■伊吹山撤退・「山荘しらさ」まで・・・・・
 ■高知県
 ■2012年2月4日(土)曇りのち晴れ
 ■
地図 クリックしてね

  自宅am6:00-高松西IC-西条IC-R194-寒風山トンネルam7:30
  石鎚公園線(県道40号線)-寺川集落-白猪谷バンガローam8:50
  出発am9:15-林道am10:00-上の登山口am10:05-わさび田am10:35
  シラサ避難小屋(昼食)am11:45-山荘しらさ周辺散策-シラサ避難小屋pm1:20
  わさび田pm2:00-林道pm2:20-白猪谷バンガローpm2:45

  ■歩行時間約6時間(昼食・散策含む)

   

■登山口まで・・・・

厳冬期の瓶ケ森林道を見てみたい
あわよくば
伊吹山へも登りたい
伊吹山は瓶ケ森林道沿いにあり
無雪期ならば30分ほどで登れる山
ところが瓶ケ森林道が閉鎖される冬場は
一変して登り応えがある山になります
登山口である
白猪谷バンガローへの道が工事の為
時間制限通行止が行われているという情報を聞き
am6:00自宅を出発・・・・・・・
工事が行われている県道40号線「いの町越裏門」を
am8:30までに通過しないと一時間も足止め予定との事
西条ICを下りR194を高知方面へ〜
寒風山トンネルを抜けると一面銀世界!
そういえば前日は私が住んでいる付近も一瞬銀世界だったものねぇ〜
(すぐに融けたけど・・・・・)
寒風山トンネルを抜けた時点で一時間の余裕があったので
どうにか間に合いそう・・・・・・・
通行制限をどうにかクリアし意気揚々と登山口を目指しましたが
寺川集落を過ぎた付近から路面の雪が深くなり
ツルツル滑りながら
白猪谷バンガローへ〜
あわよくば
上の登山口から〜などと甘い考えを持っていましたが
とんでもない!
雪深くてこれ以上進めません^^;


▲長沢貯水湖も凍って・・・・・


▲白猪谷バンガローの入り口に駐車

■白猪谷バンガローから出発

バンガローまで雪が深く車は入れないので
バンガロー上の林道に駐車し歩く事にしました
今日は初めてのルートなのでワクワクドキドキです♪
バンガローを過ぎ遊歩道?をしばらく歩くと作業小屋が見えて来ました
足跡が真っ直ぐ付いていたのでまっすぐ進むと行き止まり^^;
ありゃ!失敗・・・・・・
引き返すと作業小屋の横に登山道への入り口がありました
この様子に見かねたのか^^;
後から来られた三人組パーティの方が前を歩いて下さいました
雪たっぷりの中、右手に川を見ながら自然林の中を進んで行きます
雪景色がうれしい私は写真撮影に大忙し
川を横切り急登を登り切ると林道に飛び出しました
ここまで車で来ると、一時間弱は短縮出来そうですが
林道の様子がわからないのでどうなのでしょうか・・・・・・


▲この橋を渡ってスタート


▲しばらく遊歩道歩きです
作業小屋の横から登山道へ入って行きます


▲先行者のおかげで楽に歩く事が出来ました


▲ホイップクリームのような雪


▲石の上にも雪

■杉林の中へ

林道を歩く事約5分で木にペンキで「しらさ峠」と書かれた
上の登山口へ着きました
周辺は少し広くなっており数台は駐車可能のようです
ここからは杉林の中を緩やかに登って行きます
いつもならうんざりする植林の中の登りも
今日は真っ白な雪が心を和ませてくれます


