■紫谷山(しきやさん)145m ・阿島33観音道
 ■香川県・粟島(塩飽諸島)
 ■2015年2月14日(土) 快晴
 ■
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   須田港am9:05-粟島港am9:20-馬城八幡神社am9:55-上新田漁港
   69mピーク(粟島レーダー局)am11:20-ブイブイガーデンam11:30
   京ノ浜-ブラジャー観音am11:40-上田さん宅-足摺岬pm0:05
    峠(昼食)pm0:40-出発pm1:00-紫谷山取り付pm1:20-展望の良い岩場pm1:40
   紫谷山山頂pm1:55-登山口pm2:15-東風浜pm3:20-阿島山一周pm3:25-pm4:30
   粟島港pm4:45-pm5:05-須田港pm5:20

   ■歩行時間 約8時間(昼食・寄り道含む)





※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)


リベンジ紫谷山!再度・粟島へ

この日は岡山の毛無山へ登り、帰りにセツブンソウを見て帰る予定でしたが
悪天候予報、無理は禁物という事で急遽、
粟島へ行く事にしました
粟島と言えば2010年1月に訪れ、紫谷山を目指したものの敢え無く撤退した場所
今日はむらくもさんも同行して下さるという事なのでリベンジ出来るかな?
むらくもさん・ピオーネさん・Keitannさん・そして私の四人で出発です
詫間町・須田港発am9:05の船で粟島へ向かいます
約15分の船旅で粟島港着
目の前には以前登った城山・麓にはオシャレな洋館・粟島海洋記念館が見えます
ブイで作ったかわいいマスコットが迎えてくれました


▲須田港から見る塩生山


▲須田港桟橋に「ばくち山」のコーシャル♪


▲飯野山から善通寺五岳山まで一望


▲約15分で粟島港到着・片道@330-
正面に見えるのは城山(じょうのやま)222m麓のブルーの建物は粟島海洋記念館

■紫谷山登山口はどこ?
船を下り紫谷山方面へ向かって歩き始めます
今日は風も無くポカポカ陽気
おまけに真っ青な空が広がり絶好のハイキング日和
島から眺める瀬戸内海を見ていると
与謝蕪村の句「ひねもすのたりのたりかな」が一番に頭に浮かびました
穏やかな海が輝いて、まさに春の風景そのものです
すぐそこに対面が見える砂州を眺め
満潮や台風の時は大丈夫なん?
と、要らぬ心配をしながらのんびりと歩きます
ここは夏には「海ほたる」を見る事が出来る浜という事なので
海水浴を兼ねて来るのもいいかも知れませんね
砂州を過ぎた場所にある馬城八幡神社に参拝
島の神社らしく、砂浜にある鳥居がなんともいえずいい雰囲気

春になると桜のトンネルになるんだろうなぁ〜
と思う道を上新田漁港方面へ進みます
途中、メジロウオッチングしたりスミレを見つけたりと
なかなか進めません^^;
でも島の道、のんびりでいいんです
地元の方に紫谷山の登山口をお聞きしましたが
今は登る人も少なくなり不明との事
まぁ〜とりあえず進んでみましょうかね


▲すっかり春の風景
与謝蕪村の句「ひねもすのたりのたりかな」がピッタリの風景


▲今から登る紫谷山


▲ブイで作ったかわいいマスコット達


▲砂州の一番狭い付近


▲砂浜に鳥居
島ならではの風景ですね


▲まずは馬城八幡神社に参拝


▲水仙が咲き誇り・・・・・・・


▲城山の奥に見えているのは紫雲出山


▲紫雲出山から見た粟島・2013/4/7撮影


▲チョコンとタチツボスミレ♪もう春ですねぇ〜

■上新田漁港へ
結局、紫谷山登山口はわからないまま上新田漁港が見えてきました
漁港の後ろに見える小高い山の上に電波塔が見えています
高い場所を見るとついつい登りたくなる私達!というか私だけかも〜
山名は無い?けど登ってみる事にしました
コンクリート道入口には「立入禁止」の看板
少し躊躇しましたが、すみません登らせて頂きました^^;
こんな道、車で登れるん?というような急勾配のコンクリート道を
登り切ると「粟島レーダー局」と書かれた鉄塔
どうも昨年出来たばかりの新しい施設のようです
山頂からの展望を期待していましたが木々が茂り展望は無し
小腹が減ったので小休止・・・・・・・←だから太るんだ!と神の声^^;


