※この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第596号)
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手島港 7:25 稲生神社(お稲荷さん) 7:42 安養寺 8:05 八幡神社 8:10 尾方山山頂 8:40 八幡神社裏トラバース道 9:20 石棺(昼食) 10:00/10:30 高越三角点 10:40 うのべ浜 11:00 あなじ浜 11:45/12:15 手島池 12:30 ラーセン邸への道の途中の取付き 12:40 権三森三角点 13:00 ラーセン邸への峠 13:15 手島池 13:25 手島港 13:40
■歩行時間 約6時間(昼食・大休止含む)
■平面距離 8.8km 累計高度(+) 610m 累計高度(-) 611m
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二月中旬だというのに春を思わせる陽気が続き、お山の雪もすっかり少なくなりました。行き先に迷います・・・迷った時は島の山、今回も「離島航路無料キャンペーン」を利用する事にしました。丸亀港発6:05のフェリーに乗り「手島」を目指します。「手島」はお初の島なので楽しみです・・・・真っ暗な中を出発・・・夜明けと共に陽が登り始めました・・・先週は、曇り空でしたが、今日は良い感じに焼けてきました・・・
阿讃山脈もキレイに見えます・・・・
7:00 日の出です・・・・連光寺山と国分台の間から朝日が出てきました・・・・・
「さぬき広島」を経由し7:25 「手島」に着きました・・・・・後ろに見えているのが今から登る尾方山かな?
先週は旅客船でしたが今日はフェリーです。このフェリー、まだ新しくトイレもキレイでした
2023年2月に就航したばかりのピンク色のフェリー「ひろておん」島の頭文字をつなぎ、最後に『ん』をつけることで、かわいらしさや多くの人に親しんでもらいたいという思いを込めたて付けられたそうです・・・・
手島案内図・・・神社仏閣も多く見所満載のようなので楽しみ~
まずは尾方山から登りましょうか・・・・よく調べもせず、神社から登る!とだけ見ていたので何の疑いも無く船上から見えた赤い鳥居の神社(稲生神社・お稲荷さん)へ行くと、どうも違うようです・・・・
確認すると、神社は神社でも「八幡神社」から登るようです(^^;・・・・やはり下調べは念入りにしないといけませんね・・・・「八幡神社」は「安養寺」の隣にあるようなので「安養寺」方面へ向かいます・・・途中「制札場(せいさつば)」江戸時代、幕府の禁令を地域住民に知らせる場所で、県内では、櫃石島と本島と手島の3島にしか残っていない貴重な施設です。老朽化が激しく、取り壊しになってしまった島もありますが、手島の制札場はしっかりとした造りのまま残っています
ここから「安養寺」へ・・・・
金輪寺
安養寺の鐘楼
「安養寺」を過ぎると「八幡神社」です。後でゆっくり参拝する事にし神社の横から登山道へ入ります・・・・
最初は歩き安い勾配でしたが、だんだんと勾配がキツくなり、最後には木に摑まって登りました・・・登山道というより、どこでも歩く事が出来る感じです・・・・
約30分で尾方山山頂 217.2m 島の最高峰到着です・・・・「手島・二等三角点」展望はありません
いつものセレモニー
さて、ここから次の目的地 108.6mピークへ、どのルートで行こうか?という事になりました。直接108.6mピーク方面へ下りるという事も考えましたが、どんな道なのか不明なので安全策を取って元来た道を下り、登る途中にあったトラバース道を歩こうという事になりました・・・・・なんたって私達、か弱い女性ですから(^^;登る時に見つけていたトラバース道・・・・多分この道が108.6mピーク方面へ繋がっているハズです
案の定、五分ほどで石仏が見えて来ました・・・・・この道、昔から歩かれているという事ですよね
こんな、えぐれた場所もありましたが、全体的には歩き安い道・・・・尾方山の山裾にぐるっと参拝道が付いている感じです
比較的、新しい案内板が出できました・・・・ロープが見えたので、ここから海岸沿いの道へ下れるようです。帰りは、ここを下る事にしました
所々に石仏・・・・
「あと20分」と書かれた案内板までありました・・・・・
108.6mピークの手前に「石棺」があるようです
快適な道・・・・・
もうすぐ「石棺」のようです・・・・
「石棺」・・・案内板が無いと見過ごしそう・・・・
見晴らしが良いので、少し早いですが、ここで昼食にしました・・・・昼食といっても、まだ11時前ですけどね(^^;朝が早かったので、お腹ペコペコです・・・・・
昼食後、いよいよ108.6mピークへ向かいます・・・今日は藪漕ぎ覚悟で、ボロボロの服装で来ましたが赤テープも有り、あっという間に到着しました・・・・
「高越・四等三角点」・・・・赤テープがあるという事は、ここまで来られる方も居るという事ですよね
せっかく、ここまで来たので、「うのべ浜」側へ行ってみる事にしました・・地図を見ると池があるようです・・・石垣で出来た池、農作物用の水を溜めていたのでしょうか・・・・
海流の関係か、ゴミの数が凄かったです・・・・特に多かったのが発砲スチロール・・・軽いので流れ着いたのでしょうね・・・・しかし海に、こんなに沢山のゴミを捨てられているのかと思うとビックリです
もうひとつ、大きな池
「うのべ浜」へ出ました・・・・砂浜では無く小石がゴロゴロした浜です
目の前には、届きそうな水島の工業地帯
元来た道を戻り、ロープが設置されていた場所から海岸に出ます・・・・
途中「宝塔」と書かれた案内板があったので寄り道・・・・
五分ほどて「宝塔」に着きました・・・・
元来た道を少し引き返し、やっと海岸に出ました・・・・・
本来?であれば、ここが「石棺」への登山口のようです
目の前には「あなじ浜」と呼ばれる美しい浜・・・こちらも砂利が多い浜ですが先ほど行った「うのべ浜」に比べると小石のサイズが小さくなりました・・・・
作業船?が二隻並んでいます・・・・・何の作業をしている船でしょうか?
