■2018年12月15日(土)曇りのち晴れ
登山口9:30-磨崖仏9:50-出発10:00-火山への分岐10:15-火山-西山・四等三角点10:25
出発10:30-火山10:40-火山への分岐10:45-瓶盥(小休止)10:50-出発11:00-磨崖仏-登山口11:30
※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平17総使、第596号)
師走に入りなんだか落ち着かないけど身体を動かしたい・・・・・
霧氷もいいけど高い山は天気がイマイチのようなので今日は里山へ行く事にしました
冬場は選択肢が多くて行き場所に困りません・・・・
さてどこへ行こうかという事になり、たまには東讃の山もいいなぁ~
東かがわ市の「与冶山」は?
以前、歩いた時は与冶山から引田まで歩きJRで白鳥まで帰って来ました
今日は津田町の土日しか営業していない「地中海カフェ・プラヤ」でランチが食べたい
というリクエストで、午前中に「火山」を登り、午後から「与冶山」へ行く事にしました
西讃から来られるお二人に「高速三木バス停」で合流し「火山」登山口を目指します
「津田寒川」で下り、登山口である「西教寺」を目指します
「西教寺」の西側の道の広くなっている場所に駐車し「火山展望遊歩道」の案内板から出発です
見所が多そうなので楽しみです
丁石やお地蔵様が祭られ歴史深い山のようです
あまり歩かれてないような荒れ気味の道へ入ります
しばらく歩くとツバキの花が目に入りました
暖冬の影響なのか今年は咲くのが早いですね
落ち葉でフカフカの道を進みます
遊歩道が出来た当初はキレイな道だったのでしょうが今は所々、藪化していました
ムラサキシキブの実が目を楽しませてくれました
約20分ほどで車道と合流です
ここまで車で来る事が出来るので、わざわざ歩いて登って来られる方はほとんどいないようです^^;
車道の奥には「穴薬師」や「磨崖仏」が祭られています
「穴薬師」の堂内の巨石には小石仏が沢山彫刻されています
また「穴薬師」の横には弘法大師がひと夜で彫られたという「磨崖仏」が祭られています
横に立っているピオーネさんと比べると、いかに大きな「磨崖仏」か、わかると思います。
「磨崖仏」を後にし更に登って行きます
数分でケルン?のようなものが見えてきましたが???
ここをまっすぐに進むと「瓶盥」
まずは山頂へ向かう事にしました
こんな気持ちの良い尾根を進み・・・・・
一旦下って急登を登り返すと・・・・・
火山山頂 260m 西山・四等三角点 です
山頂は残念ながら展望はありません・・・・・・
展望も無いので、すぐに山頂を後にしました
引き返している途中、ピオーネさんより三角点の場所は山頂では無く
山頂は途中にあるとの事・・・・・
GPSで確認すると確かに火山山頂は245m地点と表示されています
正確には多分、この付近が山頂だと思われます
この赤い実が気になりましたがKeitannさんによると「シロダモ」との事
やはり仲間と歩くと勉強になります
ベンチがある分岐まで戻り「瓶盥」(びんだらえ)へ向かいます
数分で「瓶盥」が見えてきました
この「瓶盥」(びんだらえ)という漢字、ふりがなが無いと読める人は少ないような気がします
あまりキレイな水ではありませんが、山頂付近に池があるのは珍しいですよね
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火山は、大昔は、火山だったそうです。山の頂上では、今でも「びんだらえ」といって穴があって水がが溜まっています。多分火山の噴火口だったのでしょう。現代の地質調査から30万年前くらい前に火山活動が有り出来た山だと考えられています。火山(ひやま)に大きな虹がたち、火山を跨いでいたら、昔から20日間の日照りが続くという言い伝えが残っているそうです。
火山の山頂には大きな穴があって汲んでも汲んでも尽きない程の水を蓄えている。長径16m短径10mの楕円形で水深30cmほどです。平成7年の調査によると、面積125㎡、水量15㌧程あるそうです。
昔、土佐の長宗我部元親が、雨滝城を攻めた時、合戦が終わり疲れた兵士がここへ来て頭の鬢を洗ったという。そこで人々は、この火山の頂上にある穴(池)を「ビンダライ」と呼ぶのだそうです
『平成15年4月発行・大川町の文化財』より
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池の端まで行くとベンチまで設置され見晴らしが素晴らしいです
目の前には津田湾が広がっています
眼下には高速道路
下山し、「西教寺」へ行く事にしました
「西教寺」の後ろに見えているのが「火山」です
こんな立派な楠の御神木が出迎えて下さいます
中に入ると立派な建物
お寺の横の建物もかなり古く興味をそそられました
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火山の南麓、字北地にある。真言宗善通寺派。花生山蓮花院と号し、本尊阿弥陀如来。寺記では行基開創、空海建立。宝蔵院古歴記(松浦文書)によると天長6年(829年)建立、元来宝蔵院(現長尾町の極楽寺)末寺であったが、延喜10年(910年)印清が富田院主を●号して同院を離れ、翌11年再び末寺に復したという。戦国期には安富氏に強引に与田寺(現大内町)の末寺にされたことがあった。天正4年(1576年)増玉が正御影供を修し、安富筑後守は家臣六車宗湛をして銅鉢を寄進させたという(御領分中寺々由来)
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「分県」にも「里山に遊ぶ」にも掲載されていない山ですが
歴史もあり面白い山でした
次は本日のメイン?地中海カフェへ向かいます