▲上新田集落・奥に見える小高い山にあるのが「粟島レーダー局」


▲一足早く春爛漫♪


▲高い場所をみるとついつい登ってみたくなる
標高69mの小高いピークにも登ってみますか
※実は立入禁止と書かれていました^^;


▲急こう配のコンクリート道を登ると「粟島レーダー局」と書かれた建物


▲眼下に「二面島」


▲そして粟島の「足摺岬」

■京ノ浜で名物おじさんと出会う
粟島レーダー局がある小高いピークを下り京ノ浜へ向かいます
途中、ブイで作ったマスコットがあるブイブイガーデンを見学
ブイブイガーデンは民宿「ぎんなん」のお手伝いもされている、
松田悦子さん(パブリックアーティスト)が
庭に花のない時期も通りがかる人が楽しめるように作られた個人の庭です
かわいいブイ達を見ているだけで心がほっこりしてきました
瀬戸芸の影響なのか島にはいたるところにブイで作られたマスコットがあり
心を和ませてくれます
ブイブイガーデンを過ぎ、京ノ浜へ出ました
ふと見ると、「足摺岬・絶景パノラマ」と書かれています
絶景と聞けば行くしかありません
その前に「ブラジャー観音」も気になります
まずは「ブラジャー観音」へ・・・・・・・
は・は〜ん!なるほどこれがウワサ?の「ブラジャー観音」ね
ブラジャーというよりはビキニ?
なんともおちゃめな観音様です
ブラジャー観音見学後、足摺岬へ向かっていると
地元のおじさんに呼びとめられました
御自宅にお邪魔するとNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」の色紙がありました
お聞きするとゲストの藤井フミヤさんがこの家を訪れたそうです
このおじさん、「粟島故郷劇団」で女形を努め、島では有名人
近くを案内して頂き、お土産に「笑う門には福が来る」という意味で
「笑」という字と「福」という字が入ったお守りを頂きました
おじさんを見習って笑顔を大切にしたいものです


▲ブイブイガーテン
ブイで作られたかわいいマスコット達


▲白梅も満開・いい香りです〜


▲足摺岬・絶景パノラマらしい
是非、行ってみなくっちゃ!


▲その前に気になっていた「ブラジャー観音」へ


▲な〜るほど〜確かにブラジャー観音


▲奥に見えているのが「高見島」


▲NHK「鶴瓶の家族に乾杯」で
藤井フミヤさんが粟島を訪れた時に上田さん宅へ立ち寄られたそうです
その時のサインや写真が飾られていました
「福」と書かれたお守り?を頂きました


▲色々と説明して下さる上田さん
「粟島故郷劇団」で女形として活躍中だそうです

■粟島の足摺岬から昔の通学路を通り峠へ
おじさんと別れ絶景だという粟島の「足摺岬」へ向かいます
岬に立つとこれから向かう阿島山、眼下にはエメラルドグリーンの海が見えました
確かに本場、足摺岬の太平洋にも負けない透明度ですよね♪
足摺岬を後にし本日の核心部紫谷山へ向かいます
元来た道を引き返してもいいのですが
山の中に昔の通学路が残ってるようなので、その道を歩く事にしました
昔の子供達はこんな道を歩いて通学していたのですから
脚力がつくハズです
pm0:40 お地蔵様(さすり地蔵?)が祭られている峠に着きました
ここで昼食です
人懐っこいジョウビタキが昼食の間中、目を楽しませてくれました


▲粟島の!足摺岬から見た絶景!
奥に阿島、海の色がエメラルドグリーンなのがわかりますか?