▲上の登山口
木にペンキで「しらさ峠」と書かれています

▲しばらくは杉林の中を緩やかに
登って行きます

■わさび田

杉林を抜けると自然林が広がり作業小屋が見えてきました
ここがわさび田のようです
今は雪で真っ白なので、どこがわさび田かわかりません^^;
ここを過ぎるとジグザグの急登の始まりです
勾配がキツイ上、少しだけスリリングな場所も通るので写真どころではありません
滑落しないように慎重に足を進めます
ここでも先行されている三人のパーティの方が
ステップを付けて下さったおかげで私でもなんとか歩く事が出来ました
本当にありがたかったです
勾配が緩やかになるとシラサ避難小屋は目と鼻の先です


▲わさび田の作業小屋


▲わさび田らしいのですが真っ白で何も見えません


▲大岩の横を通って・・・・・・


▲樹木の間から子持権現が見えてきました


▲道が緩やかになるとシラサ避難小屋が近い・・・・・

■シラサ避難小屋

am11:45 シラサ避難小屋に到着しました
ここで先行して頂いた三人の方にお礼・・・・・・
トップを歩かれていた愛媛からの方、
もしかすると愛媛の分県を書かれたI氏???
どこかでお会いした事があるような〜
さぁ〜これから伊吹山までどれ位かかるのかわからないので
お聞きすると「雪が深いので往復3時間近くかかるでしょう」との事
それでは下山が4時過ぎるので諦める事にしました
三人組の方も瓶ケ森へ行かれる予定でしたが中止されるそうです
焦らなくても来年がありますものねぇ〜
諦めは早い私です(^^ゞ
そうと決まれば避難小屋でまずは昼食♪
積雪時は避難小屋!ありがたいですね
この小屋は2009年に完成したばかりのピカピカ
20人位は軽く泊まれそうな小屋でした
設置されているストーブもいい雰囲気ですね〜
機会があれば泊まってみたい


▲シラサ避難小屋
まだピカピカ!20、30人は泊まれそうです・・・・・

■瓶ケ森林道へ

昼食後、スノーシューを履き瓶ケ森林道へ・・・・・・・
残念ながら霧氷はありませんでしたが白い雪に青空がキレイです
山荘しらさの前から石鎚山を眺めましたが
山頂付近は残念ながら雲の中・・・・・・・
せっかくここまで来たので
厳冬期の瓶ケ森林道をスノーシューハイク!
真っ白な雪の上を歩くのは気持ちの良いものです
夏場はここを車が走るなんて想像も出来ません・・・・・・


▲「山荘しらさ」へ向かいます


▲手前に子持権現・奥に瓶ケ森


▲西黒森からジネンゴの頭へ続く稜線


▲石鎚山は残念ながら雲の中^^;


▲「四国山岳碑」の後に子持権現・瓶ケ森


▲「山荘しらさ」の前も真っ白


▲厳冬期の瓶ケ森林道
スノーシューで遊んでみました

■名残おしいけど下山

約一時間程、雪を楽しんだ後、下山です
下山時には道幅も広がり歩きやすくなっていました
登るのは大変だけど下りるのは快適です
休憩無しで1時間20分程でバンガローが見えてきました
バンガローでコーヒーを入れ一息・・・・・
後は車の所まで戻るだけです


▲橋もすっかり雪に埋もれて・・・・・


▲凍っている水・・・・・・


▲帰る頃にはすっかり青空に〜

■四国のチベット!国重要文化財「山中家住宅」へ

下山後、せっかくここまで来たのだからと
越裏門にある「山中家住宅」へ足を延ばしてみました

■■■
「山中家住宅」は江戸時代中頃に建築された県下最古の山間民家
  標高約700mの山深い小集落にあり、茅葺き寄棟造りで、
  床板張りの広い「余の間」をもつ。国の重要文化財です
                                     ■■■

中を見る事は出来ませんでしたが、なかなか趣のある建物でした


▲道中の見事なツララ


▲国重要文化財「山中家住宅」

■最後に・・・・・・

残念ながら伊吹山へは登頂出来ませんでしたが
厳冬期の瓶ケ森林道を歩く事が出来ただけでも大満足です
また、いつか再チャレンジ!
念願のルートを歩く事が出来、清々しい気持ちで帰路につきました



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)