灰岩とイワガサ


▲コウスユキソウ


▲捨身ヶ嶽から石立山山頂を眺める


▲捨身ヶ嶽


▲捨身ヶ嶽へ向かわれる人々


▲捨身ヶ嶽

■ 荒野と化した山頂へ向かう
昼食後、山頂へ向かう
以前は笹が茂り歩きにくかった尾根道は
笹や樹木が枯れ禿げ山状態になっていた
おまけに登山道が崩れている箇所まであり無残な状態に大変身していた
そんな中でシロヤシオの大木は終盤だが元気な見せてくれた
シロヤシオも鹿が好まない樹木なのでしょうか?ね
この尾根道、シロヤシオのトンネルが続き最盛期には
素晴らしい眺めが広がっている事だろう
pm1:05 石立山山頂到着!
この山、展望は当てに出来ない山だったが、大展望が広がっていた
南方面には千本山や甚吉森がそびえているハズだが同定出来ない^^;
しばらくすると岡山からのパーティが来られしばらく雑談
瀬戸大橋のおかげで私達も岡山の山が近くなったし
岡山からも四国の山が近くなった
お互いに情報交換で盛り上がった


▲山頂手前
バイケイソウの群生


▲ドウダンツツジ


▲アオベンケイ


▲こちらはトリカブト群生


▲イワキンバイ


▲シロヤシオ


▲コツクバネウツギ


▲荒野を歩く?


▲ピンクのシロヤシオ


▲無残な姿に茫然


▲シロヤシオの大木


▲首をうなだれた龍に見えませんか?


▲山頂の様子


▲石立山山頂と二等三角点

■ 岩場を慎重に下山
前回は、岩場を下りるのがイヤなので徳島側の日和田へ下山したが、
後が大変(四足トンネルを歩く事になる)だったので
今回はピストンする事にした
岩場の歩きは登りよりも下山の方が大変^^;
慎重に慎重に足を進め岩場を抜けどうにか竜頭谷まで戻って来た
竜頭谷のザレ場まで来ると誰が落としたわけでもないのに
ザ〜ッという音と共に落石!幸いにも大きな岩ではなかったが
落石が落ち着くのを待ってすばやく通過した
谷を渡り前衛峰まで戻ると一安心
最後の休憩をし後はのんびりと駐車場まで戻るだけ
「今までの道と比べるとハイウェーのようやねぇ〜」と話ながら
pm4:30 無に駐車場まで戻って来た
一番に出発し最後に戻るという超スローペースでの
三度目の石立山
怪我も無く無事に歩く?いや登る事が出来た
岩場歩きが多く、おまけにロングコース
いいトレーニングになった
keitannさん!付き合っていただいてありがとう〜
また登ろうねっ!やっぱりいい山だわ石立山


▲ユキワリソウ


▲もう一枚


▲ユキワリソウとハタザオ       ▲キバナノコマノツメ


▲石立山のシンボル?ガメラ石を忘れちゃあいけませんね

2005年6月26日の石立山     2006年11月3日の石立山