■東赤石山1706.6m 物住頭 1634.3m 西赤石山1626.1m
 ■愛媛県
 ■2013年6月30日(日)曇りのち雨
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  瀬場登山口am5:20-筏津からの道と合流am5:35-八間滝am5:45
  瀬場谷分岐(小休止)am6:10-トラバース道am8:45-赤石越am9:00
  東赤石山頂(小休止)am9:45-出発am10:00-赤石山荘(大休止)am11:00
  出発am11:35-石室越pm0:10-物住頭(小休止)pm1:10
  西赤石山頂pm2:10-銅山越pm3:30-ダイヤモンド水-日浦登山口pm5:00
  
  ■歩行時間 約12時間(小休止・大休止含む)



※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)


前泊・・・・・瀬場登山口よりいよいよ出発!

以前から赤石縦走しようと思いつつなかなか決行する事が出来なかった
どうせ縦走するのならタカネバラが咲き誇る季節がいいなぁ〜
天気予報もまずまず今週がチャンス^^;
最初、日浦に自転車をデポし自転車を使った縦走を考えていたが
Keitannさんが一緒に歩いて下さる事になり
車二台での縦走に変わった
車二台での縦走ならば高低差は考えなくてよくなったが
疲れた足で東赤石の厳しい下山は辛い
やはり東赤石から登り西赤石側へ下りるルートにした
私は亀足なので余裕をもち日の出とともに出発する事にし
私達は日浦登山口で前泊、Keitannさんは早朝出発する事にし
am4:30 日浦登山口集合とした
テントを張るのも面倒くさいので車中泊したが
狭い車内では熟睡する事が出来ず何度も目が覚めた
am4:30 まだ暗い中、keitannさんが到着された
Keitannさんの車を日浦にデポし私達の車で瀬場登山口へ移動
空が白みはじめたのでam5:00 過ぎ予定通り出発・・・・・・・・
ところが霧雨が降っているでは・・・・・・いやな予感^^;


▲オトメシャジンの絵がある瀬場登山口を出発〜

■瀬場谷分岐からタカネバラ満喫ルートへ
最初は薄暗い樹林帯の中の登り
蒸し暑く、汗が吹き出す
途中、八間滝が見えてきた
水量が多く、こんな迫力がある八間滝を見たのは初めてかも知れない
一時間弱で瀬場谷分岐
ここで初めての休憩、
淡いブルーのヤマアジサイが咲き誇っていたが暗くて撮影失敗
休憩後、いつもは赤石山荘方面へ進む事が多いが
今日は縦走予定なので山頂方面へ進む
相変わらず小雨が降り続いている
幸い樹林帯の中なのでレインを着るほどでもない
途中の沢で二度目の休憩・・・・・・・
この沢も水量が多く、いい雰囲気


▲八間滝・梅雨時なので水量が豊富


▲瀬場谷分岐
今日は赤石山直登ルートへ行きます


▲ここも水量が豊富です


▲アワモリショウマ咲く沢


▲この付近はまだ降ってなかったのですが・・・・

■タカネバラが見えてきた
沢を過ぎると橄欖岩がゴロゴロとした道になってきた
ここから、いよいよ花街道となる
まずシモツケのピンク色が目に飛び込んだ
水滴がキラキラ光り美しい・・・・・・・
ヤマツツジは見頃、フジイバラ、ミツバイワガサは終盤かなっ
タカネバラが見え始めた
終盤だと聞きガッカリしていたが、まだまだ見頃の花も多く大喜び♪
縦走予定だというのに、ついつい撮影に夢中になる^^;
山頂直下のトラバース道まで登って来た
雨がますます強くなったので、ここでレインを着こむ


▲雨に濡れたシモツケ


▲ヤマツツジがまだキレイ


▲フジイバラは終盤〜


▲タカネバラ
蕾は濃いピンク色


▲終わっている花もありましたが
見頃の花もありました


▲もう一枚〜


▲山頂直下のトラバース道に出ました

■東赤石山山頂へ
赤石越からとりあえず山頂を目指す
雨で岩場が濡れているので滑らないよう慎重に足を進める
足元にはコウスユキソウキバナノコマノツメなどが
咲き誇っているが雨が強くカメラを出す事が出来ません
ここから先は防水コンデジの出番^^;
雨にもかかわらず数組の登山者さんとお会いした
皆さん口々に「まさか雨が降るとは・・・・・・・」
梅雨時の予報がいかに難しいものか痛感
am9:45 東赤石山山頂到着!
途中、休憩したり花を写したりしたが、
ここまで約4時間強・・・・・
四国の中でも手強い山のひとつ
勿論、展望はナシ^^;
時間が経てば天候が回復するかな?と淡い期待を抱き
三角点広場まで行ってみたが回復は望み薄のよう〜
さて、これからどうしょうか?縦走は無理かも?
とりあえず赤石山荘まで下り、再検討する事にした


