■振子沢から大山ユートピア
 ■鳥取県
 ■2015年7月25日(土)
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      鍵掛峠登山口am7:15-分珠越am7:55-鳥越峠(小休止)am8:30-出発am8:45
      駒鳥小屋am9:25-地獄谷河原(小休止)am9:40-振子沢遭難碑am10:05
      振子山との分岐pm1:10-象ヶ鼻(昼食)pm1:30-ユートピア小屋
      三鈷峰分岐pm2:10-上宝珠越pm2:30-砂滑り-大神山神社pm4:15

      ■歩行時間 約9時間(小休止・昼食・撮影含む)




※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)



初めてのルートにワクワク♪

先週、白馬から帰ったばかりだというのにユートピアのお花畑が気になる
一日早く下山したので疲れもほとんど無い
山仲間のKeitannさん、ピオーネさんは先週登られたばかりなので
今週は単独で登ろうかな?
と、思っていたところにKeitannさんより
「吉備の極楽トンボさんが、振子沢からのルートを登られるそうなので一緒にどう?」
という連絡、これには大喜び
6月の三の沢からの槍ヶ峰といい今回の振子沢からのユートピアといい
案内人無しでは、とても歩けそうにないルート
山仲間のありがたさをあらためて感じました


▲蒜山SAから大山・烏ヶ山
大山の稜線に雲がかかっています

■鍵掛峠登山口より出発
大山情報館前の駐車場で極楽トンボさん達と待ち合わせ
極楽トンボさんの車で鍵掛峠登山口へ移動
大神山神社へ下山し私達の車で鍵掛峠へ移動という予定です
ほぼ同時に大山情報館前の駐車場に到着し御挨拶
吉備の極楽トンボさんご夫婦と極楽トンボさんのご友人のFさん
そして、むらくもさん、ピオーネさん、Keitannさん、私の7人パーティ
皆さんにご迷惑をお掛けしないように歩かなくっちゃ!と気を引き締めます
am7:15 鍵掛峠登山口出発
ここで三の沢で御一緒した、Mさんと再会
今日は剣ヶ峰経由三鈷峰との事
相変わらず健脚です
鳥越峠まではキリン峠へ行った時に歩いた道
鳥越峠から先は初めて歩くのでワクワク感半分、不安感半分といったところ
いったいどんな道なのだろう?


▲鍵掛峠からの大山
稜線はやっぱり雲^^;


▲鍵掛峠登山口から出発
最初は快適な遊歩道


▲ヤマアジサイ


▲鳥越峠(キリン峠・駒鳥小屋・烏ヶ山の分岐)
道標が倒れていました

■鳥越峠から駒鳥小屋へ
出発から1時間強で鳥越峠
早くも汗びっしょりなのでここで小休止
15分ほど休み駒鳥小屋へ向けて急降下
下りが苦手な私は皆さんに付いて行くのがやっとです
石ゴロゴロの道に生い茂る草木
歩きにくい事このうえない^^;
滑りそうな道を激下りする事約30分
やっと石で出来た駒鳥小屋が見えて来た
かなり古い小屋のようだ
小屋には設計・県営繕課 施工・日進土建YK 1950年8月と書かれていた
なんと私が生まれる前から建てられていたらしい
今まで数多くの登山者を見守ってきたのだと思うと感慨深い


▲せっかく登ったのに駒鳥小屋へ向けて激下り


▲駒鳥小屋が見えて来ました


▲1950年8月に施工された歴史がある小屋でした
設計・県営繕課 施工・日進土建YKと表示されていました


▲地獄谷へ出ました
やっと稜線が見えましたがまだまだ遠い^^;
水場はここで最後

■地獄谷から振子沢へ
駒鳥小屋からさらにハシゴやロープでどんどん下って行く
ロープはまだしもハシゴは濡れていてツルツル滑り緊張する場所だった
やっと展望が開け沢に降り立った
極楽トンボさんの話ではここが地獄谷の上流との事
地獄谷といえば以前、一向平から矢筈ヶ山に登った時に
道標を見た覚えがある
いったいどんな怖い谷だろうと想像した谷だ
ここで小休止後、右岸の振子沢へ入る
振子沢への入り口がわかりにくいとの事で
三の沢でお世話になったYさんが目印を付けて下さっていた 
お心遣い感謝致します
振子沢に入りしばらく進むと遭難碑が見えてきた
ここから先は薄い踏み後を辿る事となった
所々倒木がありルートが分かりづらい
基本的には沢の右岸を歩けばいいようだ
相変わらず草木が茂り歩きにくいうえ
熱中症にならないように休憩を多めに取りながら歩く


▲振子沢へ入ってすぐに遭難碑がありました


▲振子沢のガラガラの石を登って行きます


▲振り返るとこんなカンジです


▲草が生い茂る中、進んで行きます
歩きにくい^^;


▲奥に見えるのは槍ヶ峰

■最後の急登を這い上がる
登山道脇にクガイソウシモツケソウが見え始めた
と、いう事は稜線はもうすぐなのかな?
ほんの少し緊張感が和らぐ
振子沢上流で右折すると急登の始まり
周りの草木に掴まりながら急登を這い上がると
大休峠からのルートと合流
やっと一息・・・・・・
なんせ足場が悪く滑り落ちそうな急登
こんな道登るん?と思うようなくじけそうな道
おまけに暑い!


