■櫃ケ山(ひつがせん)953.5m
 ■岡山県
 ■2011年11月3日(木)曇り
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  自宅am6:00-高松西IC-瀬戸大橋-米子道-湯原IC
  久納登山口am8:00-出発am8:30-五合目(小休止)am9:30-七合目am10:15
  天狗の森分岐am10:20-銀嶺水am10:30-天狗の森分岐-天狗の森(散策)am10:50
  八合目am11:30-九合目am11:40-山頂(昼食)am11:45-出発pm1:00
  大庭皿集落跡pm2:00-龍頭の滝との分岐pm2:10-登山口pm2:30
  

  ■歩行時間約6時間(小休止・昼食・散策含む)


   
■登山口まで・・・・・・・

11月3日は俗に言う「晴れの特異日」
ところが今年はイマイチの予報では〜^^;
週末の天候もイマイチだし、今年は光り輝く紅葉を見る事は出来ないのかなぁ〜
天気図を見ると四国地方より中国地方の方がまだマシのようです
じゃあ以前から気になっていた天狗の森がある櫃ケ山(ひつがせん)へ行く事にしました
瀬戸大橋を渡り米子自動車道・湯原ICで下り登山口へ
湯原ICから久納登山口まではわずか10分弱で行く事が出来ます
高速を下りアッという間に到着です
自宅から登山口まで約2時間・・・・・・石鎚山や剣山へ行くより断然近い^^;
※湯原ICを下り登山口までの間はコンビニ&トイレは無いので要注意です!
  高速に乗る前に購入しておきましょう〜
櫃ケ山登山口という大きな案内板の横に車を停め
am8:30 出発です〜
民家の横を通り登山道へ入って行きます
要所要所に立派な道標が設置されているので安心です


▲登山口                  ▲立派な道標が要所要所に有り

■五合目まで

キレイに草刈りされた道を登って行きます
ただ、道端にかなりゴミが捨てられていたのが気になりました
香川の山も同じですが国道から近いので仕方がない?のでしょうか・・・・・
11月なのに蒸し暑く汗が吹き出します
竹林を過ぎ石垣を過ぎると林道に飛び出しました
この林道は星山(ほしがせん)まで続いているようですが
どこから入るのでしょう?
ここまで車で来ると更に楽^^;
林道を越え、ジグザグに登って行くとやっと五合目に到着です
ここで小休止・・・・・・
展望が開けホッとしましたが発破?の音が気になって
なんだか落ち着きません・・・・・・・・
近くに採石場でもあるのでしょうか?


▲山頂が見えます!まだまだ遠いなぁ〜


▲石垣が見えて来ました。以前は集落があったのでしょうか
▲星山からの林道に飛び出しました


▲キッコウハグマ    ▲五合目・展望が開けてきました

■七合目まで・・・・・・・

五合目を過ぎると湯原富士という名前にふさわしく
急斜面の直登です
(○○富士と名前が付く山は急斜面の山が多い)
景色は素晴らしいのですが結構キツイ
息を整えながら登って行きます


▲ススキがたなびく中を登って行きます
見晴らしは良いのですが結構キツイ


▲振り返ると湯原温泉方面


▲マユミの実の後ろに山頂が見えます

■天狗の森分岐

七合目を過ぎると天狗の森分岐が見えてきました
右へ進むと天狗の森・左へ進むと銀嶺水・真っ直ぐ進むと山頂です
まず銀嶺水を見に行く事にしました
銀嶺水ってどんなに素晴らしい水?と思いながら進むと
ポツリポツリと水が落ちているステンレス製のパイプがありました
これが銀嶺水?
この水量ではコップ一杯の水を溜めるには何時間もかかりそうです^^;
天狗の森分岐まで引き返しいよいよ天狗の森へ向かいます
今日、櫃ケ山を選んだ理由の一つに天狗の森の紅葉を見る事でしたので
ワクワクです♪




▲天狗の森分岐


▲紅葉が見えてきました〜


▲銀嶺水?
ペットポトル一杯にしようとすると丸一日かかりそう^^;

■天狗の森

いよいよ天狗の森へ入って行きます
天狗の森は ブナ林の岡山県下での標高の下限であり
分布の南限として学術的にも珍しく原生林の面影が残っている場所です
原生林の中に天狗様が祀られている事から天狗の森
名前が付いたそうです
下り気味に進んで行くとブナ・カツラ・ミズナラ・ケヤキの大木が見えてきました
まるでここだけ時間が止まっているかのようです
紅葉はこれからなのか今が盛りなのか一面、イエローグリーンの森でした
この風景いつまでも残って欲しいものです


▲赤と緑のコントラストが美しい〜


▲いい雰囲気〜


▲天狗の森
ブナ林は岡山県下での標高の下限であり
分布の南限として学術的にも珍しく原生林の面影が残っている場所です


▲紅葉はこれから?