▲いたるところにミヤマハナゴケ


・コウスユキソウ     ・キバナノコマノツメ        ・ヒメアカショウマ


▲東赤石山頂と三角点広場


▲イワキンバイ                 ▲シモツケの蕾


▲イヨノミツバイワガサ            ▲ネバリノギラン

■赤石山荘でうれしい出会い
赤石山荘まで下りてきた
ここで休憩しているとトンちゃんご夫妻
山頂からの下山途中でお会いしたゆ〜ちゃんダーリンさん達と合流
山荘前はちょっとしたオフ会状態になり楽しいひと時を過ごす事が出来た
しばらくするとガスが晴れ、少し日射しが差し始めた
今までガスの中だった八巻山が姿を現し、皆で一斉にシャッターを押した
これは期待出来るかも〜
雨もあがったのでとりあえず石室越まで行ってみる事にした


▲オオヤマレンゲ


▲こちらはうつむき加減のオオヤマレンゲ


▲トンちゃんご夫婦・ゆ〜ちゃんダーリンさん達とお会いしました


▲一瞬、ガスが晴れて八巻山が見え
一斉にカメラを向ける皆さん


▲これぞ東赤石!という風景〜


▲石室越え

■ここまで来たら進むしかない!
石室越まで登って来た
さて、どうしょう〜
地図で確認すると石室越から物住頭まで25分と書かれています
25分位なら頑張っていきましょうか〜
という事で先へ進む事にした
ここから西赤石までは未踏の道
どんな道が待っているのか・・・・・・
前赤石の岩場までは歩きやすい道が続いていた
これは楽勝かも?
前赤石のトラバース道まで来ると、東赤石周辺では
まだ蕾だったシコクギボウシが開花していた
しかも丁度、見頃のようだ
日当たりのよい場所なので開花が早いのかも知れない
大喜びで撮影
とりあえず雨は小康状態だが風が強く身体が吹き飛ばされそう
強風に身体を持っていかれたらシャレにならないので岩場を慎重に進む
一番楽しみにしていた岩場のトラバース
ガスが立ち込め迫力ある前赤石の全貌が見えなくて残念


▲まだまだタカネバラを楽しめました


▲しつこくタカネバラ


▲前赤石まで来るとシコクギボウシが咲いていました


▲丁度、見頃〜


▲前赤石の岩場


▲こんな道を進みます


▲道はしっかりしているので安心して歩く事が出来ます


▲ウバタケニンジン                ▲シライトソウ

▲トリアシショウマ               ▲ドウダンツツジ

▲オオナルコユリ               ▲マルバマンネングサ

▲キソチドリ                    ▲オオヤマレンゲ

■初めての物住頭
コースタイム25分の所を少し迷ったとはいえ1時間も掛かり
物住頭到着!
ここは上兜山や下兜山への分岐でもあり見晴らしが良さそうな場所
いつか上兜山方面へも足を向けてみたいと思う
ここで小休止・・・・・・
雨の中、少しだけ食べ物を口にする
先は長いので休憩もそこそこに先へ進む


▲物住頭


▲アザミが咲き乱れる

■西赤石山頂へ
物住頭を過ぎるとアザミ街道かと思うほど
道の両側にアザミが咲き誇っている
幸い、今日はレインを着ているのでチクチクとしたトゲがささらず
不幸中の幸い?
物住頭⇔西赤石は思った以上に花が多く
目を楽しませてくれた
後、二週間もすれば一面お花畑になりそう〜
pm2:10 最後のピーク!西赤石山頂到着!
ここまで来ると少しホッとした
後は、日浦まで下るだけ


▲西赤石山山頂


▲ますます視界が悪くなる^^;

■西赤石からの下山
銅山越までは何度も歩いた道だが
こんなにアップダウンがあったのかと少しうんざりした
いつもは何とも思わず歩いている道ですが
疲れた足には辛いものがある^^;
やっとの思いで銅山越へ着いた
後、1時間半ほど頑張ると日浦登山口です
ここのところ西赤石へ登るときは東平から登る事が多く
日浦への道は数年振りだ
銅山で栄えた頃の史跡が残っている歴史街道だが
雨が強くなり史跡を楽しむどころではない
黙々と歩き、pm5:00 日浦登山口まで戻ってきた


▲銅山越


▲アカモノ                     ▲ツガザクラ

▲ウメガサソウ                    ▲クモキリソウ


▲何度も橋を渡ります
東赤石と違って西赤石の橋は歩きやすい橋です


▲日浦登山口まで戻ってきました

■赤石縦走!達成〜
思わぬ雨で一時は縦走を諦めかけたが
何とか歩き通す事が出来た
八巻山ピークを踏む事が出来なかった事が残念だが
また天気が良い日にもう一度歩いてみようと思う
日頃、晴れている日にしか歩かない私にとって
雨の中の12時間はいい勉強になった
やはり実際に歩いてみて初めて必要なものが明確になった
今後の登山に活かしてみようと思う
今回の縦走は私にとって何事にも代えがたい一日となった
反対側の権現越から二ツ岳も歩いてみたい
夢はどんどん広がるばかり・・・・・・・・