▲もうすぐ稜線


▲沢山の登山者が見えます


▲お花畑を見て元気になりました


▲振子沢へ下山される皆さん
下りの方が怖いような気がするけど^^;


▲荒々しい稜線が近づいてきました

■天空の花園
やっと稜線に出た!
青い空に白い雲、そして色とりどりのお花達
まさに天空の花園のようだ
この季節にしては珍しく米子市内弓ヶ浜もクッキリ!
今までの疲れが吹き飛んだ一瞬だ
シモツケソウは丁度見頃、クガイソウはちょっと盛りを過ぎた感じ
オオバギボウシは終盤
例年に比べると心なし花の数が少ない気がするが
この天気にこの展望、大満足♪


▲シモツケソウが青空に映えます


▲米子市内もクッキリ


▲ひと際、色が濃いシモツケソウ


▲もう一枚シモツケソウ


▲クガイソウも丁度見頃でした


▲色が濃いヤマアジサイと振子山・大休峠への分岐


▲三鈷峰をバックにユートピア小屋
例年に比べると若干ピンク色の染まりが悪いような〜


▲大山北壁
こんなにクッキリ見える日も珍しい


▲弓ヶ浜がキレイに見えています


▲眼下に振子沢が見えます
こんな所を登ってきました


▲剣ヶ峰へ続く稜線


▲象ヶ鼻
皆さん、撮影に夢中〜こんな絶景ですものね(^^♪


▲シモツケソウ・見頃でした


▲シモツケソウとクガイソウ
これぞユートピアの風景


▲ユートピア小屋まで下りて来ました
皆さんの満足そうな顔が印象的でした

■象ヶ鼻で昼食後下山
象ヶ鼻で昼食後、時間も時間なので三鈷峰へは寄らず下山
私は三鈷峰まで行きたかったが何度か登っているのでまぁいいか
それにしても真っ青な空に白い雲
ガスで覆われている事が多い大山北壁もクッキリ
こんな日もあるのですね〜


▲ユートピア小屋を見上げる
すっかり夏の空ですね

■砂滑りを経て大神神社へ
上宝珠越から砂滑りで下山する事にした
気持ちよく砂滑りを滑り元谷
以前に比べて砂滑りが短くなっている?ような・・・・・・
砂滑りを下りると大神山神社の森までは
日陰がほとんど無く、まるで灼熱地獄
上宝珠越からのわずか1時間半が私にとっては最も辛い時間だ
下りたら「かき氷」!と何度も思いながら足を進める
pm4:15 やっと大神山神社まで下りてきた
ここで冷めたい水で顔を洗いひと心地


▲砂滑りを下ります


▲以前に比べて砂滑りが短くなっているような・・・・・・
こんな崩壊した場所あったっけ?


▲ここからは暑さとの戦いです
日陰が少なくとにかく暑い^^;


▲元谷ケルン



▲大神山神社・境内に咲いている夏ツバキ・恒例のかき氷
そして御一緒した皆さん!

■大満足!振子沢からのユートピア
大山寺の参道を下り
いつもの店でかき氷♪でクールダウン
(すみません皆さんに勧めてしまって)
吉備の極楽トンボさんご夫妻のおかげでレアーなルートを歩く事が出来感謝です
御一緒させて頂いたFさん、「しばらく山に登ってません」と言われてましたが
素晴らしい健脚、付いて行くのがやっとでしたよ^^;
稜線出た時の皆さんの笑顔♪いい顔されてましたね
しかし暑かったですねぇ〜
また御一緒する日を楽しみにしておきます


・クサボタン           ・コオニユリ          ・ホソバノヤマハハコ

・イヨフウロ            ・イワアカバナ          ・ニワトコの実

・オトギリソウ      ・ヤマホロシ           ・ノカンゾウ

 上記以外に咲いていた花

・ヤマジノホトトギス・ミヤマカラマツ・クロバナヒキオコシ・ミゾホオズキ
・ダイセンオトギリ・オオバギボウシ・ダイモンジソウ・ソバナ他