▲こんな風景・・・・大好きです


▲カツラの巨樹


▲天狗様本堂へ行ってみました

■いよいよ山頂へ

天狗の森で40分ほど過ごしいよいよ山頂へ向かいます
九合目まで来ると山頂は目の前
休憩したいところですが頑張って山頂を目指します
ここからは階段の連続です
すぐそこに見えているのになかなか着きません^^;
am11:40 やっと山頂到着です!
ここからは大山をはじめ360度の展望ですが
気温が高い為か霞んでいて残念でした
ここで昼食!
もう11月という事で熱いラーメンを持ってきたのですが
この日は冷たいソーメンでもいい位でした^^;
いったいこの気温、どうなっているの?


▲開放的な九合目・山頂は目の前です


▲山頂・360度の展望ですが霞んでいて残念^^;


▲山頂と三角点

■下山・やっちゃいました(^^ゞ

山頂で1時間近くのんびりしいよいよ下山です・・・・・・
今日は周遊予定なので星山方面へ向かいます
ここから星山までは快適な縦走路が続いているようですが
車を配車する必要があるので縦走は諦めました
昨年3月に星山(ほしがせん)へ登りましたが
星山からの眺めも素晴らしかった事を思い出しました
下山ルートは渡渉箇所が多く、雨の翌日は注意が必要な道でした
星山へ続く林道を横切り少し進むと立派な石垣が見えて来ました
土壁で造られた納屋?もありこの付近が大庭皿集落跡でしょうか・・・・・
大庭皿集落跡を過ぎると竜頭の滝分岐!
ここでちょっとした失敗^^;
道標に←登山口・竜頭の滝→となっていたので右方向は滝へのみ行く道
勘違いし登山口方面へ進んでしまいました
後で、よぉ〜く地図を見ると竜頭の滝方面からも下山出来る事がわかり
大ショック!
結局、周遊予定が滝をパスした結果で登山口へ下山してしまいました(^^ゞ


▲星山へ続く縦走路


▲紅葉真っ盛りなのですが・・・・・・^^;


▲いい色に染まっています


▲落ち葉もキレイ・・・・・


▲ガマズミの実でしょうか?


▲大庭皿集落跡
立派な石垣と土壁の納屋?


▲竜頭の滝との分岐            ▲ここへ下りてきました


▲ゲンノショウコとイヌタデのお花畑♪

■竜頭の滝と足(たる)温泉

下山後、汗を流す為に
数分先にある足(たる)温泉へ行きましたが
混み合っているようなので先に竜頭の滝へ行ってみる事にしました
滝まで500m登り返しです^^;

竜頭の滝は・・・・・・
別名「波切り不動滝」とも言われその昔、旭川に棲んでいた巨大な竜が
この滝へ登る時に頭が見えたことからついたと伝えられているそうです
鬱蒼とした薄暗い場所にあり滝への道は台風?の為か
かなりズタズタになっていました
東屋も有り、以前は観光客で賑わっていたのでしょう・・・・・・

竜頭の滝を見学後、足(たる)温泉へ・・・・・・・

旭川に沿う温泉群の一つで、昔、山中鹿之助の妹婿佐伯辰重が
戦いで傷ついた武士達の刀傷を治すために、
樽詰にした湯を送ったといわれ、この故事にちなんで
樽(足)温泉と名づけられたそうです
吹出物、切り傷に特効があるため、湯治客が年中絶えないそうです
入ってみると温度も丁度よく、なめらかで、お肌しっとりという感じのお湯でした
観光客向けの湯原温泉に対しこちらはのんびりとお湯を楽しむ
という感じでしょうか・・・・・・・


▲竜頭の滝


▲足(たる)温泉@420-(石鹸有り・シャンプー無し)


▲足温泉から見た櫃ケ山

■最後に・・・・・・

岡山県北の山、四国の山とはまた違った魅力があり
暑かったものの爽快に歩く事が出来ました
たまには海を渡るのもいいものです



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)