▲昔の通学路を歩き峠へ


▲峠で昼食


▲人懐っこいジョウビタキ♀

■いよいよ紫谷山へ取り付く
結局、今回も紫谷山への登山口はわからなかったので
適当に取り付く事にしました
ところが背丈以上もあるスズタケに阻止され進めません
諦めて他の取り付を探します
次に取り付いた斜面はなんとか登れそうです
山火事で脆くなっている木に注意しながら斜面を登って行くと
見覚えがある風景が見えてきました
以前、登った時にピークだと思った大岩
登り口は違っても結局同じ場所へ出たようです
ここからの風景はこれぞ粟島!と思わせる絶景〜
個人的には、ここから眺める粟島の風景が一番だと思っています
前回はここで撤退したのですが今日はこの大岩を乗り越えて先へ進んでみました
大岩を越えると・・・・・・・・
ナント、キレイに笹刈りされた道
あっけなく紫谷山三角点に到達したのでした
やっと三角点に対面出来、感無量です


▲適当な場所から登り始めましたが、手強いスズタケに阻まれ敢え無く撤退^^;


▲さぁ〜気を取り直して・・・・・・


▲再度トライ!これ位ならなんとかなりそうです


▲展望が開けてきました。稜線が近そうです


▲紫谷山手前の岩場から見た砂州
これぞ粟島!という風景です


▲岩場を越えると・・・・・


▲スズタケが刈られた快適な道が現れた


▲ようやく会えましたね紫谷山の三角点


▲振り返ると展望が良かった岩場が見えます

■紫谷山からの下山
こんなにキレイに笹刈りをされた道
いったいどこへ下りるんだろう?と興味津々で進んでみました
途中にはロープまで設置され、どなたかは登られているようです
20分ほどで下りてきました
う〜ん?ここはどこ?
下りて右へ進むと墓地
どうやら墓へ行く為に作られた道のようです
左へ進むと廃屋、廃屋を過ぎると階段の上に鳥居が見えています
やっと朝、上新田漁港へ行く為に通った道が見えてきました
登山口表示等の道標は一切無し
これはでは、わからないハズです


▲ロープまで設置され至れり尽くせり


▲こんな場所に下りてきました
ここはどこ?


▲鳥居さんの前を通り


▲ここに出ました・上新田へ向かう為に朝歩いた道です
※登山口表示は一切無しです

■阿島山へ下見に
紫谷山から下山し粟島三座のうち最後の山、阿島山へ向かいました
時間的に山頂は無理かも知れないので
次回の為の下調べという事で近くまで行ってみる事にしました
粟島港まで戻り東風(こち)浜方面へ・・・・・・・
車もほとんど通らないのでのんびりと浜辺の道を歩きます
島歩きの醍醐味ですね
「阿島33観音道」と書かれた場所から阿島山へ入っていきます
この道は訪れる人が少なくなり荒れ、大阪から移住して来たJJさんが、
たった一人で阿島三十三観音遍路道を整備されたそうです
私が阿島山への登山口の目印かな?と思った赤テープは
どうもこの遍路道を整備する為に付けられたもののようです
グルっと一周してみましたが、歩く人が少ないのか少し荒れ気味
アップダウンもあり結構歩き堪えがありました
でも二面島(ふたおもてじま)を間近に見る事が出来る
絶好のビューポイントがあり、良いハイキングコースです
夏はヘビが出そうなので冬場に歩く方が良いかも知れません
船の時間が、迫っていたので早足で歩き
約1時間ほどで遍路道入口に戻ってきました
山頂は次回のお楽しみ♪という事で・・・・・・^^;


▲やっと登れた紫谷山を後にし東風浜へ向かいます


▲目の前に海が広がっている風景・・・・いいですね〜


▲東風(こち)浜・奥に見えるのが阿島山(181.6m)


▲ここから「阿島33観音道」へ


▲丁度中間地点で赤テープ発見!
阿島山へはここから登るのかな?


▲ヤブツバキがキレイだったので・・・・・・


▲二面島(ふたおもてじま)が近くに見えましため灯台が見えます


▲33観音道・結構アップダウンがありました


▲ル・ポール粟島(粟島海洋記念館)まで戻ってきました

■見所満載!粟島
ポカポカ陽気の中のんびりと歩く事が出来
粟島満喫の一日になりました
念願の紫谷山リベンジも大成功!
次は桜の季節もいいなぁ〜海ほたるの季節も捨てがたい
宿題となった阿島山山頂!
さていつ行こうかな?
見所満載!粟島 また行きます・・・・・・・