気持ちが良い場所なのでコーヒータイム♪朝は冷え込んだけど、時間が経つにつれ気温が上がりポカポカ陽気で昼寝したい位です・・・・
浜辺へ下りると、貝殻に混ざってガラスの破片が落ちていました。二人で童心に返りガラス拾い・・・茶色のガラスが多かったけど、ブルーやグリーンも混ざり、ちょっとしたお宝探し気分を味わう事が出来ました
keitannさんが撮影して下さりました
当初予定していた船の時間が気になりますが、せっかくなので残りひとつの三角点へも寄りましょうとの事で一便ずらす事にしました・・・・・これで、ゆっくりと歩く事が出来ます・・・海岸沿いから「石棺」へ行く場合は、案内板があります・・・・・
水仙が咲き誇っていますが、手入れされる方がいないのか雑草に覆われています・・・人口20人弱?では仕方がありません・・・・
梅の花、見頃です・・・・・
池の横のコンクリート道を進んで行きます・・・・ラーセン邸へ続く道です
池を過ぎると、嫌~な竹林になってきました・・・・・手入れされていない竹林の倒木は、どうやっても進めないので、諦めざるを得なくなるからです・・・・
もう少しで峠という手前、竹林が薄くなった場所があったのでここから取り付きました
数分頑張ると石仏がある道へ出ました・・・・石仏があるという事は道がある!という事ですよね
本日三つ目の三角点「権三森・四等三角点」です・・・・この三角点、竹林に囲まれ、数年後には辿り着けなくなるのでは・・・・
所々に赤テープがあったので、ここも少しは歩かれているという事でしょうか・・・・
このお地蔵様、倒れていたので二人で石の上へ乗せましたが、安定が悪いので石で支えました
赤テープに沿って進むと、コンクリート道の峠へ出ました・・・向かい側には金網で囲まれた貯水施設?があります・・・・私達は峠の手前から強引に登りましたが、峠から登るのが正解だったようです(^^;
無事に三角点を三つGetしたので後は港まで戻るだけです・・・・・今はほとんど見なくなった土壁の塀
このガラス、趣がありますよね
港まで戻ると河津桜が数輪咲いていました・・・・・背後は海です
船の時間まで一時間位あったので近場の散策へ・・・・驚いた事にオドリコソウの葉っぱは沢山ありましたが、一輪のみ咲いていて大感激
山へ登る事ばかり考えて朝はスルーした八幡神社を参拝します
手島のシンボル?とっても珍しい飛行機の木製プロペラが保存されています。海軍の試作の攻撃機に搭載されていたとされるそのプロペラは、意外にも手の届く高さの梁(ハリ)に設置されていて、なんと手で回すことができ、滑らかな仕上がりになっていることが分かります。
安養寺・・・・大きな鐘が吊るされていて、立派な石垣に囲まれた、真言宗のお寺です。鎌倉時代に建てられた、石造の”宝塔”があります。
焚火に使用する木?keitannさんによると丸亀地区の学生は手島で林間学習をするとか・・・・私が住んでいる高松地区は屋島少年自然の家でした・・・今もそうなのかな?ちなみに私が中学生だった頃は五色台でした(大昔の話です)
島に着くとまず目に飛び込んでくる、砕石の施設?
14:50発の船がやってきました・・・・これに乗って帰ります・・・行きはフェリーでしたが帰りは先週も乗った旅客線です
向かって左端の小さなピークが「高越・四等三角点」があったピーク、「石棺」があったのは鞍部付近です
先週訪れた「さぬき広島」
まだ未上陸の「小手島」
15:50 丸亀港まで戻って来ました・・・・・
二週連続「離島航路無料キャンペーン」を利用しての島歩きとなりました・・・・・来年も無料キャンペーンをして下さると嬉しいなぁ~時間の余裕があったので「ラーセン邸」へも行けば良かった・・・・手島、コンパクトで歩き安い島でした。藪も少なく重装備?で臨んだわりには楽に三角点へ行く事が出来ました・・島の山はのんびりして良いですね